秋アニメ『ヴィジュアルプリズン』ミスト・フレーヴ役:島﨑信長さんインタビュー|サガとの出会いで真紅に染まったミストの世界【連載第7回】
原作・上松範康氏、音楽・Elements Garden、キャラクター原案・片桐いくみ氏、制作・A-1 Picturesで贈るオリジナルTVアニメーション『ヴィジュアルプリズン』が現在放送中です。
本作は、ヴァンパイアという宿命を生きる者たちが、「歌」を通して、「仲間」そして「自身」と向き合っていくストーリーとなっています。
今回アニメイトタイムズでは、総勢10名の出演声優陣にメールインタビューを実施! 作品やキャラクターのこと、収録現場の様子などを語っていただきました。
第7回目に登場するのは、ミスト・フレーヴ役の島﨑信長さん。人間だった時のミストが特に印象的だったそうです。
そのほかのインタビューはこちら
◆『ヴィジュプリ』千葉翔也(結希アンジュ役) インタビュー【連載第1回】◆『ヴィジュプリ』古川 慎(ギルティア・ブリオン役) インタビュー【連載第2回】
◆『ヴィジュプリ』堀江瞬(ロビン・ラフィット役)インタビュー【連載第3回】
◆『ヴィジュプリ』七海ひろき(イヴ・ルイーズ役) インタビュー【連載第4回】
◆『ヴィジュプリ』江口拓也(サガ・ラトゥール役) インタビュー【連載第5回】
◆『ヴィジュプリ』矢野奨吾(ジャック・ムートン役) インタビュー【連載第6回】
◆『ヴィジュプリ』島﨑信長(ミスト・フレーヴ役) インタビュー【連載第7回】
◆『ヴィジュプリ』永塚拓馬(ヴーヴ・エリザベス役) インタビュー【連載第8回】
◆『ヴィジュプリ』増田俊樹(ディミトリ・ロマネ役) インタビュー【連載第9回】
サガとの出会いで真紅に染まったミストの世界
——本作はヴィジュアル系、音楽、ヴァンパイアとオタク心をくすぐられるテーマが盛りだくさんですが、最初に脚本・全体的なストーリーを読まれての感想をお聞かせください。
ミスト・フレーヴ役:島﨑信長さん(以下、島﨑)「考えるな、感じろ」というサガの声が聞こえてくるようでした。実際にはしっかり世界観の設定やバックボーンが練られているのですが、それ以上に勢いがすごい!
映像、音楽、音、声が一体となって怒涛の勢いで押し寄せてくる作品だと思います。多分1話を見ただけでは分からないことも多いと思うのですが、その分からない部分も含めて、楽しんでいただけたら幸いです。
——ミスト・フレーヴというキャラクターは、島﨑さん自身どのような人物だと解釈されていますか? また、ミストの素敵だと思える要素はどこでしょう?
島﨑:いつもプリプリしてますし苦労人に見えますが、「LOS†EDEN」での彼は何だかんだ好きで色々とやっているので、しっかりやり甲斐を感じていると思います。
サガは言わずかもがなですが、ジャックやエリザベスのことも大切に思っているんじゃないかな。生真面目でちょっと融通が効かないところも可愛いですよね。
——第7話ではミストがヴァンパイアになった過去が描かれました。アンジュとのやり取りやサガとの過去はもちろん、最後の「LOS†EDEN」のライブも印象に残る回でしたが、第7話を振り返ってみて思い出に残っている、お気に入りのシーンを教えてください。
島﨑:人間だった時のミストは特に印象的でした。病に冒されていたり、とんでもない資産家だったり、いきなりコンタクトを取ってくるサガだったり(笑)。
けど、間違いなくサガと出会ったことで、閉じていた彼の世界は開いたのだと思います。色褪せていた彼の世界が、鮮烈な真紅に染まりました。
——収録現場でのエピソードや、印象深いディレクションなどがあれば教えてください。
島﨑:コロナ禍で、皆話数ごとに色々な組み合わせで収録していたのですが、ミストはやはりほぼサガと一緒でしたね。
よくサガ役の拓也と「ヴィジュアルプリズンは皆で一緒に録っていたら現場がさらに面白くて仕方なかったろうにね」って話してました。
いつかまた、全員で収録できる時が来ますように!
——第7話では「ミストのテーマ」を歌唱されましたが、上松さんが手がける楽曲を歌ってみていかがでしたか? また「LOS†EDEN」ならではの楽曲の魅力、聴きどころも教えてください。
島﨑:「LOS†EDEN」の楽曲は、衝動の解放といいますか、美しさや格好良さの中に荒々しさや激しさがあって、メンバーの強い思いを感じられるところが好きです。
「My Principal」もバラードのように始まりますが、ミストの強く激しい思いをビンビンに感じる楽曲なので気持ちが良かったですね。