秋アニメ『ヴィジュアルプリズン』イヴ・ルイーズ役:七海ひろきさんインタビュー「実は……イヴにはもう一つ重大な秘密があります」【連載第4回】
原作・上松範康氏、音楽・Elements Garden、キャラクター原案・片桐いくみ氏、制作・A-1 Picturesで贈るオリジナルTVアニメーション『ヴィジュアルプリズン』が現在放送中です。
本作は、ヴァンパイアという宿命を生きる者たちが、「歌」を通して、「仲間」そして「自身」と向き合っていくストーリーとなっています。
今回アニメイトタイムズでは、総勢10名の出演声優陣にメールインタビューを実施! 作品やキャラクターのこと、収録現場の様子などを語っていただきました。
第4回目に登場するのは、イヴ・ルイーズ役の七海ひろきさん。ヴァンパイアハンターとしての冷酷な一面と普段見せるイヴのギャップが注目ポイントだそうです。七海さんが組みたいヴィジュアルバンドについても、設定から考えていただきました!
注目してほしいのはイヴのギャップ!
——本作はヴィジュアル系、音楽、ヴァンパイアとオタク心をくすぐられるテーマが盛りだくさんですが、最初に脚本・全体的なストーリーを読まれての感想をお聞かせください。
イヴ・ルイーズ役:七海ひろきさん(以下、七海):最初にアニメのテーマや設定を聞いたときは、素直に「どんなお話になるんだろう。楽しみ!!」でした。台本を貰うたびに、内容やキャラクターが紐解かれていくので毎回読むのが楽しみでした。
——イヴ・ルイーズというキャラクターは、七海さん自身どのような人物だと解釈されていますか? また、イヴのここに注目してほしいポイントを教えてください。
七海:イヴは、あまり表に感情を出さないんですが、とても仲間思いで優しい性格です。
多分、相手の気持ちやその場の雰囲気に合わせて、思ってることや言いたいことを我慢してしまうことも多そうな感じがします。
注目ポイントは、ヴァンパイアハンターとしての冷酷なイヴと、普段の穏やかなイヴのギャップです! 真逆とも言えるイヴの二面性を見ることができるので、ここは注目してほしいです。
——イヴの過去が垣間見えた第4話を振り返り、個人的に印象に残っているシーンやお気に入りのシーンはありますか?
七海:ヴァンパイアハンターであることが、アンジュとロビンにバレてしまうシーンが印象的でした。イヴは自分自身を否定し、「Nemesis」は化け物の叫びだと思いずっと苦しんでいたのを、アンジュが「Nemesis」は祈りの歌だと言ってくれたシーンは感動して泣きました。
——思い出に残っている収録現場でのエピソードや、印象深いディレクションなどがあれば教えてください。
七海:アンジュ役の千葉さんが、「OK」のディレクションが出た後も、ご自身が納得いくまでアフレコをされる姿を見て、その情熱に自分も刺激を受けました。自分も、もっともっと頑張ろうと思いました。
——第4話ではイヴがどこか苦しみをこらえた声で「イヴのテーマ」を歌い上げるシーンが印象的でした。本作は、音楽×ヴィジュアル系がテーマの1つですが、上松さんが手がける楽曲を歌ってみていかがでしたか?
七海:まずは、上松さんの作る楽曲を歌わせていただけたこと、すごく嬉しかったです! ヴィジュアル系がテーマなので歌い方も研究しましたし、練習もかなりしました。
「イヴのテーマ」は普段の優しく穏やかなイヴからは想像できないほど、激しく感情的なメロディと歌詞でしたので、全てを吐き出す気持ちで歌いました。
レコーディングでは、感情が高まりすぎて歌い終わったときは汗だくでした。