音楽が禁忌とされた世界で、音楽を力に戦う物語!『takt op.Destiny』(タクトオーパス デスティニー)──4話まで見て、今後気になるポイントをまとめました!
DeNAとバンダイナムコアーツによるメディアミックスプロジェクト『takt op.』(タクトオーパス)。そのアニメ作品『takt op.Destiny』(タクトオーパス デスティニー)が、テレビ東京系6局ネット、BSテレビ東京他にて、2021年10月6日(火)より放送中!
音楽が禁忌とされた世界で、名曲を宿した少女「運命」とその指揮者である「タクト」が異形の怪物と戦うバトル。イラストレーターのLAMがキャラクター原案を行った世界は、MAPPA×MADHOUSEの制作で鮮やかに動きます!
そこで今回は、第3話まで放送を終えた『takt op.Destiny』(タクトオーパス デスティニー)の今後気になるポイントをまとめました。美しい戦いと音色が奏でる世界の見どころをたっぷりご紹介します!
1.音楽が禁忌とされた世界に、楽譜を身に宿し戦う! 要となる名曲たちのピアノの音色に耳を澄ませる!
音楽が作品のカナメいうこともあり、音楽に詳しくなくても「聞いたことある……!」という名曲が多用されている。そしてその音楽に沿った場面の転換が美しいのだ。
🌹TVアニメ #takt_op_Destiny
— 『takt op.Destiny』TVアニメ公式 (@takt_op_destiny) October 19, 2021
◤𝐂𝐡𝐚𝐩𝐭𝐞𝐫 𝟑「覚醒-𝐉𝐨𝐮𝐫𝐧𝐞𝐲-」◢
ご視聴ありがとうございました💐✨
🎧本編で使用された楽曲
▷ピアノソナタ第8番『悲愴』第2楽章 #ベートーヴェン#タクトオーパス
例えば、Chapter2「音楽 -Reincarnation-」では、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番、ベートーヴェンのピアノソナタ第8番「悲愴」第2楽章、というクラシックの名曲が、そしてタクトとコゼットのピアノ連弾は、A列車で行こう、我が心のジョージア、シング・シング・シングがメドレーで使用されており、それがキャラクターのピアノの上手さと心情を引き立てているのだ。
2.LAM先生の初アニメ! MAPPA×MADHOUSEの制作で鮮やかに動く!
有名イラストレーターのLAM先生がキャラクター原案を務めている。美しい色彩が印象に残るLAM先生は、これが初めてのアニメだ。
TVアニメ takt op.Destiny
— LAM (@ramdayo1122) October 5, 2021
いよいよ本日24時放送です🌹
素晴らしい作品に仕上がってますので是非ご覧ください!#takt_op_Destiny #タクトオーパス pic.twitter.com/8Dg7V4KGfW
TVアニメ takt op.Destiny
— LAM (@ramdayo1122) October 4, 2021
放送まであと1日!🌹
いよいよ明日です!宜しくお願いします!
⬇︎第2弾PV 公開中https://t.co/K3bAAbnyYk#takt_op_Destiny #タクトオーパス pic.twitter.com/z6lvY0CHPb
そんなLAM先生が作り出したキャラクターに命を吹き込むのはMAPPAとMADHOUSEだ。MAPPAもMADHOUSEもその繊細さと配色の美しさに定評がある。
もちろん戦闘シーンもそうなのだが、ぜひピアノを弾くシーンの作画の細かさにも注目して頂きたい。前述のクラシックやジャズをピアノで奏でるシーン、しっかり「弾いて」いるのだ。
正確に白鍵黒鍵を叩き、メロディーに沿って、滑らかに指が踊っている。この繊細さを出せるのはやはり、MAPPAとMADHOUSEのクオリティなのだ。
3.いざ、ニューヨーク・シンフォニカへ! 声優さん達の演技でリアリティーが溢れる
タクトと「運命」の戦闘を助けに来たコンダクターのレニーとパートナーの「巨人」を加え、対D2戦略拠点「ニューヨーク・シンフォニカ」に向かう。
ここまでは、激しいバトルシーンと美しい音楽が多かった本作だが、このシーンは会話のパートだ。タクト役の内山昂輝さんやアンナ役の本渡楓さん、レニー役の日野聡さんが演じるそれぞれの登場人物たちが思考を伝えるその演技によって、作品の世界をよりリアルに感じられる。
4.復興の道を辿るアメリカ各地。民官一体の復興は表向きでしかなかった
ラスベガスは主要であったカジノ産業は完全に停止。その後、復興支援により多額の予算を得つつ、市民主導によるトウモロコシの大量生産に成功して、食材流通の安定を担っている。
しかし、その予算に目をつけて、カジノ営業をする者と夜な夜なカジノで豪遊する一部の市民たち。コツコツと農業に勤しむ市民もいるのに、だ。
D2との戦いに目を向けていたが、どうやらシンフォニカの的はそれだけでは無いようだ。物語の展開と共に明らかになる市民達の思惑に、これからも目が離せない!
