TVアニメ『異世界食堂2』ロメロ役 八代 拓さん×ジュリエッタ役 富田美憂さん インタビュー|8話は後輩吸血鬼のロロナとのやり取りと2話から変わった2人の様子、そして全ゴブリンに注目を!【連載06】
通称「飯テロ」として話題になったアニメの新シリーズ『異世界食堂2』(原作:犬塚惇平/主婦の友インフォス ヒーロー文庫刊) が2021年10月より放送中! アニメイトタイムズではアニメ復活を祝して、前シリーズに引き続き、連動インタビュー連載企画として出演キャストなどアニメに関わる方々をお招きしてのトークをお送りしています。
第6回にご登場いただくのは、今シリーズの2話に初登場した新キャラクターのロメロ役を演じる八代 拓さんと、ジュリエッタ役の富田美憂さんです。
『異世界食堂』の印象とキャラクターの印象、放送直前の8話の見どころのご紹介のほか、料理にまつわる質問にもお答えいただきました。
童話やファンタジーのような世界観で自分も「ねこや」にいる感覚になれる作品
――TVアニメ『異世界食堂2』で演じたり、原作を読んで感じた印象や魅力とは?
ロメロ役 八代 拓さん(以下、八代):食べ物や料理の描写がリアルで、実物よりもおいしそうに見えて。また童話やファンタジーのような世界観で、原作を読んだり、演じていると僕自身も不思議な異世界に迷い込んだように感じました。
ジュリエッタ役 富田美憂さん(以下、富田):現実離れしたキャラクターと世界観で、神秘的なシーンもあって、とてもきれいな作品だなと思いました。料理についても絵と文字の力で、どんな料理なのかが想像しやすいし、「どんな調味料が使われているんだろう?」などイマジネーションもどんどん膨らんできて。私自身も「ねこや」のお店にいるような感覚になれました。
――異世界のキャラクターと世界観、リアルな料理という、ファンタジーとリアルが違和感なく調和しているところがおもしろいですよね。
八代:この作品のキャラクターたちが驚くほどの料理や味に出会うことは日常生活を送る中ではなかなか体験することができないと思うんですよね。この作品に登場する料理も実在するものではあるけれど、ある意味、次元を超えたものかなと思うし、異世界にマッチしている気がします。
――おふたりは台本やリハーサルビデオのチェックは夜にすることが多いと思いますが、お腹がすいたりすることは?
富田:ビデオチェックをしている時に「お腹がすくな」とずっと思っていました(笑)。
八代:わかる! まさに「飯テロ」ですね。
2人が演じる吸血鬼のカップル。演じる時には普段の自身と違うため苦戦も!?
――ご自身が演じるキャラクターの印象とご自身との相違点を教えてください。
八代:ロメロは吸血鬼で、育ちの良さや気品が言動から自然に漂っていて。また2話で描かれていたようにジュリエッタと一緒に駆け落ちしてきたわけですが、すべてを投げうってまでジュリエッタを愛しているし、いつも彼女のことを第一に考えていて。
あと言葉遣いや誰かを呼ぶ時など常識的ではあるけど、「気品や高貴さが感じられるように演じてください」というディレクションをいただいたきました。彼は偉そうにしているわけでないのでニュアンスで入れるしかなくて難しかったです。自分と違う点もそこで、僕は偉い立場になったことがないので(笑)。彼が持つそういう環境下の元で育ってきた人の空気感は明らかに違うなと思ったし、演じていてもやりがいを感じました。
富田:ジュリエッタは、ロメロとは逆に、吸血鬼になったばかりなので、演じる時は浮世離れした感じを出さないようにしたほうがいいのかなと。きれいで、口調も丁寧で上品な部分は軸に置きつつも、私と同年代くらいかなと感じたので、吸血鬼感を出さずに等身大の普通の人っぽく、ナチュラルに演じられる役だと思いました。と言いつつも、今までこれほど上品な口調でしゃべるキャラクターを演じる機会はほとんどなかったので、ビデオチェックをした時、「私にできるかな?」と不安も感じましたが、精一杯演じさせていただきました。
八代:素敵だと思いました。すごく上品なジュリエッタです。
富田:それならよかった(笑)。私は普段、ジュリエッタほどの丁寧な言葉遣いはめったにしないので、彼女の遣い慣れている感じを出さなくてはいけなかったのが難しかったです。