声優・駒田航さんの写真に対する熱量が詰まったページをめくるのが楽しくなる1冊! 撮影裏話やこだわりを語る「駒田航のKomastagram」2nd フォトブック発売記念インタビュー! 発売記念イベント後のコメントも到着
カメラマン・駒田航としての挑戦にも注目!
――そして、今回は12名の豪華声優陣の写真も豊富です。
駒田:僕が撮影させていただいているゲストの方たちは、番組内で撮影したものですので2冊目のコンセプトに合わせて撮っているわけではありませんが、季節感やゲストの方のリクエストに応えているのでページをめくるごとに雰囲気は全然違います。
あと、単純に撮る側として、みんな撮られるのがうまいな~!と強く感じました。特に、声優業界は年々撮られる機会が増えているので、同じ人を来年撮ったら来年のほうが絶対良い写真になるんです。
突然「カッコいい顔をしてください」「顔をきめてください」と言われても、そうナチュラルに作ることはできないと思うんですけど、皆さん上手に魅せていて仕事人だなと印象を受けました。
しかも、生配信されている中で写真を撮っているので、その姿を皆さんに見せながらもちゃんとキメのショットが撮れるようにしてくれているのはありがたいですし、僕もその瞬間を撮り逃してはいけないというミッションで挑んでいます。
――どれも素敵な写真ですが、全体的に1stフォトブックとは違うポイントはありますか?
駒田:全体的に色っぽいカットが多いかもしれません。1stフォトブックは結構スタンダードに写真を構成しましたが、今回は前回があるおかげでブラッシュアップがしやすかったです。
全員親交のある方たちですが、この企画に関しては誰よりもカッコよく撮らせてほしい気持ちがありました。基本的に、ページいっぱいに写真を持ってきているものは自分の力作です。
――おぉ〜! 本当にこだわりを持って撮影されているのですね。
駒田:カメラマンをやっているからこそ、カメラマンに対するリスペクトが強くて、僕は先にくる肩書きは“声優”なので、その片手間に撮影したりカメラを扱ったりしていると思われたくないんです。
ほとんど同じスタジオで撮っているので同じテイストにならないように、アイデアをたくさん出さなければならないですし、そこでどういう差が出せるのかが1番の課題です。
ゲストの方も割と近々で決まることが多いので、何を手配して何を背景にして何を使うのか、雰囲気づくりからきちんと考えなければなりません。ゲストの方々でも個性があるので、それをうまく出せると落差が出て楽しめると思うんです。
――今回のゲストの方の中で、特に魅せられた方はいましたか?
駒田:(ゲストの方々の写真を改めて見ながら)……笠間淳ですね。これはヤバイ。
フォトブック編集スタッフ:編集部ではみんな“袋とじ”と言っています。
駒田:あはははは(笑)。それほど本当にヤバいです。ギリギリを攻めています。
――これも駒田さんが考えられた雰囲気や構図なんですよね。ゲストによって撮影時の雰囲気やテーマはどのように決められているのですか?
駒田:撮り方は僕に一任されているので、いろいろと考えました。大体のポーズや構図はこれまで使ってきたので、いろいろな人の写真を見たり、動画で撮影技法をチェックしたりしました。
この人の撮影だからこうしようというよりは、毎日何かしらの写真や動画を見て面白そうな構図や撮影技法があったらメモをして、撮影で生かせるようにしています。
――おぉ! では、引き出しをたくさん持っているのでは?
駒田:それが、これだけチェックしていてもやっぱり出尽くしてしまいます。派手な衣装だと割と映えますが、地味な衣装だとなかなかうまくいかないんです。ライトで遊ぶにしても何ができる?ほかに方法はあるのか?と、いっぱい考えなきゃいけなくて。
でも、こうやって選りすぐりの写真を並べるとめくるだけでも楽しくなると思うので、これを踏まえて次の3冊目のことを考えて動こうと思っています。
――もう今から3rd フォトブックが楽しみです! ちなみに今後、駒田さん自身が撮影してみたい声優さんはいますか?
駒田:初めましてのベテランさんを撮影してみたいです。それこそ、和風を感じられる場所で和服を着られたら渋いカッコ良さが出ると思います。
もちろん、和服は若い人でも似合うと思いますが、人生に年季を重ねている方のほうがバックグラウンドもあるのでカッコ良く映えるんじゃないかなと。
あとは声優さんに限らず、いろいろな方も対象に撮っていけたら良いですね。全然関係ない業種の人を撮っても面白そうです。
――確かに!
駒田:また、今回のフォトブックでは、たかはし智秋さんもゲストとして参加してくださっていて、僕自身初めて女性を撮らせていただきました。実際に撮影をしてみて、完成図が男性とは違う良さがあるんです。なので、性別関係なく、どんどんトライしていきたいなとも思いました。
幅を広げようと思えばいくらでも広げられますし、見てくれている人たちがどういう撮影をどういう被写体を持ってきてほしいのかも聞きたいです。たとえば、芸人さんだったり、バスの運転手さんシリーズだったり(笑)。そういうのも面白そうですよね。
――また違った面白さが出そうですね。
駒田:皆さんがまったく知らない人を撮ることになった場合、カッコいい!可愛い!と思ってもらえる写真を撮るにはどうすればいいのか考えていきたいです。
――では最後に、「駒田航のKomastagram」でやってみたいこと、挑戦してみたいことを教えてください。
駒田:今まで外での撮影はハウススタジオのお庭を利用したぐらいなので、完全な外ロケでの撮影に挑戦してみたいです。特殊ですけど、ロケのような形で撮影企画ができたら面白くなるんじゃないかな。結構、外は天候に左右されるので撮影が難しいんです。
――自然光は本当に難しいですよね……。
駒田:めちゃくちゃ難しいです……! 光のグラデーションが細かすぎて、レタッチもすごく難しい。スタジオの光は比較的均一に行き届きますが、外はなかなか……。でも、そういうのも味付けとしては面白いので、どんどん挑戦していきたいです。
その分、機材がどんどん増えていくことになりますが(笑)。「番組のために」と言いながら、どんどん買っちゃってます(笑)。
一同: (笑)。
駒田:おそらくこれからも楽しい機材たちと出会うと思いますし、技法も含めていろいろなことが試せると思うとすごくワクワクしています。今後も皆さんと一緒に写真を楽しんでいきたいと思います。
[文・福室美綺]
12月18日には発売記念イベントが開催!
久しぶりにファンとの交流を楽しんだ駒田さんよりコメントが到着しました!
駒田さんコメント
去年に続いてリアルイベントを開催できました、50名ずつ2回。皆さん真っ直ぐこちらを向いてお話を聞いてくれて、声を出さないながらも笑顔や相槌をしてくれている姿に感激しました。
僕のコマスタグラムへの愛をサイン会も含めてたっぷり伝えた時間でしたので、その想いをしっかりと受け取っているよと、返事をもらったような会場の雰囲気に僕まで満面の笑みになりました、ありがとうございました!
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