TVアニメ『結城友奈は勇者である -大満開の章-』伊予島杏役・近藤玲奈さんインタビュー|「タマっち先輩と杏に関しては、本当に言葉にできない衝撃がありました」【連載02】
2021年10月より放送中のTVアニメ『結城友奈は勇者である -大満開の章-』。本作はアニメ『勇者である』シリーズの最新作で、結城友奈たち讃州中学校勇者部の面々に加え、これまで小説として展開されていた『乃木若葉は勇者である』『楠芽吹は勇者である』の物語をも描いています。
アニメイトタイムズでは、そんな本作の出演声優陣総勢17名を対象としたインタビューを実施しました。連載第2回目となる本稿では、西暦勇者編(『乃木若葉は勇者である』)の面々より、伊予島杏役・近藤玲奈さんへのインタビューをお届け!
近藤さんが印象に残ったと語ってくれたのは、涙無くして語れないあのシーン……
シリーズの物語でも一番古い時間軸を描いていることもあり壮絶な戦いが続いた西暦勇者編ですが、そんな物語でキャラクターたちを演じた声優陣の想いにも注目です。
物語の展開を知った時、嘘であって欲しいと願った
――先にドラマCDや『結城友奈は勇者である 花結いのきらめき』に登場していましたが、今回で遂に『乃木若葉は勇者である』アニメ化となりました。実際にご覧になってみていかがでしたか?
伊予島杏役・近藤玲奈さん(以下、近藤):乃木若葉チームは初代勇者ということもあり、勇者たちが生まれた原点の物語をぜひアニメで観てみたいという気持ちが大きかったので、そんな壮大な物語の臨場感をアニメならではの迫力のある映像と音で感じられたのが本当に嬉しかったです。
――アニメで改めて杏を演じた感想をお願いします。
近藤:杏役が決まった時から、いつか乃木若葉チームのアニメ化が実現したらいいなと思っていたので、時を経てやっと実現し、アフレコができた時、ついにこの瞬間が来たんだと感慨深い気持ちになりました。
――演じる際に気を付けている点、意識している点は?
近藤:ビジュアル通りのふんわりした大人しい女の子っぽい雰囲気を基本に、しっかり者のお姉さんみたいな要素も入れて、杏ならではの空気感を作るようにしています。
他の勇者に比べて活発なタイプではなく、知的な面で活躍することが多いので、影でみんなを支えていこうという気持ちで常に演じています。
――ご自身の演じるキャラクターの印象や魅力的な部分も教えていただけますでしょうか。
近藤:戦う勇者としては、体が弱く、怖がりなところもある杏ですが、本が大好きで、知識が豊富という大きな長所があります。
その知識を活かして的確なアドバイスをしたり、時にはまとめ役に回ったりしてみんなのことをサポートしているところが、杏の良いところだなと思います。
――『のわゆ』の物語は『結城友奈は勇者である』からかなり前の時代が描かれており、苦しくも衝撃的な展開が続きました。その点についての印象も教えてください。
近藤:初めて原作を読んで、物語の展開を知った時、嘘であって欲しいと願ったことを覚えています。
特にタマっち先輩と杏に関しては、本当に言葉にできない衝撃がありました。
初代勇者という重い任務を背負った彼女たちの壮絶な運命によって、救われたものもあれば失ったものもたくさんありましたが、この作品を観ている私個人としての気持ちは、自分を犠牲にしてまで戦ってくれて本当に本当にありがとうという、ただただ感謝の気持ちです。