夏アニメ『ひぐらしのなく頃に 卒』園崎魅音&詩音役・ゆきのさつきさんインタビュー「この時だけは、圭一への想いのみを拠り所にして演じました」【連載第5回】
2021年7月1日(木)よりTOKYO MX、BS11ほかで放送中のTVアニメ『ひぐらしのなく頃に 卒』。
昨年10月に放送された『業』の続編にあたる本作ですが、明かされていく『業』のエピソードの舞台裏や怒涛の新展開にファンの間で大きな話題を呼んでいます。
アニメイトタイムズでは、9月30日(木)に放送となる最終回に向けて、キャスト11名のメールインタビューを毎日連載でお届け! 第5回は、園崎魅音&詩音役のゆきのさつきさんです。
この時だけは、圭一への想いのみを拠り所にして演じました
――これまでの『ひぐらしのなく頃に』シリーズを通して、とくに印象に残っているシーンや思い出はありますか?
園崎魅音&詩音役・ゆきのさつきさん(以下、ゆきの):「目明し編」での爪剥がしや、詩音が鬼になって以降のシーンがとても鮮明に残ってます。
――ご自身が演じられたキャラクターとも、非常に長い付き合いとなっていると思いますが、キャラクターへの第一印象と、そこから印象が変化した点があれば教えてください。
ゆきの:一番最初にCDドラマで鬼隠し編を収録した時には、もう謎しかなくて(笑)。
監督って誰?って感じでしたし、まさか双子を演じる事になるとは思ってもいませんでした。「綿流し編」の梯子のシーンで、魅音が「呪われてるんだよ・・・」と言う一連のシーンで、「魅音だと思わなくて良いので、全くの別人格で演って下さい」と言われて、意味が分からないまま別人格で演じて、目明し編で(そう言う事か!)って納得したり。
目明し編でようやく自分の役の全てを理解しました。
――『ひぐらしのなく頃に』という作品の魅力は、どんな部分だと感じられていますか?
ゆきの:多角的にスポットを当てている所ではないでしょうか。
あるときは圭一に、あるときはレナに、あるときは鷹野さんにと言うふうに、視点が次々と変わって行く。その上で、あるシリーズでは表側を見せておきつつ、別のシリーズでその裏側を見せると言う解答編があったりして、(あの時、実はこうだった!)みたいなスッキリ感がある。
そして、なんといっても昭和感のノスタルジックさ!
令和になってもなお、日本の原風景として残して貰いたい風景です。