バトミントン選手と営業マン、二足の草鞋を履いた彼らを追っかけてほしい|リアルな実業団選手を描くオリジナルアニメ『リーマンズクラブ』宮澄 建役・三木眞一郎さんインタビュー
『ユーリ!!! On ICE』のテレビ朝日が贈るオリジナルTVアニメーション『リーマンズクラブ』が2022年1月より放送開始となります!
本作は、バトミントンの実業団選手を題材に、サラリーマンとしての日常、スポーツ選手としてのドラマの異なる2面を描いた作品です。
かつては“神童”とまで呼ばれた天才選手・白鳥 尊(CV:榎木淳弥)がサンライトビバレッジに入社し、宮澄 建(CV:三木眞一郎)とコンビを組むことに。元・天才新人社会人と豪快おっさん“バドリーマン”という正反対のコンビによって弱小バトミントン部がどのように変わるのか、見どころ満載です!
そこで今回、アニメイトタイムズでは、豪快おっさん“バドリーマン”こと宮澄 建役の三木眞一郎さんにインタビューを実施。バトミントン選手と営業マンという実業団選手を描いた本作の見どころから、三木さん自身のお芝居に対する姿勢まで幅広くお話いただきました!
知っているようで知らなかった実業団選手。最初から出来ている人ならではのリアリティーさ
——本作はバトミントンの実業団選手を題材にしたオリジナルTVアニメーションですが、最初に本作のテーマやコンセプトを聞いたときの感想をお聞かせください。
宮澄 建役・三木眞一郎さん(以下、三木):プロスポーツや学生のスポーツはこれまで目にしてきたことはありましたが、実業団という部分でのスポーツものは僕自身初めてでした。
もちろん、実業団が存在していることは知っていましたけど、仕事として触れたことはなかったので新しい試みであり、新しい切り口だなと。
あと、オーディションを受けさせていただいていたので、出演が決まったときはとても嬉しかったです。
——実業団のスポーツ作品にお仕事として触れるのは初めてとのことですが、“実業団選手”に対して三木さん自身はどのような印象をお持ちでしたか?
三木:いろんな大会をニュースでよく見ますが、そこでは実業団選手の「試合」の姿しか見られないことがほとんどだったので、この作品に触れるまで実業団選手の人たちが何をしているのか具体的には知りませんでした。
実業団の選手たちは所属している会社のバトミントン選手でありつつも、普段は営業をしていたり、企画会議があったり、宣伝をしていたり、部署によっていろいろな仕事内容を普通にこなしているんです。
社会人としての生活を送りつつも、その後の時間でバトミントンというスポーツに励むというその流れがすごいなぁと。これまで知らなかった実業団選手たちの姿を知ることができて、とても新鮮でした。
——確かに、実業団選手を描くところは新鮮に感じます! ちなみに、三木さん自身、バトミントン自体に触れたりしたことは……?
三木:バトミントンは好きですし、身近にあったスポーツなので小さい頃やっていました。特に、ここ何年かは日本選手の活躍を拝見することが多いこともあって、目にする機会が増えているように感じます。
また、もともとテニスが好きということもあり、テンポ感などバトミントンに共通しているところがあるため、好きなスポーツです。
ただ、バトミントンを見る機会はありますが、長年やっていないので得意ではありません(笑)。でも、機会があれば、ちゃんとやってみたいなとも思います。体が老いていく一方なので、やるなら今のうちにやっておかないと(笑)。
——実際に、宮澄 健という実業団選手の声を担当されてみて、実業団選手やバトミントンに対して新しい発見はありましたか?
三木:どのようなものでも深掘りすると新しい発見がたくさん出てくるように、「こういうことを思っていたり考えたりしている瞬間にそういうことをしているんだな」とマイク前で疑似体験します。そういう意味では、バトミントンや実業団選手も深いところがあるんだなと感じました。
バトミントンだけじゃなく、どのスポーツでも“頂点”のプロの方しか見られないんです。だからこそ、スマートに見える。実際に、リアルにやっていない人がやると激しいスポーツですので、倒れこんでしまうほど疲れてしまうと思います。
僕も少しテニスをやっていた時期があったので、収録時はどの程度息切れしていいのか、その塩梅をどうすべきか相談させていただきました。実業団選手はできる人たちなので当然素人ではありません。なので、初心者レベルのリアリティーさを全部省いていく作業をしました。
——部活といった学生スポーツものとは違い、最初からその技術や腕を持っている選手にスポットが当たっている作品だからこそのアプローチですね。
三木:そうですね。ある意味、最初から出来ている人たちですので、そのリアリティーさを出すことになると「このぐらいだと息切れはしないかな」と思うところがありました。実業団選手ならではのリアリティーが出ていると思います。