島﨑信長さん、羽多野渉さん、安済知佳さん、三上哲さんがお芝居で意識したこととは? アニメ『さんかく窓の外側は夜』第1話・第2話先行上映会レポート
2021年10月よりTOKYO MXほかにて放送がスタートするTVアニメ『さんかく窓の外側は夜』。
本作はヤマシタトモコ先生の同名ホラーコミックが原作で、偶然出会った除霊師の冷川理人と昔から不気味なモノを「視て」しまう体質の三角康介がバディを組み、数々の事件を解決していくストーリーとなっています。
その先行上映会が、9月25日(土)に新宿ピカデリーにて実施され、島﨑信長さん(三角康介役)、羽多野渉さん(冷川理人役)、安済知佳さん(非浦英莉可役)、三上哲さん(半澤日路輝役)が登壇し、第1話・第2話上映後のトークを繰り広げました。
絶妙な怖さがクセになる!
第1話、第2話の先行上映会後、島﨑さん、羽多野さん、安斎さん、三上さんの4名が登場。島﨑さんのMCによって、早速トークがスタートします!
心配でしょうがなかった羽多野さんは、第1話・第2話を皆さんが楽しんでくれたようでホッとした様子。結構前に収録したこともあって、懐かしみながら感想について話し始めます。
完成した映像を見て、絶妙な怖さになっているのがとても良いと口をそろえるキャスト陣。唯一、三上さん演じる半澤は霊が視えず信じていないキャラクターですが、三上さん自身は幽霊を信じているとのこと。霊が視えない半澤だからこそ、三角や冷川に大きな影響を与える存在であり、それぞれの登場人物にちゃんと登場する意味があるのが、この作品の面白さだと羽多野さんは熱く語ります。
また、本作のストーリーの要でもある非浦英莉可は、“呪いの言葉”が特徴的。じわじわとくるような演出がすごかったと安済さん。音響が『さんかく窓の外側は夜』の世界観をさらに際立たせています。
冷川を演じることが決まって、事務所のスタッフが「ぴったり!!」と喜んでくれたと話すのは羽多野さん。真面目で誠実な羽多野さんですが、島﨑さん曰く、役者を続けている人はどこかで変なことがあり、この作品を通して羽多野さんの中にぶっ飛んだ部分を感じたそうです。
声優というお仕事は会話や説得力を積み重ねながら演じますが、羽多野さん演じる冷川はそれらをぶっ壊して、いかに成立させないかを意識したとのこと。収録中はずっと不安で心配になっていた羽多野さんの様子を島﨑さんが打ち明けていました。
そして、キャスト全員が映像を見てカッコ良さを実感したと話すのが三上さん演じる半澤。セリフをかっこよく言うのではなく、存在がカッコよくなれば良いかなと思い演じたそうです。安済さんも、そんな半澤と冷川の会話が良いテンポ感で好きだと話します。
次に、アフレコ時の印象深いエピソードについて、現場で起きたという不思議な体験を披露。役者陣に配られるリハーサルのVTR映像が止まったり見られなかったり、不思議な現象が起きたそうです。いろいろな声優陣に現象が起きる中、最終的には冷川を演じる羽多野さんに現象が集まったとのこと。これも、作中の冷川に通ずるものがあり、ちょっと運命を感じてしまうようなエピソードですね。
さらに、『さんかく窓の外側は夜』の現場にはすごいメンバーがそろっているそうで、島﨑さん自身、良い吹き替え映画を見ているように感じたとのこと。まだまだ、発表されていない演者陣も登場するので、ぜひ1話1話にご注目ください。