TVアニメ『異世界食堂２』ロメロ役八代拓さん×ジュリエッタ役富田美憂さんインタビュー｜8話は後輩吸血鬼のロロナとのやり取りと2話から変わった2人の様子、そして全ゴブリンに注目を！【連載06】

おふたりの気になる料理経験と腕前は？

――「ねこや」の店主はどんな料理も作れますが、ご自身は料理されますか？

富田：料理はしないです。自炊がまったくできなくて、インスタントのものしか作れないので見習いたいなと思いました(笑)。成人してすぐに一人暮らしを始めたんですけど、それまでは夜、お仕事を終えて家に帰るとご飯の用意がされていて、当たり前のように食べていました。でも一人暮らしを始めたら作ってくれる人もいないし、自分でやらなきゃと思ってはいたけど、できなくて……。たまに実家に帰って、お母さんの手料理を食べると泣きそうになるくらい、じーんと来て…。

――「私、料理ができるようになりました。この間、ゆでたまごを作りました」という声優さんもいたので。

富田：そのレベルです！

八代：そんなにドヤ顔で言われると(笑)。

富田：そういう八代さんは料理するんですか？

八代：僕もまったくできません(笑)。

富田：料理できるような口ぶりだったじゃないですか！

八代：今、聞いていて懐かしいなと思ったのは、僕も18歳で上京した時は自炊しようと思っていたけど、なかなか続かなくて、そのうちにお金もなくなってきて。明日は何を食べようと途方に暮れていた時に、母親が作ってくれたご飯を思い出して。それから年齢を重ねましたが何ひとつ進歩せず。昨年は遂にカップラーメンを箱買いして、「俺はもうおしまいだ」と思いました(笑)。だから料理できる人がうらやましいです。

――このアニメの映像特典などで料理教室の企画をやっていただきたいです(笑)。

富田：ぜひ！　でもちゃんと食べられるものが作れるかなぁ…。

八代：以前、あるアニメの企画で、ティラミスを作ったことがあるんですけど、プリンのようにびっちゃびっちゃになってしまって。先生も最初は懇切丁寧に教えてくださったんですけど、途中からあきらめられてしまうくらい、ひどかった想い出があるんです。それは置いておいても富田さんの料理は個人的に見てみたいです。

富田：私も過去を振り返ると、料理上手なキャラクターを演じさせていただくことが多くて。パーソナリティをしていたラジオ番組でも私が料理を作って、もうひとりのパーソナリティの方やゲストさんに食べていただいていたんですけど、料理以前に食べてもいいものだろうかというものを毎回お出ししていました。両親が2人共、料理上手で、お母さんが外出でいない時もお父さんが作ってくれたので、まったく料理してこなくて。でも「料理すればできるだろう」とは思っていたけど、実際には料理できないことをその番組で思い知らされました。

富田さんが挑戦してみたいのは深夜の「●●●●」？

――『異世界食堂』は飯テロ作品とも言われますが、深夜にふと食べたくなるものは？

富田：ラーメンですね。深夜のラーメンなんて怖くできなくて。

八代：本当に!?　やってみなよ(笑)。

富田：相当おいしいんでしょうね。

八代：でもダメだよ。夜のラーメンには違う成分が入っているんじゃないかと思わせる魔力があるからね。

富田：生きているうちに一度は挑戦してみたいです。

八代：生きているうちにって(笑)。でもやってほしいなあ。

富田：じゃあ、私が深夜ラーメンして、マネージャーさんに「太った」と怒られたら、「八代さんから勧められた」と説明しますから。

八代：その時はマネージャーさんに頭を下げに行きます(笑)。そもそも深夜という時間帯に魔力があって、僕は深夜に麺類を食べることが多いんですけど、最近のオススメはコンビニで、ワンコインくらいで買える冷凍食品の餃子のクオリティがすごくて。レンジでチンするだけで、中華料理屋さんで出てくるような餃子が数分で食べられる魔力にどっぷりハマっています。タレなしでも味がついているし。

富田：すご～い！

八代：深夜じゃなくていいので、ぜひ食べてみてほしい。