三角の生い立ち、冷川の過去が明らかに！　バックボーンを知るほど深みが増すシーンの連続！　秋アニメ『さんかく窓の外側は夜』第1話〜第6話の前半ストーリーをまとめて振り返り！【ネタバレあり】

なかなか踏み込めない冷川の心

第4話「陥穽（かんさい）」は除霊シーン以上のセクシーで蠱惑的なシーンが見どころです。第2話でも、冷川が三角の中に入るシーンがありましたが、第4話でもそのシーンが登場します。（「私を君の中に入れて」と電話越しに三角へ言う冷川がすごくセクシーで鳥肌が立ちます！）

三角を演じている島﨑さんもインタビューでおっしゃっていましたが、どこか人の心を引きつけるようなシーンは、ヤマシタトモコ先生節を感じます。

また、第4話は英莉可の力を利用している先生（CV：平田広明）も本格的に登場。英莉可曰く、先生は人間の負の感情が集まる場所を作り、その負を悪いことに活用しているそうです。

その場所を訪れた三角が、先生の影響を受けるシーンも見どころの1つ。三角が敏感な体質を持っているのも関係していますが、先生と三角にも何らかの“繋がり”があるようです。

そして、冷川に“どんな人間なのか”と真正面から問いかける三角のシーンもぜひ注目してほしいシーンの1つ。最初は振り回されてばかりの三角でしたが、冷川の“本当の姿”がどんどん気になり始めているんです。

一歩踏み込めそうで、ガードが堅い冷川の心に三角はいつか触れることができるのでしょうか。

三角の生い立ちが明らかに……！

前回の冷川とのやり取りで「知らないほうがいいかもしれない」と悩む三角。そこへ、英莉可の用心棒をしている逆木一臣（CV：諏訪部順一）が現れ、英莉可の家へ連れて行かれます。

何をされるのか不安になっている三角の気持ちとは裏腹に、英莉可は三角に英語を教えてもらいたいとのこと。素直に家庭教師を始める三角は本当に優しい人です……。

英語を教えながらも、英莉可から“先生”のことや謎に包まれている“研究会”について教えてもらいます。

一方、冷川は占い師の迎と遭遇。目の前に突然現れた霊を強制的に祓おうとする冷川に対し、「相手に寄り添うことが大事」と指摘する迎。

そんなことは意味がないという冷川ですが、三角と一緒にいるためにも「別のやり方を覚えろ」と警告じみた言葉をかけます。原作を知っている方は分かると思いますが、この言葉は後々深い意味を帯びることになるでしょう。

また、第5話は三角の生い立ちも明らかに。“先生”らしき青年も出てきますが、声を聞いた方は「おや？」と思ったはず。ハッキリと描かれているわけではありませんが、三角と先生が親密に繋がっていることが分かる回です。

「誰に裏切られるかなんて、誰にも分からないのに」と怖い目つきで英莉可に詰め寄る先生のCパートも必見。第5話は後半のストーリーにも繋がる結構重要なシーンと言えるでしょう……！

冷川の過去とは……？

半澤日路輝（CV：三上哲）の十数年前の回想からスタートする第6話。刑事としてまだ若かった半澤の目の前に、うつろな目をした幼い冷川が座っています。

何かの事件が起きたのか、取調室で対峙している若い半澤と幼い冷川。「わたしは、苦しくて、壊した。」と話す幼い冷川に、ますます謎が深まるばかりです。

一体、昔の冷川の身に何が起きたのか……今回ついに明らかになります。なんと、冷川は、母親（冷川塔子）に自身の力を見いだされ、"てのひら研究会"と呼ばれる特殊な集会の象徴的な立場に置かれてました。

研究会の大人たちからほぼ監禁された状態で、日々訪れる信者たちへ力を使わされていたのです。

そんなある日、とある"呪い"を受けた信者を相手にしたことをきっかけに、人を”呪う”という力の使い方を覚え、凄惨な事件を引き起こすことに…。

まだ子供の冷川は“呪い”が何なのか分からずに、ただ楽しいことだと無邪気に呪っていたんです。この幼少期の出来事が大人になった冷川にどう影響を与えるのか……また純粋でまっすぐにぶつかってくる三角をはじめ、色々な人と関わることでどう変わるのか……後半の見どころでもあります。

また、第6話では、運命の出会いを果たした第1話が冷川目線で描かれているのもポイント！　自分を唯一助けてくれる“運命”を探し続けていた冷川が、ついにその“運命”である三角をやや驚いた表情で見つめるシーンは、冷川の過去を踏まえた上で見ると目頭が熱くなります。

登場人物のバッグボーンを知るだけで、そのシーンの深みがこんなにも違うんだと改めて感じさせられました。

それだけ、TVアニメ『さんかく窓の外側は夜』は登場人物のバックボーンがとても濃厚で、それぞれの背景が複雑に絡み合っているからこそ魅了させられるストーリーになっています。

後半に入るとストーリーはどんどん加速していくので、ぜひ最後までお見逃しなく！　アニメイトタイムズでは、キャストインタビューも連載中ですので、こちらもチェックしてくださいね♩

連載バックナンバー

TVアニメ「さんかく窓の外側は夜」作品情報

心霊探偵バディによる新感覚”霊感エンターテインメント”

【放送・配信情報】
TOKYO MX：10月3日スタート　毎週日曜　22:00～
サンテレビ：10月3日スタート　毎週日曜　23:30～
BSフジ：10月5日スタート　毎週火曜　24:00～
CS「ホームドラマチャンネル」：11月より放送スタート
FOD独占配信：10月3日スタート　毎週日曜　22:00～　最新話配信

【イントロダクション】
「わたしの運命だ、君が。」
除霊師＆助手による史上最強の心霊探偵バディが誕生！

昔から不気味なモノを「視て」しまう体質の三角康介は、偶然出会った除霊師・冷川理人にその才能を見い出され、心霊探偵コンビを無理やり組まされてしまう。

「これは運命の出会いですよ」

三角に執着する冷川と、危うげな冷川を放っておけない三角。数々の事件を解決していくなか、浮かび上がる“運命” の真実とは──。

ヤマシタトモコによる漫画『さんかく窓の外側は夜』（クロフネコミックス／リブレ刊）。

累計発行部数200万部を突破したベストセラーコミックスが、実写映画化に続きTVアニメ化！「ホラー×ミステリー×バディ愛」の三拍子そろった新感覚“霊感エンターテインメント”がこの秋、幕を開ける！

【原作】
ヤマシタトモコ「さんかく窓の外側は夜」（クロフネコミックス／リブレ刊にて全10巻発売中）

【スタッフ】
監督・キャラクターデザイン：安田好孝
チーフディレクター：岩永大慈
シリーズ構成：関根アユミ
アニメーション制作：ゼロジー
製作：さんかく窓プロジェクト

【主題歌】
オープニングテーマ:フレデリック「サイカ」
エンディングテーマ:羽多野 渉「Breakers」

【キャスト】
島﨑信長（三角康介役）
羽多野 渉（冷川理人役）
斉藤壮馬（迎 系多役）
安済知佳（非浦英莉可役）
三上 哲（半澤日路輝役）
諏訪部順一（逆木一臣役）
ほか

公式サイト
公式ツイッター（＠sankakumado_PR）