初登場のギルドに大興奮! アニメに期待しているものがすべて詰まっていた──冬アニメ『プリンセスコネクト!Re:Dive Season 2』ユウキ役・阿部敦さん インタビュー【連載第5回】
アニメ『プリコネR』は挑戦を受け入れてくれるアグレッシブな現場
――第4話のラストにはちょっと不穏なシーンもありましたが、今後の見どころについて教えて下さい。
阿部:今は記憶をなくしているユウキくんも、自分の存在や違和感にうっすら気づきはじめていて。思い出して絶望したり悲しんだりするかもしれないけど、背負ってきたものが明らかになった時に、彼がどう考えてどういう行動を取るのか注目してもらいたいです。【美食殿】のみんなもそれぞれの思惑や考え、過去があって今ここにいるので、いやおうなく決着をつけなきゃいけない瞬間がくると思います。その時にどういう行動を取るのかも見守っていて欲しいですね。
――世界の核心にどんどん迫っていきそうな雰囲気がありますね。それだけでなく、さらに新たなギルドやキャラクターも期待されるところです。
阿部:そうですね。アニメで初めて『プリコネR』を見ている方はいろいろなキャラクターが登場してくると面白いでしょうし、ゲームをやっている方は自分の推しキャラや推しギルドがいるでしょうから、そのあたりも期待してもらえればと思います。
――では、阿部さんがアニメを通じて気になったキャラクターを挙げるなら誰ですか?
阿部:個人的には、エリコとミツキ先生ですね(第1期第5話に登場)。ユウキくんって怖いもの知らずで、魔物にかじられたり食べられたりもしますけど、彼がガチで恐れたのがこの2人。そういう立ち位置的にも面白いですよね。唯一のトラウマというか。
――あの時の表情はすごかったですよね。表情の描き方もそうですし、コメディシーンでは金崎監督の色が出ていたと感じました。金崎監督にはどのような印象をお持ちですか?
阿部:すごく我々に寄り添ってくれているなと感じています。やっぱり、人が作るものは化学反応が起きるというか、いまこの瞬間にしか生まれないものがたくさんあって。アフレコ現場でも、悪く言えばノリになってしまいますが、相乗効果が生まれてすごく面白くなることがあるんです。でも、現場によっては、やっていいのか悩むこともあります。下手したら悪ノリとか悪ふざけになってしまいますから。
――境界線がはっきりしているわけではないですからね。
阿部:金崎監督はそれをすごく許容してくださるんです。「それで面白いものが生まれたら、僕も積極的に取り入れていくよ」ってスタンスなので、僕らも挑戦できるというか。もっと遊んでいいよという空気を出してくれるし、「ここはもっとこういう風にやれる?」と聞いてくださるんです。ユウキくんは口数が少ないから挑戦できる箇所はそんなに多くないかもしれないけど、なにか爪痕を残したいなって僕も思っちゃいます。いい意味でいろいろな挑戦を受け入れてくれるアグレッシブな現場だと思いますね。
それと、第1期のアフレコをしていた頃は、まだ世の中がこういう状況になる前だったので、終わったあとにみんなで行きつけの飲み屋に行って「あそこはああだったよね。こうだったよね」などと、いろいろお話をしていました。先ほど言ったように、蓋を開けてみたら男性キャストさんも多かったですし。ただ、金崎監督はその後にお仕事があって、いつもお酒が飲めずに悲しがっていましたけど(笑)。
――そういった交流が本番での掛け合いに活きてくることもありそうです。
阿部:あると思います。みんなプロなので、そういうことがなくても一定以上のクオリティのものは当然仕上げます。でも、言い方を悪くすれば、“仕事だけ”しているんですよね。休憩時間などに話したりもしますけど、そんなに深い話はできないですから。終わったあとに少し時間をかけて腹を割って話をすることで、お互いの理解度が深まり(演じる上でも)できる範囲が広がることはあると思うんですよ。
――第1期の時にそういったことができたことで、アニメ『プリコネR』の世界観や雰囲気がより良いものになったのでしょうね。
阿部:そうですね。目に見えてなにが、というのはないかもしれないですけど、全体的な雰囲気や掛け合いの間といったものに出てくると思うので、すごく有意義な時間でした。それこそ【美食殿】の4人が一緒にご飯を食べることによって仲良くなっていったのと同じように、我々もそういうことを経て座組の空気感ができていったんじゃないかなと。
――では最後に、ギルドにちなんだことをお聞きします。【美食殿】は美味しいものを探求するギルドですが、阿部さんにとって「美食」と言ったらどんなものでしょうか?
