『東京放課後サモナーズ』5周年記念企画記事 第2弾は制作スタッフの熱い想いをお届け! メインディレクター・四畳半助さん&アートディレクター・BomBomさんの一問一答!
ライフワンダーズ合同会社が配信するLGBT向けスマートフォンアプリ『東京放課後サモナーズ』(放サモ)が5周年を迎えます!
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本作は、23の異界、多様な種族の交わる東京を舞台に「本当のあなた」と100を超える登場キャラクターが活躍する数多のストーリーが楽しめるアプリゲームです。
このたび、アニメイトタイムズでは5周年を記念した企画記事を全3回でお届け! 第1弾は4つのポイントに分けて『放サモ』の魅力をお届けしましたが、今回の第2弾では、『放サモ』総監督・メインシナリオライターの四畳半助さんと、『放サモ』のビジュアルを支えるアートディレクター・イラストレーターのBomBomさんの一問一答をお届けします!
回答してくださった質問は全部で20個。お気に入りのイベントや今後の構想、裏話などファンにとっては貴重な内容が盛り沢山ですので、お見逃しなく!
四畳半助さん&BomBomさんの一問一答!
——1.「放サモ」をプレイしたユーザーへ、どのような思いを感じてほしいですか?
四畳半助さん(以下、半助):プレイしてくれたユーザーさんが、この先いつか何かを頑張る時に思い出してくれるようなプロジェクトであったらと思っています。
BomBomさん(以下、BomBom):どんな相手でも好きになっていい、という気持ちを感じてもらえたら嬉しいです。
——2.(半助さんへ)放サモのメインクエストの最終話、もしくは終わりの構想はすでにあるのでしょうか?
半助:「2部のラストにこういうことをしたい」という展望はあります。ただ、実際にそこへ向けてやってみている内に「これ、メインシナリオだけだと伝わらないな」となってしまいました。頑張って各イベントシナリオやフレーバーテキストに情報を練り込んでいます。
——3.今までに開催した中でお気に入りのイベントはなんですか?
半助:新鮮な方向性が出せた、という意味で「星空の転光機兵隊(ナイトグロウズ)」を。
BomBom:自分が担当したキャラがメインで活躍したイベントは、やはりみんなお気に入りですが、「ニャンと!福祭りの幻世奇術(ハッピーイリュージョン)」 は、褌がいっぱい出てきたので特にお気に入りです。
——4.シナリオの中でお気に入りのセリフは何ですか?
半助:ベンテンの台詞。「必要な失敗だったの、必要な足踏みだったの。いつか前に進む時のために!何も身になっていないように見えても、その繰り返しは、無駄はアタシには必要なものだったワケ!」
BomBom:ヘパイストスの、「天才にはクズとバカしかいない」という話の、一連のセリフ。
——5.「放サモ」では多種様々なキャラクターが登場しますが、さらに今後、どのようなキャラクターを登場させてみたいですか?
半助:今までの放サモキャラクター全てに共通する要素を外したキャラ。キリトは別カウントです。
BomBom:これまでもこれからも、尖りつつも根っこでは自分たちが感じる萌えの王道を外さないキャラを登場させ続けれればと思います。
——6.放サモのアプリがもし終了したとして、その先の構想などはあったりするんでしょうか?
半助:その時の自分が見たいものをずっと作っていければいいなと思います。放サモはここからが「当初目指していたもの」の正念場なのでまずは、今一番やりたいことに集中します!
BomBom:魅力的なキャラクターがたくさん生まれたので、媒体問わず、また活躍させることができればと思っています。
——7.放サモの格闘ゲームとか作るとしたら参戦させたいキャラクターはいますか???
半助:1キャラ挙げると、シヴァ。「こんな動きをしてほしい」「こんな風に操作したい」という夢があるので、形にできればと思っています。
BomBom:ジェド、ムサシ、イバラキなんかの性能切り替わり系のキャラは、使ってて面白そうかなと思います。
——8.「放サモ」がサービスを開始する際、現在のようなコンテンツの広がりは想像できましたか?
半助:最短3か月で終わるケースを想定していました、悲壮感。これだけ続くとは、自分も含めて初期開発メンバーは誰も思ってなかったのではないでしょうか。
BomBom:リリース時の周りの反応で、凄く頑張りつつメッチャ運がよければ1年くらいは続けれるかも、と思っていましたが、ここまで広がるとは想像できなかったです。
——9.放サモのサービス初期と現在で、放サモに対し、なにか心境の変化などあったりしましたらお聞かせください。
半助:作品の世界がアプリ外にまで広がって、いろいろなクリエイターの方に参加いただいて、思えば遠くへ来たものだなあ、と。
BomBom:制作に関わっていただける方がどんどん増えていった事もあり、色々な面で商業作品であるという意識は強くなったと思います。
——10.もしご自身が放サモの東京に転光したら、どのギルドに所属したいですか???
