劇場版『きんいろモザイクThank you!!』西明日香さん×田中真奈美さん×種田梨沙さん×内山夕実さん×東山奈央さんロングインタビュー前編|実は特大のギャグアニメ!? 声優陣改めて語る『きんモザ』の魅力
『Thank you!!』は集大成作品なのに爆笑の連続!キャストが笑った名シーンをドドドッと紹介!
――では、卒業式の他に、劇場版で印象に残っているシーンはありますか?
内山:やっぱり「合格の舞」でしょう。
一同:あぁ~!(笑)
――あの歌とダンスは衝撃でした。
種田:あれは佐藤聡美さん(烏丸さくら)のせいです!(笑)
西:そうです! でも、佐藤聡美さんがやったときは、まだかわいかった。なのに、大西沙織(久世橋朱里)のせいでおもしろくなっちゃった!
一同:(爆笑)
種田:佐藤聡美さんが生み出し、大西沙織が手を加えた結果、おもしろシーンになりました。
東山:8月21日に行った舞台挨拶でも言いましたが、あの「合格の舞」にクレジットをつけるとしたら、「作曲:佐藤聡美さん、編曲:大西沙織ちゃん、カバー:内山夕実さん」です。
西:あはははは! ゆみりんがブーストをかけた。
東山:発声のいい3人が集まって、歌いながら踊ってるのがすっごくおもしろかった。
内山:あの収録は別々だったんだけど、可能ならば一緒にやりたかったなぁ~。
西:そうだよねー! でも、もし一緒に収録してたら笑い声が入っちゃうよ?
田中:あれは我慢する自信がない(笑)。
内山:でも、やってる姿を後ろから見たかったよ。
東山:笑っちゃいけないスタジオでおもしろいことをされると、笑いが逆噴射してきて体に変な影響が出そうじゃない?
田中:みんなで収録してたら、きっと「ブースから出て!」って言われてただろうね。
種田:「見どころ」という観点で言えば、今回は衣装がころころ変わるところもよかった。特にしのとアリスはいろんな衣装を着てて、アリスに限っては合格発表を見に行くときはサクラサクコスチュームを着てた。あの洋服、めちゃくちゃかわいいの! 桜の妖精みたいで!!
田中:合格発表のシーンね。アフレコのときは絵ができていなかったから、どんな感じなんだろうと思ってた。
西:超かわいかった!
種田:でもさ、あの場所では浮きまくりだったよね。
一同:(笑)
西:私、あれね! 演出としては最高だなって思った。縫製が甘くてパラパラって……。あれを見たときは「ステキ!」って思った。
種田:ね! ね! 誰があんな演出を考えたの? 神かっ!?
東山:みんなで「拾え拾え~」ってね(笑)。しかも、綾と陽子の分の受験番号を見てないし!
田中:あはははは! あのシーンは『きんモザ』の良さが十分すぎるほど詰まってるシーン。笑いと涙がどんどんやってくるよね。
東山:笑えるシーンつながりで言うと、今回は穂乃花もおかしかったなぁ。
種田:穂乃花が史上最高に様子が変だったよね。
内山:穂乃花は前半から飛ばしてたよね(笑)。カレンと自撮りしようとしたんだけど、棒をめっちゃ伸ばして不審者みたいになってるシーンがおもしろかった!
一同:(笑)
種田:穂乃花は後半でも勢いを弱めず、お約束の玉乗りのシーンもあるし。
田中:卒業式の朝に玉乗りで登場(笑)。
西:卒業式ひとつで、いろんなことが起こりすぎだよね。
東山:私が穂乃花のシーンで好きなのは、卒業式の入場のとき、カレンがレッドカーペットを歩いているのを妄想しながら超高速で拍手してるところ!
一同:パチパチパチパチ!(笑)
東山:あのシーンの作画がすごいんだけど、「いったいどこに枚数を使ってるの?」と、作画スタッフさんを心配しちゃったよ。
内山:そんな穂乃花の妄想に、後ろから声をあてている香奈もよかったなぁ。
西:よかった!
内山:合格発表のときも一緒にいたから、穂乃花と香奈の友情も、これからもずっと変わらずに続いていくんだなぁと思えた。それが垣間見られて、とってもよかった!
種田:うんうん!
内山:笑えるシーンを挙げていったらさ、キリが無いよね。私は「勇姉(いさねえ、大宮忍の姉・大宮勇)」が、しののお土産の清水寺の空気を「パーン!」するシーンもめっちゃ笑った。
田中:無慈悲にパーン!
西:いちど無音になってから、大音量の「パーン!」だったからね。
田中:あれは劇場の迫力の音響で味わってほしい!
種田:『きんモザ』のスタッフさんは、笑いを熟知してる。
東山:あの無音の間(ま)が絶妙だった!
内山:それはそうと、しのは形のないものをお土産にしすぎ……。
西:あははは! そうだね。「気持ち」とかね? 『Pretty Days』でアリスとカレンがショックを受けてたやつでしょ?(笑)
一同:(笑)