TVアニメ『逆転世界ノ電池少女』クライマックス直前!赤城りん役・ファイルーズあいさんインタビュー|ラストにかけて真誅軍側の深堀りも!そして、切なくなるハヤテとりんの掛け合いとは――
365日オタクだというファイルーズさん、すぐに意気投合したキャストは……?
――アフレコ現場は、どんな雰囲気でしたか?
ファイルーズ:蒼葉夕紀役の鈴木愛奈ちゃんとは、一瞬でオタク友達になりました。私も表立って「このジャンルが好き」などは現場では言わないんですけど、この作品はオタクカルチャーが大事なテーマになっているので、「私はアニメとか漫画が大好きなオタクなんですけど、鈴木さんは何が好きなんですか?」みたいな話をしたら、好きな作品がどんどんどんどん出てきて(笑)。たまたま共通の好き作品があったので、すごく盛り上がって、愛奈ちゃんとはすぐに仲良しになりました。もう大好きです(笑)。
――では、ほかのキャラクターの声を聞いた感想などはありますか?
ファイルーズ:細道は、最初の会議のときに、空っぽで上っ面だけの子ですと聞いていたんですけど、第1話で声を聞いたときは、本当に軽薄で、人をちゃんと見てこなかった人なんだなと思ったんです。
でも、それと同時に本当は夢中になるものを求めていたり、夢中になれるものを愛し続けたいという思いがあるんだろうなという感情の揺れ動きも感じたので、絵も声も、すごくていねいに表現されているんだなと思いました。
――メガネを外すことで、軽薄な感じになるところも良かったですよね。
ファイルーズ:メガネを外すことで視界がぼやけるから、きっと細道が見ている世界ってあんなふうに霞がかっていたんだろうなと思いました。でもそれが電池少女たちと出会っていくことで変わっていく。そういう成長が物語の中で描かれていくので、そこは素晴らしいと思います!
子供の頃に夢中だったものを遠ざけて、どこか達観して見てしまうオトナってたくさんいると思うんですけど、そんなオトナにこそ見てほしいですよね。子供の頃に夢中だった情熱って、オトナになっても消えないんだよ!っていうことを知ってほしいです! それは生きる活力になりますから! 私もオタ活をしたいからお仕事を頑張れているので(笑)。
――では、ミサについてはいかがですか?
ファイルーズ:ミサが井澤詩織さんだと聞いたとき、ピッタリ!って思ったんです。ミサって、猫がモチーフだから、言動も猫っぽいんですけど、等身大の女の子と獣っぽい声の間にいらっしゃる井澤さんは本当にぴったりだと思いました。ミサって、あまり感情を表に出すタイプではないんですけど、その中でも感情が揺れ動くシーンがあったりするんです。そこの繊細なお芝居が、私にはできないな!すごいな!って思いました。
――杉田智和さんが演じるバルザック山田はどうでしたか?
ファイルーズ:面白すぎてみんなで笑っちゃうんですよ。
でもこの作品は、古いロボットアニメを見て来ている人でないとわからないようなネタも入っているので、そのあたりも理解している杉田さんがお芝居で引っ張ってくれていることが本当にたくさんあったので、すごく助かっていました。
――それでは、ここまでで印象的だったシーンを教えてください。
ファイルーズ:第2話の壁ドンではない“ロボドン”というフレーズが面白かったです(笑)。空っぽ(ホスト)の細道がロボドンをするんですけど、そこが本当に薄っぺらいんですよ。でも、ロボドンというフレーズも一生使うことがないと思うんですよね。そういう意味でも印象的でした。
で、そのあと、メガネを掛けた細道の絵がロボットが描いてあったことに細道が気付き、コスプレをしてりんの元に行くところはすごくカッコ良かったし、熱かったです。
――細道役の山下さんとの掛け合いはいかがでしたか?
ファイルーズ:掛け合いでいうと、第1話から一緒に必殺技を叫んでいるんですよ。山下さんとお芝居をするのは初めてだったので息が合うか心配だったんですけど、テストでお互いの感じを理解し、さすがの経験値で言い方も一瞬で合わせてくれたので、やっぱり頼りになるなぁと思いました。
――どっちが長く叫べるかの勝負だった、みたいなことを山下さんは話していましたよ?
ファイルーズ:あははは(笑)。私がわりと粘り強いので、お互いちらちらと牽制しながらやっていました。
――尺とかは決まっていないのですか?
ファイルーズ:決まっているんですけど、スタッフもアツい方々ですし、ロボットアニメは叫んでなんぼじゃないですか! そこはもうやりっ放しで、あとはうまく調整してくれていたんだと思います。だからボールドは無視していました。情熱って、予定調和じゃダメなんです!!
――ファイルーズさんって、必殺技を叫ぶキャラクターを演じることが多いですよね?
ファイルーズ:私、必殺技を叫ぶのが大好きなんです! 声優じゃないと叫ばないじゃないですか。もともとオタクであることもあって、それに対する憧れは昔からあったので、公の場で必殺技を叫べて、それが放送されるのは、気持ちよくて仕方ないです。りんが必要もないのにコスプレをしてガランドールに乗るのと同じ気持ちで、何かと叫びたくなっちゃうんです。
――では作品から少し離れて、ファイルーズさんは何のサブカルが好きですか?
