『ワールドトリガー』3rdシーズン連続インタビュー：空閑遊真役・村中知さん｜修と掛け合いしている時は、相棒だし、信頼している、でも心配【連載第1回】

2ndシーズンのB級ランク戦のROUND5、6は印象的なことばかり

ーーこれまでに放送された中で、特に印象的だった戦いやエピソードがありましたらお聞かせください。

村中：2ndシーズンは印象深いエピソードが多すぎて。B級ランク戦ROUND5の香取隊との戦いでは、修、遊真、迅、千佳がメインキャラクターと思われがちだけど、他のキャラクターにも人生があり、必死で生きているんだとガツンと突き付けられたバトルであり、好きなエピソードでした。もう1組の対戦相手だった柿崎隊も、隊長の柿崎（国治）はいたって普通の人で、周りには嵐山（准）などヤバい連中ばかりなので引け目も感じていたけど、他の隊員に支えられてここまできて。人に支えられる人生もあるし、それによって輝ける人もいるよねと教えられた気がするし、ここでも作品の魅力を感じさせてもらえました。

そしてROUND6の王子隊、生駒隊戦はいいキャラが登場して、2ndシーズンの山場が来たなと。特に生駒隊は関西弁がおもしろくて、個性的だったのでアニメで見るのが楽しみでした。作戦会議とかもおちゃらけているようで戦いでは強いという、すごく魅力を感じました。

ーー同じ玉狛第２の仲間である修と千佳の成長や変化を感じた点は？

村中：修は元から努力家で、自分に足りないものをしっかり理解できているし、どうしたらいいのかを常に考えているし、周りの人の力を借りたり、価値観が違う遊真たちの発想や提案も受け入れることで、成長し続けている気がします。

千佳は友達を作ってしまうとさらわれてしまうかもというトラウマにとらわれて、周りの人とあまりコミュニケーションをとることができなかったけど、誰とでも仲良くなれてしまう遊真と出会い、ボーダーに入ることで、すごいトリオン量を持っていることにもおびえず、肯定してくれたことで、少しずつ心を開けるようになったのかなと。

あとスナイパーでありながらも人が撃てないという弱点をレッドバレットで克服しましたが、今後さらにどうなっていくのか気になるところです。