半助:クラフターズ。でも、ギルドのモットーのストイックさについていけない気もする。
BomBom:蒲田クラフターズ、現状では一番平和に過ごせそうなので。
——11.キャラクターのコスプレをするとしたら誰をやってみたいですか?
半助:コスプレはやるより見てみたい派です! 着ぐるみベースの獣人コスなどを別とすれば、人間ベースでみてみたいのはワカン・タンカやエーギルやアキハゴンゲン。 でも、どのキャラも夢ですね。
BomBom:シュクユウやマサノリの、ちょっとレトロ感のある格好はしてみたいです。
——12.放サモでグッズとしてほしいものは何ですか?
半助:ARメガネでいつも傍にいる、AI執事3Dホロケウカムイアプリ。普段使いできるキャラの持ち物系コスプレグッズ(カーシーマフラータオルはとってもお気に入りです!)『ノーマッドの新宿貧乏探偵メシ』5分アニメの円盤。それとそれと……。
BomBom:デフォルメタイプのミニフィギュア。
——13.(BomBomさんへ)キャラクターデザインを行う際に特に気を付けていることはありますか?
BomBom:二次創作をしていただく時に、それさえ描かれていればそのキャラクターだと認識できる特徴を、(できれば頭部まわりに)持たせるよう意識しています。
——14.放サモを制作される際に影響を受けた作品はありますか?
半助:ライトノベルの『蓬莱学園』シリーズや『TRAIN+TRAIN』。ゲームだと『デビルサバイバー1&2』、『東京魔人學園剣風帖』、『ガンパレードマーチ』、アリスソフト様の地域制圧型SLG各種、など。
BomBom:イラストという点では、同人サークルの頃から作ってきたものの延長線といった感じだったので、特にないと思います。
——15.(半助さんへ)シナリオ執筆の構想を練る際はどのような工程で行っておりますか?
半助:イベントのコンセプト決め(一番重要だと思っている)→読んでくださるユーザーの感情マップの3軸決め→キーワードの洗い出し&絞り込み。あとはひたすらにトライアンドエラー。
——16.温泉や水着のイベントなどがありますが、他にもやりたいけどやっていないイベントはありますか?
半助:
〇の〇〇ギルド同盟が崩壊した回(廻?)にフォーカスしたイベント。みんなで獣化してパニックなイベント。中世騎士団に入って成り上がりイベント。ヨリトモくんと政局SLG。などなど。
BomBom:鬼が好きなので、もう一度節分イベントか、なにかしら鬼がメインのイベントはやりたいです。
——17.七福神、八犬士など複数の団体モチーフが登場していますが、今後出したいと思っている団体モチーフはありますか?
半助:「別の七」と「九」が好きです。でも放サモだと世界観上難しいかも。「五」は出せるかな。
BomBom:十二星座、十二支、タロットカードなどありますが、どれも数が多いので全部そろえるのは難しそう。
——18.(BomBomさんへ)キャラクターデザインでの裏話や今だから言えるエピソードなどがあれば教えてください。
BomBom:ケンゴとオニワカのデザインが似たのは、「同人時代からのメインターゲット層に広く刺さるデザイン」という共通コンセプトと、オニワカをデザインする時に自分がケンゴのデザインをすっかり忘れていたため。(二人をデザインしたのは、リリース前の準備期間の初期と最後でかなり間が開いていた。)でもやっぱり自分は今でも、二人はそこまで似てないと思ってます(笑)。
——19.ズバリ、『東京放課後サモナーズ』の魅力は何でしょう?
半助:昔からいる、様々な神様や仏様、天使や悪魔が学生になって、共感できなさそうで出来そうな悩みを抱えているところに魅力を感じて貰えたら嬉しいな、と思います。
BomBom:絵に携わる人間としては、自分が昔からプレイしていたゲームでは、なかなかスポットが当たりにくかったデザインのキャラクターがたくさんいることでしょうか。
——20.さまざまなクリエーター様、声優様、そしてユーザーのみなさまへ一言おねがいします!
半助:ここからこれまでに様々な角度から描写してきたテーマを、「2部ラスト」へ向けて大きな形として提示できればと思っています。何卒これからも、あたたかいご声援よろしくお願いします!
BomBom:気づけば皆様に5年もお世話になっていて本当にありがたい限りです。いたらぬ所もまだまだありますが、これからも放サモひいてはライフワンダーズをよろしくお願いいたします!
ありがとうございました!
なお、次回にお届けする第3弾では、5周年施策と第13章の注目ポイントをご紹介します。こちらもお楽しみに!
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