私はパスタになりたかったーー初の作曲に挑戦した伊藤美来さんの9thシングル「パスタ」インタビュー│カップリング曲はロマンチックに見せかけて……?
2021年12月22日(水)、伊藤美来さん9thシングル「パスタ」がリリースされます。これまで「あお信号」「all yours」「いつかきっと」「Good Song」と作詞をしてきた伊藤さんが、今作でも作詞を担当。大好きなパスタに思いを馳せた歌詞になっています。
さらに今作では作曲にも挑戦。その産みの苦しみや、カップリング曲「傘の中でキスして」に込めた思い、さらには今年の振り返りについて語っていただきました。
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1年の目標はいつも達成できない? そんな2021年を振り返り
――年末なので、2021年を振り返っていただけますか?
伊藤美来さん(以下、伊藤):1月30日の『ANIMAX MUSIX 2021 ONLINE』から始まり、3月の『ITO MIKU Live Tour 2021 Rhythmic BEAM YOU』があってからは結構あっという間で、今年もお仕事中心の1年だったなと思います。
アフレコもそうですし、収録ものやアーティスト活動では歌詞を書いたり、フェスに呼んでいただいたり……お仕事のことをずっと考えていた1年でした。
――声優やアーティスト、さらにプライベートでのバランスは取れていましたか?
伊藤:そこに四苦八苦していました(笑)。1日は24時間なので、自分の中で順序立ててうまくやっていくことを学びつつ、しっかりひとつひとつの仕事に向かえるように頑張っていました。
――計画を立てるのは得意なほう?
伊藤:いや、できないです!(笑) 反動が来てしまうタイプで、一気に頑張ると一気に休みたくなるんです。たとえば1週間頑張って1日休みがあれば、もう全部寝たい!みたいな。何もしない日を作りたくなるタイプだったんですけど、そこもうまく使って、休みの日もちょいちょい仕事をしながら帳尻を合わせるというやり方を学びながら、でした。
――オン/オフのスイッチの難しさですね。後半はデビュー5周年の企画もさまざま動き出していましたし、アーティストとしての活動も多かった印象があります。
伊藤:いろんな企画を考えてくださって、ツイッター企画などはファンの方の言葉に自己肯定感を上げてもらったのでとても助かったし、もっと頑張ろう!と思いました(笑)。
――ファンのみんなの応援やコメントは嬉しいですよね。ライブやフェスも増えてきて、先日も『ANIMAX MUSIX 2021』(11月20日開催)に出演されていました。1月はオンラインでしたが、どうでしたか?
伊藤:やっぱり有観客が良いなと思っちゃいました。リスクがあることは分かっているんですけど、歌う側の気持ちだけを言葉にすると、お客さんがいてくれたほうが歌いやすいし、気持ちも乗りやすいし、良いパフォーマンスができるのではないかなと思います。あと、私にとって初めての横浜アリーナだったんです! 横浜アリーナってこんななんだ!って思いながら、朝入りました(笑)。
――いつか一人で立てる日にも期待してしまいますが、今回のご自身のステージはいかがでしたか?
伊藤:始まったらあっという間だったんです。今回は1日の中でPart1とPart2に分かれていたんですけど、私はPart1だったので、終わったあとのグリーティング含めて16時には終わっていて。ライブはしたけどこのあとどうしようか?と少し新鮮な感じになりました(笑)。ライブ自体は、カヴァーやコラボ、オールラインナップにソロもあったので、すごく充実した時間でした。
――ちなみに、こういう取材で年末年始は1年の目標を聞かれたりすると思うのですが、21年に立てた目標は達成できましたか?
伊藤:私、ようやく自分のことが分かってきまして、絶対に守れないんですよ! 誕生日とかに、この1年はこういうことをします!と言うんですけど、叶えたことがないんです!
――それは忘れているとかではなく?
伊藤:忘れているのもあるし……というか、忘れているんです(笑)。
――年明けに1度だけ更新されていたブログには「今年はしっかりと自分を愛してあげられるような丁寧な生活をしたいです。」と書いてありましたが……。
伊藤:素敵なことを言っているけど、丁寧な生活……何もしていないです(笑)。朝もギリギリまで寝ていて、朝活もできず、スムージーも飲まず、朝ごはんも作らず、部屋におしゃれな空間も作れず、インスタ映えの写真も撮れず……。
――なんかネガティブな要素しか出てこないので、来年に持ち越しましょうか(笑)。
伊藤:毎年持ち越しているんですよ! ホント有言実行ができないダメ人間だぁ。スムージーだって簡単だって言われていたけど、何でできないだろう。いいや、水で!って思っちゃうんですよね……。
――仕事が充実していたから良しとしましょう!
伊藤:本当にお仕事は充実していて、いろんなことをさせていただけた濃い1年でした!
――いろんなことで記憶に残っていることは、どんなことですか?
伊藤:写真集『Sheer』は5年ぶりで、頑張って撮影に行って素敵な風景とともに写っているのでチェックしていただきたいですし、TVアニメ『白い砂のアクアトープ』で主役をさせていただいたことや、今回のシングルでの作曲もそうですね。本当にいろいろなことをしました。