GRANRODEO アニメ『範馬刃牙』OPテーマ「Treasure Pleasure」ロングインタビュー|15周年を迎え、たゆまぬ進化を続けるふたりが踏み出した一歩の、その先
いよいよ“史上最強の親子喧嘩”を描き切った『バキ』シリーズのクライマックス『範馬刃牙』編へ突入ッッ──累計発行部数 8500 万部の板垣恵介による人気格闘マンガ『刃牙』シリーズ第 3 部『範馬刃牙』がNetflixで9月30日から配信スタート。
OPテーマはアニメ『バキ』大擂台賽編に引き続き、GRANRODEO が担当。OPテーマを表題にした32ndシングルが10月13日(水)にリリースされます。
ファンキーなホーン・セクション、スリリングなギター、ハイトーンヴォーカル & ライミングで疾走する「Treasure Pleasure」。ラップのパンチラインも含め、GRANRODEOならではのフィジカルな的な熱さが表れた、強烈なパワーを放つ1曲。
一方、カップリングの「青色センセーション」は80’sの風を感じる爽やかなナンバーに。どのような気持ちで作品に向かったのか、ボーカリストのKISHOW (谷山紀章)、ギタリストのe-ZUKA (飯塚昌明)にお話を聞きました。
ふたりにとっての『刃牙』シリーズとは?
──最凶死刑囚編と大擂台賽編に引き続き、アニメ『範馬刃牙』でもOPテーマを飾ることになりました。『刃牙』シリーズとのお付き合いもかなり長くなってきましたね。
KISHOW:幸運なことに。『刃牙』シリーズは連載がはじまって30周年。当時から良い意味で異質で強烈な存在感がある作品だなと思っていました。でも最初の「BEASTFUL」(アニメ『バキ』第1クールOPテーマ)の時は、こんなに長くご縁が続くとは思っていなかったです。
e-ZUKA:うれしいですね、やっぱり。「どういう曲が良いんだろう」と考えながらやっているところもあったんですけれど、ファンの皆さんに受け入れてもらえて、ありがたいことだなと。
──最初は手探りなところもあったんでしょうか。
e-ZUKA:そうですね。「BEASTFUL」の時にきーやんも言ってたんだけど……「マキシマム ザ ホルモンさんのようなアーティストがやったほうが良いんじゃないか」と(笑)。
KISHOW:マジで僕のイメージはそれなの!(笑) 『刃牙』アニメ化でGRANRODEOさんよろしくって言われたけど、ホルモンさんのようなバンドがふさわしいじゃないかって。
e-ZUKA:それで手を変え品を変えやってきて、また次もお願いされるというのは光栄なことです。それは『最遊記』シリーズもそうで。
GRANRODEOが主題歌に決まったときに(TVアニメ『最遊記RELOAD BLAST』OP主題歌「move on! イバラミチ」)、「GRANRODEO、えー! 今どきじゃん」って書かれていたことがあったんですよ。「あ、今どきって思われてるんだ」ってちょっと嬉しかったんですけれど(笑)。
──そっちで(笑)。
e-ZUKA:でも面白いなと思います。いま挙げたタイトルはどちらも懐の深い作品なので、“なんでもあり”と言うと語弊がありますけど、受け入れてもらえるんだなと。結果として『バキ』シリーズの3曲もまったく違うテイストになりましたし。
──今回の曲には<こき下ろされて変なスレ立てられたって笑ってやるのさ>という一節がありましたが、視聴者やファンの反応はやはり気になるものですか。
e-ZUKA:気になりますね。作品ファンの方、僕らのファン、どちらも気になります。長く続いているシリーズはそれだけファンの皆さんも熱いですから。ファンの方には「またこれか」と思われても嫌ですし(笑)。
アニメ主題歌は90秒サイズということもあって、宿命としてキャッチーになりがちなんですよね。少し似てしまうというか。だからこそ、そこでいかに新しいことに挑戦するかというのは考えています。
僕らのファンに対しては新しいものを見せたいですし、アニメのファンに対しては「作品に合ってるね、良いね。GRANRODEOって言うんだ」と思ってもらいたいなと。だからちょこちょこ(ネットの意見を)見ることもあります。
KISHOW:逆に僕はあんまり見ないんですよ。<こき下ろされて変なスレ立てられたって笑ってやるのさ>という歌詞は1番の歌詞の対比として入れていて。そういうものも今っぽくて良いかなと。