愛美さんNEWシングル『カザニア』発売記念インタビュー!12月26日にはワンマンライブも決定!
2021年4月にシングル「ReSTARTING!!」でソロ活動を再開した愛美さんの新シングル「カザニア」が7月28日リリース!
7月から放送が始まったアニメ『現実主義勇者の王国再建記』のED曲で、自身もカルラ・バルガス役で出演! 「カザニア」はケルト楽器をアレンジに取り入れ、異世界感漂うさわやかで壮大なサウンドにのせ、愛美さんの伸びやかな歌声がすっと心に届く楽曲です。
カップリング2曲は愛美さんが作詞。「瞬間SummerDay!」は開放感あふれるサマーソング、「アナグラハイウェイ」はドライブがテーマの現実逃避曲に!? 愛美さんらしい視点で描く歌詞にも注目です!
12月26日にはZepp DiverCityにてワンマンライブを開催! 愛美さんの歌やギターパフォーマンスを堪能できるチャンスです!
『現実主義勇者の王国再建記』は王国の問題解決の過程がリアルに描かれ、勇気を与えてくれる作品
――アニメ『現実主義勇者の王国再建記』の印象をお聞かせ下さい。
愛美さん(以下、愛美):国の内政や財政の再建などがリアルに描かれていて面白いです。主人公のソーマが召喚された王国が直面する諸問題を解決していくまでのプロセスがこと細かに描かれていて。
ソーマが率先して国を変えようと頑張ることで、周りの人たちも共感し、仲間が増えていく様子を見て、まずは自分が動くことで環境を変えることができるんだと教えられました。自分自身を変えたかったり、何かに挑戦したい人が見たら勇気づけられる作品だと思います。
アニメの収録では、OP曲を歌っているリーシア役の水瀬いのりちゃんとお話しすることが多いです。いのりんとは、この作品で久しぶりに再会したのですが、一緒に主題歌を担当できて本当に嬉しいです。
――カルラ・バルガスの印象をお聞かせ下さい。
愛美:公式HPのキャラクター紹介には「意志を曲げない頑固者」と書かれていますが、話が進むにつれ、少しずつ彼女に変化が見えてきます。
頑なになってしまう不器用なところとか、自分の中の芯は大切にしながらも、吸収や理解をしようとするところなど、共感するところもたくさんありました。
またカルラは戦闘シーンも多いので熱さや勇ましさを意識しながら演じていますが、日常シーンではまた違ったカルラが見られるのでそのギャップも楽しんでいただけたら嬉しいです。
ED曲「カザニア」は民族楽器を使った風を感じるような突き抜けたさわやかさのある曲
――ED曲「カザニア」についてお聞かせ下さい。
愛美:作品の世界観に寄り添うのはもちろん、キャッチーで耳に残る素敵な楽曲だなと思いました。ケルトっぽい楽器も使っていますが、どの楽器を目立たせるかによって曲の雰囲気がガラっと変わるので、サウンドのバランスにはこだわりました。
――心地よくて、さわやかさを感じる曲ですね。
愛美: Bメロでリズムよくカチッと歌うことで、サビがより広がって聴こえると思います。細かな歌のニュアンスはその都度、話し合いながらレコーディングしていきました。
――歌詞は「出会うはずのない僕らは」はソーマや異世界の人たちを、「変わりゆくこと恐れずにいたい」は変革していく王国など、作品の世界観や前向きさが感じられますが、サビでは「たとえ今が幻でも」とせつなさも感じる部分もあって。
愛美:いろいろなキャラに当てはまる歌詞かなと思っているし、「ただ永遠を願ってしまう」には儚さや深い意味を感じています。この楽曲のキーワードになっている“風”は、誰に対しても平等に吹いているし、誰もが感じられるものですよね?
私が今感じている風は誰かにとっていつか感じる風になるし、すべての人はつながっているんだというメッセージでもあるのかなと。
――ちなみにタイトルの由来は?
愛美:タイトルは私が考えた造語で、由来になっているのは「ガザニア」という花です。別名が勲章菊だったり、花言葉が「あなたを誇りに思う」だったので、ソーマにピッタリだなと。
リーシアから見たソーマやその逆など、いろいろなキャラの視点で思い合う気持ちも表現できるのではないかと思って。
そこに曲のキーワードの1つになっている「風」と組み合わせたら「風near=風の近くで」にもなるし、カルラとしても空を飛びながら戦うシーンもあるので、いいタイトルになったかなと思っています。
――曲の構成も2AからDメロに入り、2Bにという流れもおもしろいです。
愛美:変則的ですよね。2Aの後に日本語ではない、英語っぽい言葉が入っていますが、何語でもない独自の言葉で。作詞作曲のタルタ(ノリキ)さんが考えてくださった言葉を、ふわっと歌うことで異世界感を表現してみました。そこはTVサイズでは流れないので、ぜひフルで聴いてください。
大自然と鏡に映る自分など幻想的なMV
――「カザニア」のMVはどんなテーマや撮影だったのでしょうか?
愛美:作品や楽曲が壮大な世界観なので、野外で自然に囲まれる中、1人で歌ったり、ギターを弾いています。ドローンを使って撮影したり、とても素敵な映像になっています。
また不思議な形の鏡に映る自分と見つめ合うカットがあったりと幻想的なMVにもなっていると思います。
――他に聴きどころや注目ポイントは?
愛美:実は前シングル「ReSTARTING!!」よりも先に制作が始まっていたので、愛美の歌を探し始めた第1歩の曲で、いわばエピソードゼロみたいな(笑)。アーティスト活動を再開した私の決意や願いも込めて歌っているので、そんな部分も感じていただけたら嬉しいです。