おわりに
今後の展開が期待される『takt op.Destiny』! 彼らはここから音楽がある世界を手に入れられるのか……!?
鮮やかな色調とキャラクターが気持ちよく動く戦闘シーンという「動」の部分と、名曲達が奏でられる美しい演奏シーンという「静」の部分。緩急が巧みで、見ていて飽きないのがこの作品だ。
生き生きとしていたコゼットが感情の起伏が少ない運命へと変化を遂げる所は、タクトの気持ちに寄り添うと心苦しく、彼女の命を延ばすために、無茶な道のりであるニューヨーク行きを決めるのも理解できる。
ここからの展開が気になる事が多い『takt op.Destiny』。彼らの運命をぜひ、お見逃しなく。
TVアニメ『takt op.Destiny(タクトオーパス デスティニー)』作品情報
放送・配信情報
テレビ東京系6局ネット・BSテレビ東京にて、10月5日より、毎週火曜深夜0時から放送!
Amazon Prime Videoにて10月5日より毎週火曜深夜1時から最速配信!
イントロダクション
「苦悩を突き抜けて、歓喜に至れ――L.V.ベートーヴェン」
音楽は人の心を照らす光――突如として、その『光』が世界から奪われる。空から黒い隕石『黒夜隕鉄』が降った夜、世界は様変わりした。黒い隕石から生み出された異形の怪物『D2』が、大地と人々を蹂躙し始める。D2は人の奏でる旋律に惹かれ、やがて『音楽』そのものが禁忌とされた。
だが、その怪物に抗う者達が現れる。
音楽を力とする少女達――『ムジカート』。彼女達は、人類史に残る偉大な歌劇、楽曲の楽譜(スコア)を身に宿し、D2を撃ち破る力とした。そして、彼女達を指揮し、導く『コンダクター』。
2047年。D2との抗争によって荒廃したアメリカ。コンダクターの『タクト』は、ムジカート『運命』と共にニューヨークを目指して旅していた。
音楽が失われた世界で、音楽を渇望する『タクト』。D2の殲滅を望むムジカート『運命』。二人の少年と少女が生み出す旋律は、歓喜かそれとも絶望か――
スタッフ
原作:DeNA・広井王子
監督:伊藤祐毅
シリーズ構成:𠮷村清子
キャラクター原案:LAM
キャラクターデザイン:長澤礼子
総作画監督:長澤礼子、菅野利之
アクションディレクター:岩澤亨
D2デザイン:原科大樹
武器デザイン:前並武志
美術監督:宇佐美哲也
色彩設計:末永絢子
3DCGモデリングディレクター:玉井真広
3DCGアニメーションディレクター:小野英希
撮影監督:伏原あかね
編集:木村佳史子
音楽:池頼広
音響監督:郷文裕貴
制作:MAPPA×MADHOUSE
オープニング主題歌:ryo (supercell) feat.まふまふ, gaku「タクト」
エンディング主題歌:中島美嘉「SYMPHONIA」
キャスト
朝雛タクト:内山昂輝
運命:若山詩音
アンナ・シュナイダー:本渡楓
巨人:伊藤美来
レニー:日野聡
天国:水瀬いのり
地獄:上田麗奈
シントラー:浪川大輔
ザーガン:花輪英司