冬アニメ『CUE!(キュー)』六石陽菜役・内山悠里菜さん&天童悠希役・鷹村彩花さんインタビュー|アフレコ現場で4チームの個性を再認識! Flowerは“熟年夫婦”、Birdは“男子高生”!?
リベル・エンタテインメントとポニーキャニオンが手がける次世代声優育成ゲーム『CUE!(キュー)』。架空の声優事務所「AiRBLUE(エールブルー)」に所属する声優の卵16人が奮闘するさまを描いた作品です。
2019年より、アプリゲームをはじめ、キャラクターを演じる声優陣によるライブやイベントなど、さまざまな展開が行われてきた本作が待望のTVアニメ化。2022年1月7日から、MBS、TBS、BS-TBS“アニメイズム”にて放送開始となります。
今回、アニメイトタイムズでは、AiRBLUEの所属声優・六石陽菜(むついし はるな)役・内山悠里菜さん、天童悠希(てんどう ゆうき)役・鷹村彩花さんにインタビューを実施!
アニメの魅力はもちろん、これまでの活動で印象的だったことや、AiRBLUEの4つのチームそれぞれの特色などをたっぷりと語っていただきました。
ひとりじゃないことを実感できた1stミニライブ
――おふたりは出会ってからどのくらいなのでしょうか?
ふたり:(初対面から)2年ちょっとです。
――初めて出会ったときと現在で、印象が変わったところなどはありますか?
天童悠希役・鷹村彩花さん(以下、鷹村):よく喋るようになったと思います(笑)。
一同:(笑)
鷹村:初めて会ったときは全然喋らない、おとなしめな人だと思いました。
六石陽菜役・内山悠里菜さん(以下、内山):私はいい意味で(鷹村さんの印象は)変わっていないです。最初からずっと「イェー!イェー!」みたいな感じでした(笑)。
――「イェー!イェー!」……?(笑)
内山:でも、ふたりで遊んだときに色々な考えを聞いて、しっかりした子だとも思いました!
鷹村:よかった、しっかり見えていて(笑)。
――具体的に「しっかりしているな」と感じる瞬間は?
内山:インタビュー記事を読んだときに実感します。キャラクターや作品についてもそうですし、パフォーマンスをするうえで何を大切にしているかなど、しっかり考えていることが伝わってくるんです。
最初はわちゃわちゃ賑やかな子だったので、「大丈夫かな?」と思ったのですが(笑)。
鷹村:ゴメンナサイ(笑)。
――一方の鷹村さんからご覧になって、内山さんの「よく喋る」以外の印象を挙げるなら?
鷹村:(内山さんは)ボーっとしているイメージがみなさんにもあると思うのですが、彼女のほうこそしっかり考えていると思います。キャラクターや作品に対する愛が人一倍強いです。
内山:嬉しい! ……言わせたみたいな気がしないでもないけど(笑)。
鷹村:言わされちゃった!というのはウソで(笑)。私たちは意外とお互いにしっかりしています(笑)。
――ではそんな作品やキャラへの向き合い方など、今回の取材でもぜひお聞かせください(笑)。改めて『CUE!』のTVアニメが2022年1月から放送開始となります。放送が近づいてきた今の心境はいかがですか?
鷹村:アニメの放送もそうですし、『CUE!』というコンテンツが始まって、もう2年経つこと自体があっという間に感じます。
内山:放送がスタートする実感が全然ないです。アニメの収録はすべて終わっているのですが、「録ったよね……?」という気持ちで。
鷹村:フワフワしているよね。
内山:私自身、アニメのアフレコが初めての経験なので、「1月放送!」と見たり、聞いたりしても、「ほー、そー……?」と、全然実感がありません。
――自宅のTVに映るまで信じられない、みたいな。
内山:そうですね。(放送を観たら)絶対に泣くと思います。
――この取材時には放送までもう50日を切っていますね。
鷹村:っ!!(息を呑んで) や~だ~、すご~い……!(オーバーリアクション気味に)
内山:大丈夫? ホントに思ってる?(笑)
鷹村:思ってます! すごく思ってます!!
――放送は楽しみですよね(笑)。TVアニメ化のお話を聞いたのはいつ頃だったのでしょうか?
鷹村:2020年の夏にライブのパンフレット撮影があり、そこで初めて聞きました。「みんなに大事な話があります」という切り出し方で。
内山:けっこうしんみりした雰囲気だったよね。
鷹村:どんなお知らせか分からなく、みんなでドキドキしていたので、「アニメ化します!」と言われたときは驚きました。
内山:撮影の合間に16人全員が呼ばれるなんてあまりないことなので、「なに、怖い……」とめちゃくちゃ怯えていました(笑)。なので、発表を聞いたときはすごく嬉しかったです。
鷹村:その発表から今まで、アニメの収録以外の活動もあったので、本当にあっという間でした。
――ちなみに、これまでの『CUE!』で印象に残っている活動は?
鷹村:私は『CUE!』がデビュー作で、初めての体験をたくさんさせてもらっていますから、全部が印象的です。
アニメに関して言えば、名前の付いたレギュラーキャラとして出演するのは初めてだったので、モブキャラクターとして出演するときとは違うな、と思いました。収録形態が変わり、数人ずつで録るのも新鮮で印象的でした。
ほかのメンバーの演技を見るのも初めてだったので、それもすごく印象に残っています。ゲームはひとりで録るので、「(掛け合い相手が)こんな感じで来るんだろうな」と予測しながら収録していたのですが、アニメでは実際に掛け合っているので、「生き生きとした、生のお芝居をしている」と感じました。
内山:私が印象に残っているのはやっぱりライブですね。1stミニライブ「Nice to meet you!」が成功したとき、ステージ上で初めて泣きました。
陽菜は『CUE!』という作品で、最初に登場したキャラクターでしたし、ほかのメンバーには、私より経験のある方のお名前もたくさんあったので、「(最初に出るのが)私で大丈夫かな……」という気持ちがあったんです。
MCを担当させていただくことも多く、「しっかりしなきゃいけない、やらなきゃ」と無理やり頑張っていたので、成功したときに泣いちゃったんだと思います。みんながもらい泣きをしてくれて、ひとりじゃなかったことを強く実感しました。
そこからは、みんながいるから大丈夫だと思えるようになったので、ステージ上では泣いていないと思います。「自分ができないところは他の子が支えてくれるし、そんなに気負わなくて大丈夫」と思えたのはライブがあったからです。
――ライブを通して、身近な存在として周りのメンバーをより実感できたんですね。
内山:MVなど、リーダーズ(※1)で一緒になるときも「ひとりじゃない」とすごく感じます。それぞれのチームの代表として頑張っているリーダーズにも支えてもらっています。
鷹村:ありがとう。私も支えてもらっています。
(※1)各チームのリーダー4名の総称。メンバーは内山悠里菜さん・鷹村彩花さん・安齋由香里さん・立花日菜さん