阿部:やっぱり、最終的には“味噌汁”だと思います。個人的に和食が好き、というのもありますけど、味噌汁を飲んだときのホッとする感じはほかのものでは出ないですよね。
――すごくわかります。
阿部:和食じゃない文化で育った方が同じように思うかはわかりませんが、少なくとも僕にとっては和食の原点のように感じています。簡単に作れるし、極めようと思えばすごく難しい。繊細でありすごく美味しいものでもある不思議な飲み物です。
――深いお話いただきました。第5話以降の展開も楽しみにしています。ありがとうございました!
[取材・文/千葉研一]
『プリンセスコネクト!Re:Dive Season 2』連載バックナンバー
TVアニメ「プリンセスコネクト!Re:Dive Season 2」作品情報
■放送情報
TOKYO MX
2022年1月10日より 毎週月曜 24:00~
BS11
2022年1月10日より 毎週月曜 24:00~
KBS京都
2022年1月10日より 毎週月曜 24:00~
サンテレビ
2022年1月10日より 毎週月曜 24:00~
テレビ北海道
2022年1月10日より 毎週月曜 25:30~
TVQ九州放送
2022年1月10日より 毎週月曜 26:00~
再放送:毎週土曜 6:30~
テレビ愛知
2022年1月10日より 毎週月曜 26:05~
AT-X
2022年1月11日より 毎週火曜 21:30~
リピート放送:毎週木曜 9:30~/毎週月曜 15:30~
WOWOW
2022年1月12日より 毎週水曜 24:00~
※放送開始日・放送日時は予告なく変更になる可能性がございます。予めご了承ください。
■イントロダクション
紡いだ絆に思いを乗せて、ユウキたちの冒険が再び始まる。
その出会いは突然だった。
意気投合した彼らはあるギルドを結成するーーその名は【美食殿 】 。
美食の探求を目的とした彼らは愉快な仲間たちと友情を深め、美味しいごはんを食べ、そしてときにはちょっぴり危険な冒険に身を投じ、せわしなくも穏やかな日々を送っていた。
ところが、胸に秘めた思いはやがて交錯し、彼らはかつてない困難に巻き込まれていく。
■スタッフ
原作:Cygames
総監督・シリーズ構成:金崎貴臣
監督:いわもとやすお
キャラクターデザイン:渡辺 舞 野田康行 栗田聡美 楊 烈駿
色彩設計:合田沙織
3DCG ディレクター:中野祥典
美術監督:小木曽宣久
撮影監督:米澤寿
編集:木村佳史子
音楽:イマジン
音響監督:金崎貴臣
録音:山口貴之
音響効果:小山恭正
音響制作:東北新社
アニメーション制作:CygamesPictures
■キャスト
ペコリーヌ:M・A・O
コッコロ:伊藤美来
キャル:立花理香
ユウキ:阿部 敦
アメス:相坂優歌
ラビリスタ:沢城みゆき
カイザーインサイト:蒼井翔太
ミミ:日高里菜
ミソギ:諸星すみれ
キョウカ:小倉 唯
ノゾミ:日笠陽子
チカ:福原綾香
ツムギ:木戸衣吹
ユニ:小原好美
クロエ:種﨑敦美
チエル:佐倉綾音
マホ:内田真礼
カスミ:水瀬いのり
マコト:小松未可子
カオリ:高森奈津美
アユミ:大関英里
サレン:堀江由衣
スズメ:悠木 碧
ミサト:國府田マリ子
ハツネ:大橋彩香
アオイ:花澤香菜
マヒル:新田恵海
シオリ:小清水亜美
リマ:徳井青空
リン:小岩井ことり
ジュン:川澄綾子
クリスティーナ:たかはし智秋
トモ:茅原実里
マツリ:下田麻美
シズル:生天目仁美
リノ:阿澄佳奈
イリヤ:丹下 桜
ミヤコ:雨宮 天
シノブ:大坪由佳
ヨリ:原 紗友里
アカリ:浅倉杏美
アキノ:松嵜 麗
ミフユ:田所あずさ
ユカリ:今井麻美
タマキ:沼倉愛美
ミツキ:三石琴乃
エリコ:橋本ちなみ
ナナカ:佳村はるか
ネネカ:井口裕香
カリン:洲崎 綾
ゲーム概要
プリンセスコネクト! Re:Dive
■ジャンル:アニメ RPG
■配信開始日:
iOS 版/Google Play版 2018年2月15日
DMM GAMES版 2018年5月22日
■開発・運営:株式会社 Cygames
■推奨環境:
iOS版:i OS 12.0 以上
Google Play版:Android OS 8.0 以上
DMM GAMES版:Windows 8.1/10 (32 bit or 64 bit)
■ダウンロード
App Store (iOS)
Google Play (Android)
DMM GAMES版
※IOSは、 Cisco の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
※Android 及び Google Play は、 Google LLC. の商標または登録商標です。