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マンガ・ラノベ
『ベルサイユのばら』熱い想いが衝突し合うキャラクターたちの名言集|不朽の名作『ベルばら』らしい独特な台詞を集めました!
【マリーアントワネット編】気品溢れるルイ16世の王妃
「マリーはなぜ……顔も知らない殿下のところに嫁いでいかなくちゃならないの?」(コミックス1巻)
14歳の少女マリーが言った結婚に対しての一言です。当時のヨーロッパでは外交のため、若い年齢のうちに婚約が決められていました。隣接する外国と同盟を交わすようにマリーの姉たちも結婚していましたが、マリーはこの事に純粋な疑問と不安を抱いていたことがわかります。
「きょうは……べ…ルサイユはたいへんな人ですこと!」(コミックス1巻)
マリーアントワネットがデュ・バリー婦人に初めて話しかけた言葉です。新年の挨拶を交わすのですが、ほほっと笑われてかわされてしまいます。フランス王太子妃が元娼婦に話しかけたにも関わらずかわされてしまい、アントワネットのプライドは挫かれ敗北感を感じてこしまいました。悔しさと惨めさでこの言葉を脳内で何度も繰り返してしまうのでした。
品と情熱がある、これぞ!『ベルサイユのばら』の世界!
『ベルサイユのばら』の名言を場面と共にご紹介しました。それぞれのキャラクターらしさ溢れる名言が多く、読んでいて面白いですね。今の時代では感じえない愛と葛藤を感じ取れることが『ベルサイユのばら』の名言の魅力だと思います。オスカルとアンドレのような熱い想いが衝突するような恋愛……みなさんも憧れますよね⁉
身分制度が邪魔をして苦しみつつも、本当の愛を探しているキャラクターたち。伝えられない環境だからこそ思い切って言葉にすると、その好きの重みが溢れ出た言葉になるのでしょう。優雅なベルサイユを舞台に、爆発した感情の象徴である革命。キャラクターたちは感情がフランス革命と連動しているかのように、想いを募らせ溢れさせています。
いつ読んでも胸を熱くさせてくれる『ベルサイユのばら』。今回ご紹介できなかったキャラクターも切り返しが上手な言い方や皮肉な台詞など、面白い言葉をたくさん言っています。ぜひ読み返してお気に入りの名言を見つけつつ、『ベルサイユのばら』の世界に浸ってみてくださいね!
[文/杉村美奈]