三角の生い立ち、冷川の過去が明らかに! バックボーンを知るほど深みが増すシーンの連続! 秋アニメ『さんかく窓の外側は夜』第1話〜第6話の前半ストーリーをまとめて振り返り!【ネタバレあり】
現在、TVアニメ『さんかく窓の外側は夜』がTOKYO MX他にて好評放送中! FODにて独占見放題配信中です。(最新話の見逃し配信はTVer、 GYAO!でもご覧いただけます)
本作は累計発行部数200万部を突破し、実写映画かも遂げたヤマシタトモコ先生による漫画が原作。ホラー×ミステリー×バディ愛という世界観がとても魅力的で、一気に引き込まれるストーリーとなっています。
そこで今回、前半のストーリーが放送されたタイミングで第1話〜第6話までを振り返り! 各話の見どころやポイントを踏まえながら、アニメならではの魅力をご紹介します。
視聴を楽しんでいる方はもちろんのこと、「気になっているけどまだ見ていない」という方もまだ間に合います! 後半のストーリーを楽しむためにもぜひチェックしてください。
運命の出会いを果たす三角と冷川
三角康介(CV:島﨑信長)と冷川理人(CV:羽多野渉)が出会うシーンから始まる第1話「出逢」。ここでの注目ポイントは、やっぱり2人の“運命”の出会いです。
昔から不気味なモノを「視て」しまう体質の三角と、謎に包まれている除霊師・冷川。この2人が心霊探偵バディとなり、さまざまな事件を解決していくことになります。
終始マイペースで出会ったときから三角に執着する冷川と、そんな冷川に戸惑いながらもいつの間にか彼のペースに巻き込まれ放っておけなくなる三角。この2人の関係性がどのように進むのかは注目ポイントでもあります!
また、初めて本作に触れる方にとっては、何を考えているかわからない冷川という存在が不気味のように感じるかもしれませんが、1話1話とストーリーを順に追っていくと、冷川の言動から彼がどういう人なのか理解できるはずです。
だからこそ、第1話で離脱するのはもったいない……! 冷川に冷静なツッコミを入れる三角もとても面白いので、ぜひそこにも注目してみてください。
迎系多(CV:斉藤壮馬)が初登場!より激しくなる冷川の束縛
第2話「束縛」では、迎系多の登場で癒された方が多いのではないでしょうか。迎系多は女性に人気の占い師ですが、冷川と同じような特殊な能力を持っているので心霊系のアドバイスもしています。
三角や冷川とはまた違った存在で、コミュニケーション能力が高く聞き上手な明るい人物。また、強制的に除霊するのではなく、きちんと対話をして解決する方針を取っているところから、彼の人柄が垣間見えます。
そして、迎系多の登場によって、どんどん強くなる冷川の三角に対する執着心。かなり強い独占欲に「すごく愛が歪んでる……!」と思いつつ、それが冷川の愛情表現なのかな?とも考えてしまいます。
さらに、心霊現象が起きるという女子校を訪れた三角と冷川の前に現れた「非浦英莉可(CV:安済知佳)」。彼女は今後のストーリーに深く関わる人物なので要チェックです。
三角の“恐怖”が分かる第3話「呪詛」
「今の仕事を辞めたい」と三角・冷川に相談しにやってくる英莉可。彼女は、「呪い屋」をしている「死霊遣い(ネクロマンサー)」であることが判明します。
第2話の登場で「悪い人なのかな?」と思っていましたが、彼女も普通の女子高生で複雑な家庭環境で過ごしているようです。自分の声を無視する母親に、英莉可の力だけしか興味がない父親……。両親は英莉可を“娘”としてまともに向き合っていない状態なんです。
実は第3話の流れにはある伏線が。古い屋敷=一度入れば出られない家での出来事を描いたAパートから、三角と母親が楽しそうに会話をしている温かな家庭と、暗い中1人ぼっちでベランダの柵にもたれかかったいる英莉可の終盤のシーン。
家庭によってまったく違う様子が描かれている印象的な流れになっているのですが、後半のストーリーで描かれる“親子の話”につながっているんです。
また、ここの第3話の見どころは、不気味なモノが視える人にしか分からない“恐怖”と普通の人の視点がハッキリと描かれているところでしょう。
霊的なもので悩みがある同級生から相談された三角は冷川と一緒にその同級生の元へ行くのですが、霊的なものと向き合っている様子を不気味がられ、同級生から酷い言葉を浴びせられてしまいます。
相談を持ちかけられた側なのに、逆に不気味がられてしまう三角が不憫すぎて……。三角が「視える」ことを恐れているのは、霊的なモノが怖いだけでなく、視えない人から不気味がられることが怖かったのだと感じられるシーンです。