「ジャンルレスにアーティスト活動をやっていきたい、常に成長し続けていきたい」|声優・永塚拓馬さんアーティストデビュー記念インタビュー【後編】
『ヴィジュアルプリズン』ヴーヴ・エリザベス役、『アイドルマスター SideM』冬美旬役、『SK∞ エスケーエイト』MIYA役などでおなじみの声優・永塚拓馬さん。
ソロアーティストデビューとなるミニアルバム「dance with me」が、ユニバーサルミュージックと日本コロムビアの共同制作にて10月6日(水)にリリースされます。
記念すべきデビューミニアルバムということで、アニメイトタイムズではインタビューを実施! 前編と後編に分けて、永塚さんにたっぷりとお話を伺いました。
今回の後編では、“アーティスト”と“音楽”面に焦点を当て、アーティストデビューが決まったときのお気持ちやミニアルバムの楽曲、今後挑戦したいことなどを語っていただきました。
前編はこちら
☆当初は自分がどう見られているのか不安だった――自身が語るこれまでの声優人生【前編】
アーティストデビューに1番喜んでくれた人とは……?
——最初に、アーティストデビューのお話が来たとき、どのようなお気持ちでしたか?
永塚拓馬さん(以下、永塚):アーティストデビューの予兆がまったくなかったので、本当に青天の霹靂でした。勝手に、僕の中でアーティストデビューをしている方は、いろいろなお仕事でレーベルさんとご縁があって声をかけられるのかな?と思っていたんです。
でも、僕の場合、普通に事務所に行ったら「こういう話が来てます」と言われて「えっ!?」と驚くところから始まりました。
てっきり「怒られるのかな?」と思っていたらビッグニュースで(笑)。そのときは「ちょっと考えさせてください」とお答えさせていただきました。
——即答ではなかったんですね!
永塚:そうですね。やっぱりすぐに決めることではないと思っていたので、自分の中でいろいろと考えました。
——「YES」と返事を出す1番の決め手は何でしたか?
永塚:1番の決め手は、アーティスト活動することによっていろいろな表現ができるんじゃないかな、自分の中にないものが新しく見つかるのかなと思ったところです。声優活動で表現できなかったものが、アーティストとして活動することでファンの皆さんに表現できると思ったのでお受けしました。
——永塚さん自身、もとから個人名義で歌ってみたい、踊ってみたいという気持ちはあったのでしょうか?
永塚:歌やステージはもともと好きでしたが、個人としてやってみたい思いは正直今までありませんでした。見ることで満足してしまうというか、作品のキャラクターとしてステージに立つこともあったので、そっちに集中していきたい思いがあって。個人としてアーティスト活動することは自分とは関係のない世界だと思っていました。
——アーティストデビューするにあたり、ご家族など周りの反響はいかがでしたか?
永塚:実は、姉には言いましたが、(インタビュー時点では)両親にはまだ伝えていないんです。あまり僕の仕事に対して興味がなさそうで、何をやっているのかよく分かっていないようなので話す必要はないかなと(笑)。
——ふらっと入ったCDショップで見つけたらきっとビックリされますよ。
永塚:僕自身もビックリすると思います(笑)。本当に並ぶんですか!?
一同:(笑)。
永塚:まだアーティストデビューする実感がないので、自分でもどうなるのか想像がつきません。
——お姉様にはアーティストデビューすることを伝えられたそうですが、反応はいかがでしたか?
永塚:姉としては前々からアーティスト活動をしてほしかったみたいで。姉が僕以上に芸能界が好きでミーハーなんです(笑)。華やかな世界が好きな人なのですごく喜んでくれました。CDを聴いてどういう反応をするのか楽しみですし、たぶんダメ出しされると思います。
——弟には厳しいお姉様なんですね。
永塚:はい。姉はいつも僕に対してダメ出しをするタイプで、いつも「はいはい」と言いながら聞いています。今回も愛を持ったアドバイスや改善点がいただけるんじゃないかな(笑)。