やり直したい過去はない!? 豊永利行さん、櫻井孝宏さん、古賀葵さんが過去に戻ってしたいことは?│冬アニメ『時光代理人 -LINK CLICK-』トークイベントレポート
2021年4月よりbilibili動画にて配信され、わずか4か月で世界での総再生回数1.6億回を突破したオリジナルアニメーション『時光代理人 -LINK CLICK-』。2022年1月9日より本作の日本語吹替版が放送開始となります!
放送を直前に控えた8日には日本語吹替版のメインキャストが出演するトークイベント付き先行上映会が開催! 放送を楽しみにしているファンを前に、豊永利行さん(トキ役)、櫻井孝宏さん(ヒカル役)、古賀葵さん(リン役)が作品の見どころを語りました。
「やり直したい過去、戻りたい過去」はない!?
上映前の観客の前に現れたキャスト陣。魅力が詰まった本作を「ネタバレなし」で語るのは難しいと語りながらも、集まったファンに作品の魅力を紹介していきます。
今作について、SF感がありながらも現代チックだと感じたという豊永さん。複雑な能力がありつつも、人の心に訴えかけるものがある作品だと熱弁しました。
櫻井さんは今作が話題となっていることを出演前から耳にしていたとのこと。出演にあたって、深夜ドラマのような奥深い魅力がある作品だと改めて実感したそうです。
古賀さんはキャラクターの魅力について言及しつつ、見るごとに心が抉られる作品だとコメント。キャラクターたちが置かれている状況を、自分に置き換えて楽しめると熱弁しました。
演じるにあたって中国版の音声を確認しながら吹き替えに挑んだという3人。日本語と中国語、それぞれのニュアンスの違いで別の意味にならないよう注意して挑んだのだとか。
櫻井さんいわく、現場では豊永さんが特に収録に苦労していたそう。そんな豊永さんを悠然と見守っていたと収録時のエピソードを明かしました。
同じく中国版の演技を予習して挑んだ古賀さんは、言葉の違いやセリフを言い切るタイミングの調整を意識したとコメント。ほかにも、立ち位置によって人との接し方が変わるリンを表現するために工夫を施したと語りました。
演じるキャラクターの魅力を問われた豊永さんはトキについて、人情にあふれており、感情を揺さぶられることが多い人物だと紹介。視聴者目線では彼に感情移入することが多いのではないかと語りました。
そんなトキとは真逆に、クールで淡々とした人物だというヒカル。彼について櫻井さんは、トキとの関係性にも注目してほしいとコメント。また、トキとヒカルにお姉さんのように接するリンについて古賀さんは、クライアントと接する時の大人な一面も見どころだとアピールしました。
作品にちなんで、「やり直したい過去、戻りたい過去」についての質問も。この質問に、何気ない人との会話でもやり直したいところばかりだという古賀さん、ついつい飲み進めてしまうお酒の量を減らしたいという櫻井さん。
それぞれ自身の後悔を笑いを交えてトークしますが、一方の豊永さんは「(後悔は)ないです」とキッパリ。数々の失敗がありつつも、それらの経験があるからこそ今の自分がいると自信たっぷりな様子をのぞかせました。
最後に作品について豊永さんは、人智の力が及ばないところでの葛藤や悩みに注目してほしいと意味深な言葉を残しつつ、「『人』ってこうだよね」という部分が描かれた作品だと改めて紹介。加えて、涙腺を刺激する一作でもあり、ぜひ放送を楽しみにしてほしいとメッセージを残しました。
TVアニメ『時光代理人 -LINK CLICK-』作品情報
放送情報
2022年1月9日(日)よりにて放送開始!TOKYO-MX:毎週日曜21:30 BS11:毎週日曜22:30
CS ホームドラマチャンネル:2022年2月26日(土)より毎週土曜21:30(2話連続)
配信情報
Amazon Prime Videoにて1月9日(日)よりオリジナル版最速配信
ABEMAにて1月9日(日)より放送版地上波同時配信
ほか各配信プラットフォームにて配信
イントロダクション
2021年4月よりbilibili動画にて配信されたオリジナルアニメーション「時光代理人 -LINK CLICK-」。
サスペンス、 SFの要素に涙を誘う人間ドラマを融合させた本作は公開後瞬く間に人気を集め、 世界規模のアニメ・マンガコミュニティ「MyAnimeList」では、 勢いに乗る中国アニメの中でも最高位を記録。
bilibili動画では9.8点という圧倒的高評価を獲得し、 配信開始わずか4か月で総再生回数1.6億回を突破した。
監督・脚本は「詩季織々」、 「天官賜福」など世界的な注目を集める李豪凌(リー・ハオリン)が務め、 キャラクターデザイン原案を韓国の人気イラストレーター・INPLICKが担当。
さらには美術監督の丹治匠(「秒速5センチメートル」「君の名は。 」)や音楽の天門(「雲のむこう、 約束の場所」「秒速5センチメートル」)らコミックス・ウェーブ・フィルムの実力派スタッフも集結し、 アニメーションの新境地を切り開いた。
世界中に大きな広がりを見せるTVアニメ「時光代理人 -LINK CLICK-」、 TOKYO MX・BS11にて2022年1月より日本語吹替版放送決定!
ストーリー
繁華街の一角に佇む「時光写真館」。
そのさびれたドアの奥には、 特殊な能力を持った2人の男がいた――。
写真館を経営するのはトキ(程小時)とヒカル(陸光)。
トキの幼馴染・リン(喬苓)を通じて顧客から舞い込む依頼を遂行すべく、 「撮影者の意識にリンクし、 写真の世界に入ることができる能力」を持つトキと、 「その写真の撮影後12時間の出来事を把握できる能力」を持つヒカルはコンビを組み、 過去を引きずるクライアントからの依頼を解決していく。
『絶対に過去の改変をしてはならない』ルールのもと依頼を遂行していた二人だが、 正義感の強いトキはつい過去に干渉してしまい、 その行動はやがて少しずつ未来を変えていく――。
スタッフ
監督・脚本:李豪凌/リー・ハオリン
キャラクターデザイン原案:INPLICK
キャラクターデザイン:LAN、 黄思萌/ホワン・スーモン、 熊丹/ション・ダン
演出・総作画監督:LAN
美術監督:丹治匠、 朝見知弥
撮影監督:山条裕香 
音楽:天門、 yuma yamaguchi、 av4ln
アニメーション制作:瀾映画
日本版製作:株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ 株式会社アニプレックス
日本語吹替版キャスト
トキ/程小時(チョン・シャオシー):豊永利行
ヒカル/陸光(ルー・グアン):櫻井孝宏
リン/喬苓(チャオ・リン):古賀 葵
主題歌
●日本版オープニングテーマ「Dive Back In Time」
bicaso feat. Gen Kakon(ソニー・ミュージックエンタテインメント)
歌唱:Gen Kakon
作詞・作曲:魚麦扣
編曲:Carlos K.
原曲歌唱・編曲:白鯊JAWS
●日本版エンディングテーマ「OverThink」
bicaso feat. EAERAN(ソニー・ミュージックエンタテインメント)
歌唱:EAERAN
作詞・作曲:飯卡
日本語訳詞:SHiNNOSUKE (ROOKiEZ is PUNK’D, SINOBROWN)、 EAERAN
編曲:Carlos K.