ファイルーズ:私は、アニメ・マンガ、海外映画、ドラマですね。基本的には自分で操作するというより、監督がいて演者さんがいるという、完成された芸術を観るのが好きです。
私、絵を描くことも大好きなんですけど、計算された構図や色使い、演出みたいなものを鑑賞して楽しみたい、そこでインスピレーションを受けて自分の創作活動に繋げていくことが大好きなんです。
――オタ活の思い出ってありますか?
ファイルーズ:私は365日オタクなので、現在進行系でオタ活はしているんですけど、秋葉原には縁がなく、どちらかと言うと池袋の乙女ロードであったり、中野ブロードウェイなどにはよく行っていましたね。それこそ若いころは、お小遣いをもらうたびに池袋に行っていました。
――では最後に、10話以降の見どころを教えてください。
ファイルーズ:これからラストにかけて、敵の真誅軍側のキャラクターたちの深堀りもされていきます。そこで思わぬ出会いがあったりして、キャラクターたちの感情の揺れ動く姿を見られて、心に来るものがあったりしたので、そこもぜひ楽しみに見ていただけたらと思います。私はハヤテ(CV.日高里菜)とりんの掛け合いが切なかったです! なので最後まで一緒に盛り上がっていけたら嬉しいです!
[文・塚越淳一]
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□第1回 久導細道役・山下誠一郎さん
□第2回 赤城りん役・ファイルーズあいさん
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□第4回 黒木ミサ役・井澤詩織さん
イベント情報
ネットサイン会開催決定
赤城りん 役のファイルーズあいさんによる、直筆サインとお宛名を入れた『逆転世界ノ電池少女』特製ミニ色紙をプレゼントするネットサイン会の開催が決定しました!
開催日時:2021年12月12日(日)13時00分~
※開始時間は変更になる場合がございます。
※終了時間は未定です。
ネットサイン会:当日は下記アカウントにてサインを書いている様子をリアルタイムで配信いたします。
オリジナルTVアニメ「逆転世界ノ電池少女」作品情報
放送情報
2021年10月11日(月)より放送スタート!
AT-X:10月11日より 毎週月曜 23:00~
※リピート放送:毎週水曜 11:00~、毎週金曜 17:00~
TOKYO MX:10月11日より 毎週月曜 24:00~
読売テレビ:10月11日より 毎週月曜 25:59~
BS11:10月11日より 毎週月曜 24:00~
※放送開始日・放送時間は変更となる場合がございます。予めご了承ください。
配信情報
d アニメストアにて地上波同時・単独最速配信決定!
d アニメストア 10 月 11 日より 毎週月曜 24:00~
ABEMA プレミアム(見放題) 10 月 14 日より 毎週木曜 24:00~
ABEMA アニメチャンネル(無料) 10 月 14 日より 毎週木曜 25:30~ ※配信後1週間無料
その他サイトも 10 月 18 日(月)24:00 以降、順次配信予定!
<見放題サイト>
niconico(ニコニコ生放送/ニコニコチャンネル)/GYAO! /ひかり TV/FOD/バンダイチャンネル/
Hulu/TELASA/J:COM オンデマンド/みるプラス見放題プレミアム/アニメ放題/Amazon/
アニメカ/U-NEXT/Tver/ytv MyDo!
<都度課金サイト>
Rakuten TV/DMM.com/music.jp/ビデオマーケット/HAPPY!動画/クランクイン!ビデオ/
ムービーフル plus
※配信日時は変更になる場合がございます。予めご了承ください。
イントロダクション
西暦2019年、改元を目前とした日本。その上空に突如現出した異次元の裂け目。そこには天地逆転した異世界「真国日本」があった。
かつての軍国主義を維持したまま、永世昭和の世を続ける並行世界は、現行兵器を無効にするガス兵器「幻霧」と巨大人型兵器「伽藍」を駆使し、私たちの日本を軍事的侵略。瞬時に政府を掌握し、事実上の征服を果たす。
我らに「令和」という時代は訪れなかった......。
―――それから十年後。真国の属国として生まれ変わった幻国・日本。厳しい検閲の中、かつて隆盛を誇ったマンガ、アニメ、アイドル等のサブカル文化は完全に死に絶えた......かに見えた。
しかし、Otaku is not dead!
サブカル文化を守るため真国に真っ向から抗う集団が存在した。その名も秘密結社「アラハバキ」。そして主力兵器「ガランドール」と、その動力源となり戦う少女たち。人は彼女たちを称してこう呼んだ…、電池少女と…。
スタッフ
原作:伽藍堂
監督:安藤正臣
シリーズ構成:上江洲 誠
キャラクター原案:渡辺明夫
キャラクターデザイン:黒澤桂子
プロデュース:EGG FIRM
アニメーション制作:Lerche
オープニングテーマ:『Fever Dreamer』Mia REGINA
エンディングテーマ:『Reverse-Rebirth』鈴木愛奈
キャスト
久導細道:山下誠一郎
赤城りん:ファイルーズあい
蒼葉夕紀:鈴木愛奈
黒木ミサ:井澤詩織
東雲アカツキ-:寺島拓篤
真神ハヤテ:日高里菜
佐斯神ムサシ:藤井ゆきよ
神水流ヤクモ:下地紫野
バルザック山田:杉田智和
神楽坂ミミ:豊崎愛生
宗方安寿:福地教光
鵜飼:松田健一郎
メガネ:水島大宙
キャップ:葉山翔太
ポチャ:金子隼人
田中ナスターシャ:???
オリジナルアニメ「逆転世界ノ電池少女」公式サイト
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