文通アイドルプロジェクト『Prince Letter(s)! フロムアイドル』亜月アキト役・土田玲央インタビュー|歌でもラップでもないポエトリーリーディングに一苦労!? 9/12開催のストーリーライブの見どころも
男性アイドルキャラクターたちに手紙を書いて送ると、彼らが“アナタだけのために”心を込めて書いた直筆の返事が届く“音楽と手紙で紡ぐアイドルプロジェクト”『Prince Letter(s)! フロムアイドル』。
全国からアイドル志望者たちが集う学園には、私生活を含めた「一切のインターネット使用禁止」という独自の校則があり、“手紙”だけがプライベートの時間を使って外部とやり取りができる手段です。
彼らから手紙が返ってきたとしても、その内容は“アナタとアイドルだけの秘密”。また、文通をするアイドル志望の彼らにも、ある“秘密”を抱えているのだとか……。
そんな気になる文通アイドルプロジェクトは、現在、公式YouTubeチャンネルでボイスドラマ『Prince Letter(s)! フロム亜月アキト』が無料配信中。メインキャラクターの亜月アキト、yuzu、冥王院シンンの3名がユニットを組み、アイドルとしてデビューを目指す物語が描かれています。
そして、9月12日にはボイスドラマのクライマックスが描かれ、デビューをかけた楽曲も披露されるストーリーライブが生配信で実施。今回、亜月アキトを演じる声優・土田玲央さんにインタビューを実施しました!
歌ともラップとも違うポエトリーリーディング
――本作は学園に通うアイドルたちと直に文通できるという画期的な内容ですが、コンセプトやテーマを聞かれての最初の印象をお聞かせください。
亜月アキト役・土田玲央さん(以下、土田):「……はい?」という印象でした(笑)。コンセプトを読んでも最初はなかなか飲み込めなくて、ポエトリーリーディングのムービー収録をした際に、アキトくんからお手紙をもらって初めて理解しました。
お手紙にはしっかりと“土田玲央くんへ”と書かれていたので、そこで「本当だったんだ!」と理解したんです。正直なところ、最初は“この人たち何を言っているんだろう……?”という疑問がありました(笑)。なので、同じ疑問を抱いている皆さんも、1回経験をしてみるとすべてが理解できると思います。
――確かに。最初、自分も理解するまで時間がかかりました。
土田:アイドルたちと直に文通をすることはできないと思っていたので、本当にびっくりしましたし、すごいなと思いました。
――亜月アキトくんのポエトリーリーディング楽曲を初めて聴かせていただきましたが、歌の中にたくさんの言葉が綴られていて衝撃を受けました。
土田:歌ともラップとも違うコンテンツではあるので、僕も新鮮さを感じましたし、収録が大変でした(笑)。
――具体的に、どのようなところが大変でしたか?
土田:聴いていただけるとわかるように、1小節に決められたフレーズを詰めなければならない、しかも感情を込めながら尺に収めなければいけなかったのですごく苦労しました。
また、自分がカウントを取れない人なので「ワン、ツー、スリー、フォーカウントのところ」と言われても「フォーカウントのところ……?」ってなっちゃって(笑)。
一同:(笑)。
土田:ダンスでも自分は結構、感覚でやるタイプなので、カウントや小節といったものに苦労しました。最終話が公開された後に3人の楽曲を聴いていただいたら、また印象が変わってくると思います。
9月12日に披露する楽曲は王道アイドルソング!
――土田さんが演じる亜月アキトくんについて、実際に演じてみてどのような人物だと感じましたか?
土田:最初は元気で可愛い男の子だと思っていましたが、いざボイスドラマを収録してみたら結構気を遣うような子なんだなと思いました。
周りのことを見ているというか、見過ぎている部分があって自分をあまり出さない。なので、「俺!俺!」という感じがないんです。どこまでも“人のために”が軸になっている子だと感じます。
アキトはある出来事がきっかけで思うように歌が歌えなくなってしまって、「歌える!大丈夫!」と自分に言い聞かせるんですけど、いざ人前に出るとどうしても……という欠点を抱えています。
そのことを最初は、仲間のyuzu(CV:堀江瞬)とシン(CV:土岐隼一)に言えないんです。そういうところでも、やっぱり自分を出せないところが彼にはあるんじゃないかな、と思いました。
――yuzuくんとシンくんと少しずつ打ち解ける過程も本作の見どころですね。
土田:yuzuもどんどん本性が見えてきますし、そういう意味でもアキトは2人のことを信用しつつ、でもまだ自分を出せずにいる、欠点があることを打ち明けられずに悩んだりしています。
――この記事を読まれて初めて興味を持った方がボイスドラマ(YouTubeで無料配信中!)をお聴きになるかもしれません。初めての方に、土田さんから注目ポイントを教えてください。
土田:第1話では3人の関係が始まるスタート地点ですので、どんどん変わっていく過程をボイスドラマで注目してほしいです。所々、アキトも影を見せる部分や抱えているものを隠そうとしている部分が出てくるので、そこも注目していただけたらと思います。
――9月12日にはボイスドラマと楽曲が連動した「ストーリーライブ」がオンライン生配信で実施されます。ここで本編のクライマックスが明らかになると同時に、3人で初めて歌唱もされるということですが、どういう楽曲になっているのか教えてください。
土田:(キーが)高かったです……。
スタッフ:アキトの声に合わせているので高くなっています。でもキーは少し下げました。
土田:高かったです。が、ほんの少しだけ下げてもらいまして……大変助かりました(笑) 楽曲に関していうと、王道のアイドルソングになっています。
――ということは、結構キラキラしている楽曲ですか?
土田:それはもう、さまざまなアイドルソングやアイドル像がありますから、聞いてのお楽しみです(笑)。3人で歌を披露するのは初めてですが、そもそもアキトくんは歌えるかどうか……。
――その真相が9月12日に明らかになるわけですね……!