実写映画『レミニセンス』主人公・ニックの日本語吹替を担当した山路和弘さんの公式インタビューが到着! 長年吹替を務めてきたヒュー・ジャックマンさんへの想いを語る
2022年1月7日(金)よりブルーレイ&DVD発売、レンタルがスタートする実写映画『レミニセンス』。
本作の主人公・ニック・バニスターの日本語吹替を担当した声優・山路和弘さんの公式インタビューが到着しました!
長年吹替を務めてきた俳優・ヒュー・ジャックマンさんへの想いや、本作で見せる彼の演技などについて語っています。
『レミニセンス』山路和弘さん公式インタビュー
本作は、クリストファー・ノーラン監督の大ヒット作『ダークナイト』『インターステラー』の脚本も手がけた弟のジョナサン・ノーランが製作、「ウエストワールド」のリサ・ジョイ監督がヒュー・ジャックマンを主演に迎えて手がけるSFサスペンス超大作。
都市が海に沈み、水に支配された世界で“記憶潜入(レミニセンス)エージェント”として暗躍するニックのもとに、瀕死(ひんし)の姿で発見された新興勢力のギャング組織の男の記憶に潜入し、ギャングの正体と目的をつかめという依頼が舞い込む。そして彼の記憶から映し出された、事件のカギを握る謎の女性メイを追って、多くの人々を記憶潜入(レミニセンス)するニック。だが、膨大な記憶と映像に翻弄(ほんろう)されたニックは、予測もしなかった陰謀へと巻き込まれていく─。
劇場公開時は字幕版のみでの公開となった本作だが、デジタル配信、ブルーレイ、DVD では日本語吹替版を初収録。ヒュー・ジャックマン演じる主人公ニックの吹き替えを担当するのは、ヒュー・ジャックマン作品でおなじみの山路和弘だ。
「ヒュー・ジャックマンの吹き替えは(2001 年の)『ソードフィッシュ』からなんで、ずいぶん長くやってますね。ソン・ガンホもそうですが、役者さんとしてどんどん深みが増していくんですよ。だからこういう映画は、今の彼の年齢の色合いを発揮できる作品だなと思います。いい役者になったなということをしみじみと感じますね」と語る山路は、年齢を重ねたヒュー・ジャックマンの顔についても「ヒュー・ジャックマンってシワがあるじゃないですか。あれがクリント・イーストウッドの若い時に似ていて。この人の顔をどんどん良くしているようで、僕は好きなんですよね」という。
映画をあらためて鑑賞してみて、「自分の初恋を思い出してしまうようなピュアさを感じましたね。きっとニック自身、恋愛経験はそんなになくて、もっと武骨に生きてきたはずなんだけど、だからこそ過去の記憶にとらわれて、どんどんボロボロになっていく」ように感じたという。そしてヒロインに振り回されるニックの姿を見て、「女性に振り回されるというのは、それは家庭で慣れていますから。男はみんな同じ。気持ちはよく分かります」と冗談めかして付け加えた。
そしてなんといっても“過去のとある記憶”にとらわれたヒュー・ジャックマンの抑えた演技が印象的だったという。「詳しくは言えないんですけど、クライマックスの方で彼が、笑っているのか泣いているのか分からないような表情をするんですよ。そういう表情を見せられると、もしかしたら(ヒュー・ジャックマン自身が)この人に近い人なのかもしれないなという風に感じさせるというか。だから今回、(ヒュー・ジャックマンは)この映画をやってて絶対に楽しかったんだろうな」と感じたという。
それゆえに「ヒュー・ジャックマンが、今までやってきた役柄と違って、自分を抑えて抑えてとやっていく中で、恋愛感情が込み上げてきて爆発するという流れを監督と一緒になって、緻密に作りあげている。本当にすてきな映画だと思うんです。そういう意味でぜひご覧いただいて、記憶の迷宮に迷い込んでいただきたいなと思います」とメッセージを送った。
実写映画『レミニセンス』作品情報
ダウンロード先行販売中/デジタルレンタル配信中
2022年1月7日(金)ブルーレイ&DVD発売・レンタル開始
■レミニセンス <4K ULTRA HD&ブルーレイセット>(2枚組) 6,980(税込)
■レミニセンス ブルーレイ&DVDセット(2枚組)¥4,980(税込)
発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント
制作年:2021年/アメリカ/原題:REMINISCENCE/PG12/本編分数:116分