音楽
声優・アーティスト 羽多野渉 音楽活動10周年記念インタビュー【第3回】

羽多野渉さん音楽活動10周年記念連載企画 『Wataru’s Music Cafe』Part,3「Anime←Artist&Cast」編│タイアップ曲を歌う上での想いや工夫とは?

劇場版『Fw:ハマトラ』の主題歌になった「Rolling Life」は作品のその後を想起させる歌詞が素敵

――『ハマトラ』のED曲になった「Hikari」と『Dance with Devils』OP曲の「覚醒のAir」は、Part,2でたっぷりお話ししていただいたので、劇場版『Fw:ハマトラ』の主題歌になった「Rolling Life」(シングル「運命のCoda」収録)についてお聞かせください。

羽多野:「Hikari」を作詞・作曲していただいた永谷(喬夫)さんに作っていただいた楽曲で、「Hikari」よりも更に身近に感じられるカッコよさがあって、ロックなんだけどトガりきっていなくて。『ハマトラ』はシリーズを通して、キャラクターたちの友情や絆が描かれてきましたが、その先のストーリーを想起させるような歌詞の内容になっています。

今年行われたアコースティックライブで、僕がギターを弾いて、バンドさんたちと一緒に歌わせていただきましたが、サビの「だから、パーティを始めよう いつもの店に集まるんだ」を歌ったら自分も『ハマトラ』の世界に入った気分になって、「仲間っていいな」と思いました。

お話ししていたら、また『ハマトラ』が見たくなりました。劇場版『Fw:ハマトラ』を見てくれた方が、もう一度、『ハマトラ』見たいなと思ってもらえたらいいなと願っているし、そういう想いもこの曲に込められていると思います。

『ひとりじめマイヒーロー』のOP曲「ハートシグナル」はアーティスト羽多野 渉を知っていただくきっかけの1つになった曲

――そして「You Only Live Once」もPart.2をご覧になっていただくとして、TVアニメ『ひとりじめマイヒーロー』のOP曲「ハートシグナル」のご紹介をお願いします。

羽多野:「You Only Live Once」の作曲をしていただいた彦田元気さんに作曲していただいて、『アニサマ2017』に出演した時は「You Only Live Once」とこの曲を続けて歌わせていただきました。楽曲自体もおしゃれですが、アニメの出来も良かったし、OP映像もカラフルで。ただかわいらしいだけではなく、その中にしっかりメッセージが込められているので、今もたくさんの方に愛していただけているのかなと。『ひとりじめマイヒーロー』で僕を知ってくださった方もたくさんいて、今もライブで歌うと喜んでくださる方が多いし、アンケートでもこの曲が好きと言ってくださる方が多いです。

『ひとりじめマイヒーロー』の原作のありいめめこ先生が何度かライブを見に来てくださったり、コメントをくださるのもありがたいですし、いろいろな方との出会いや縁を作ってくれた作品であり、楽曲になりました。

劇場版『Dance with Devils』主題歌「KING&QUEEN」はTVシリーズとは違う結末で流れた曲

――次は、劇場版『Dance with Devils』主題歌「KING&QUEEN」のお話をお願いします。

羽多野:劇場版『Dance with Devils』はTVシリーズのEDとは違うEDが用意されていて、しかも6種類のマルチEDで。ヒロインのリツカが、彼女に想いを寄せる6人のうち、誰と一緒に生きていくのかをラストに選択するかでEDが変わって、その中で僕が演じたリツカのお兄ちゃん、リンドを選ぶEDもあり、その後に流れる曲ですと説明されました。

作詞はDaisuke Iwasakiさん、作曲は藤田淳平さんという「覚醒のAir」と同じタッグですが、イメージがガラリと変わって、ハッピーでパーティ感のある楽曲になり、聴いてくださる方も自然と体が動いてしまうような、かわいらしい楽曲になっています。

そういうEDを用意してくださったことも嬉しいですし、『Dance with Devils』という作品の可能性を広げてくれたスタッフさんたちに感謝です。アニメと劇場版の後は、俳優さんたちが演じるミュージカルにもなって、その中でもいろいろなパターンのEDが用意されていて、たくさんの方に喜んでいただいたそうです。作品の結末を選べるという、主人公が選択するリアルさと、TV版と劇場版で結末が違うという試みはすごいし、ミュージカルシーンの楽曲も変わって、TVシリーズとは違うデュエットが聴けるのもおもしろいなと。例えばリンドがレム(CV.斉藤壮馬さん)と歌ったり、ヒロインのリツカ(CV.茜屋日海夏さん)と歌えたりと楽しかったし、いい経験をさせていただきました。

歌だけの参加でも大歓迎! 今後も作品や人とのご縁を大切に

――これまでは全部、ご自身が出演する作品のタイアップ曲でしたが、もし楽曲のシンガーとしてのみ参加することになったらどう思われますか?

羽多野:それもまた嬉しいです。事務所としては「通行人でもいいので出させてもらえませんか?」とお願いするかもしれませんけど(笑)。アーティストとして見ていただいて、タイアップ曲のオファーをいただけるのも幸せなことで、告げられたらきっとニヤニヤしちゃうと思います。

――羽多野さんが1つのアニメで、OP曲とED曲の両方を同時に担当する日も近いかもしれませんね。

羽多野:いえいえ、それは恐れ多いです。もし実現できたら嬉しいですけど。でも、こんなにタイアップ曲を担当させていただけて、作品にも出演できることは幸せなことです。僕を音楽活動にお誘いいただき、ここまで導いてくださったスタッフさんや音楽チーム、各作品のみなさんのおかげなので、今後も素敵な縁を大切にしていきたいです。

(Part.4へ続く)
 

なたにとって演じることとは?

音楽情報

羽多野 渉「Breakers」

発売中
発売:エイベックス・ピクチャーズ

★アニメイト特典:アーティストブロマイド
※特典は無くなり次第、終了とさせて頂きます。ご了承下さい。

【アーティスト盤(CD+BD) 2,530円(税込)】

 

【アニメ盤(CD) 1,320円(税込)】

 

ライブ情報

『Wataru Hatano LIVE 2022 -colors-』

2022年3月13日(日)中野サンプラザ
14:00開場/14:45開演 
18:00開場/18:45開演
全席指定9,800円(税込)

◆チケット先行販売中!詳しくは公式サイトをチェック!

羽多野 渉アーティスト公式サイト
羽多野 渉アーティスト公式Twitter

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