甘酸っぱい青春詰め合わせ系イラストマンガ『色づく季節と隣のキミと』ファン待望の書籍化! 作者・千種みのり先生にインタビュー|注目ポイントはキャラクターそれぞれの個性や特徴
これまでTwitterやpixivなどで精力的に活動してきた千種みのり先生の作品がついに書籍化! イラストマンガ『色づく季節と隣のキミと』(KADOKAWA)として2021年7月16日に発売されました。
素直でちょっと抜けてる桃瀬あかりちゃん、一直線に駆け抜ける女子力の塊のような紅葉彩華ちゃん、おとなしいけど意外と積極的な青葉美羽ちゃん、一人のことしか見えていない黒須おわりちゃんなど魅力的な女の子がたくさん登場! そんな彼女たちはそれぞれ片思いしている男の子がいて……。
贅沢なフルカラーで魅力的な恋する女性を描く千種みのり先生に、イラストに込めた思いや見どころなどをたっぷりと伺いました。
描き下ろしは「いつもより幅広な表情で描いた」
――『色づく季節と隣のキミと』の発売おめでとうございます! 書籍化が決まったときの率直な感想をお聞かせください。
千種みのり先生(以下、千種):ありがとうございます。初めて編集者さんにこのお話をいただいた時はシンプルに嬉しかったです。10代ということもあり、気分的にはまだまだお仕事なんてもらえるわけないだろうなあと思っていたので、まさか自分の趣味で描いていたキャラクターを書籍にしていただけるなんて! って感じでした。
――登場人物の瞳の色や名前が紐づいているなど、本作は「色」を重視されているように思います。そこには何か理由はありますか?
千種:色と名前を関連付けたのは特に深い意味はありませんでした。ただ私が名前をつける際に、何かキャラクター全体での共通点があると名前が付けやすいし、覚えやすいんじゃないかなという理由だけでした。
――たしかに色が印象的で覚えやすかったです。書籍化にあたり描き下ろしもされていますが、描き下ろしイラストを描く際に心がけた点や力を入れたポイントなどはありますか?
千種:普段SNSに載せているイラストはなるべく私の絵柄だと分かってもらえるよう、瞳が好きと言っていただけることが多かったので、それを意識して目は開いているイラストを描いていたのですが、描き下ろしではその本をお手にとっていただけた時点で私の作品だと分かってもらえていると思うので、思いきって目を薄めて笑っていたり、寝ていたりといつもより幅広な表情で描いたところですかね。
――いつもと違った青葉さんたちの表情が見られるのは嬉しいです! これまでTwitterやpixivなどで活動していて、読者のどんな反応が励みやモチベーションになりましたか?
千種:シンプルに「可愛い」「好き」といっていただけるのが一番嬉しいです。特に顔は、私自身あまり可愛く描けたと心から思える時が少なく、毎回悩みながら描いているので、他の人の目から見て可愛いと思っていただけていると知るととても嬉しいです。
――書籍化されることで新規読者もさらに増えるかと思います。新たな読者に注目してもらいたいポイントがあれば、ぜひ教えてください。
千種:キャラクターそれぞれの個性や特徴ですかね。ただ「可愛い女の子」としてだけではなく「青葉さん」「紅葉さん」などそれぞれのキャラクターとして見ていただけると嬉しいなと思います。