田所あずささん初のデジタルシングル「箱庭の幸福」リリース記念インタビュー!幸せは一体どういうものを指すのか、というのを歌詞にしたかった──TVアニメ『リアデイルの大地にて』EDテーマに込めた想い
田所あずささんが初のデジタルシングル「箱庭の幸福」を2022年1月5日にリリース! 楽曲は、1月から放送がスタートするTVアニメ『リアデイルの大地にて』のEDテーマにもなっています。
21年にリリースした田所あずさがセルフプロデュースした4thアルバム『Waver』からの流れも引き継いだものとなっています。この楽曲をどのように生み出していったのか、そして2021年の総括も話していただきました。
目標にしていたことがかなった1年。田所あずささんの2021年を振り返る!
──アニメイトタイムズの取材で答えていただいた2021年の目標が、外画の吹き替えとゲーム実況をやりたいだったんです。
田所あずささん(以下、田所):どちらも叶えていますね! 吹き替えはまだ発表されてはいないものもありますが、ありがたいことにやらせていただいているので、逆にゲーム実況が疎かになっているかもしれない(笑)。
──外画はなぜやりたかったのですか?
田所:海外ドラマや洋画がもともと大好きで、やりたいという思いがずっとあったんです。なので「好きだから」というシンプルな理由なんですけど。
──やはりアニメとは意識することも違いますか?
田所:アニメとは息遣いとかも全然違いますし、体から音を出すというか。ちゃんとその人が日常で生きている呼吸を演じるというのはリアリティがあるからより勉強になるんです。
台本の形式もアニメとは違うし、チェックする部分も違っていて、ここは息を吐いてからスタートするとか。それを合わせないと呼吸がズレていったりしてしまうので、そういう新しいことに挑戦させてもらっている感じがして、日々勉強でした。
──そういう意味では、2021年は充実していた?
田所:ありがたいことに忙しくさせていただきましたけど、声優業をより中心にした1年だった気がしています。コロナ禍ということもあってライブもあまりできなかったので。
CDも『Waver』を出してからリリースしていないので、声優をメインでやっていて、その中での変化として外画のお仕事を数多くやらせていただけるようになってきたので、すごく勉強をした1年だったと思います。
必死についていく感じで、得るものがたくさんありましたし、悩みつつですけど新しいことに挑戦できた楽しい1年でした。
──音楽活動では『Waver』のリリースと、21年4月3日に初の無観客無料配信『AZUSA TADOKORO LIVE 2021~Waver~』を開催し、その映像作品も21年11月10日にリリースされましたよね。
田所:セルフプロデュースで、妥協せず作ったものだったから自信はあったんですけど、出してみての反応は未知だったので怖かったんです。
でも、びっくりするくらい良い反響があって。ファンの人もそうですし、業界の人からも良いと評価してもらえたのでびっくりしました。自信はあったけど、ちゃんと届いたんだなって。
このアルバムを作ることで、自分も生まれ変わったくらいの気持ちがあるので、私の人生においてはすごく大きな出来事だったと思います。
それを持ってのライブも良いものができていて、ものすごく集中してやったライブだったんです。ほんとやる前は、情緒がやばかったんですけどね(笑)。
最後の「Waver」を歌い終わったらぶわーって涙が溢れてくるくらい張り詰めた状態でやらせてもらったので思い入れも強いですし、作品としてめちゃくちゃ気合いを入れていたというか。
ライブというより作品を作るような感じだったので、今回それをパッケージにしていただいて、すごく嬉しいです。