世紀の発明品「テスラの欠片」を巡るスパイアクションアニメ『テスラノート』のBlu-ray BOXが発売！　主人公の根来牡丹役・小原好美さんインタビュー

Blu-ray BOXで素晴らしいストーリーやアクション、音楽などをじっくりと。ショートアニメ「ミッキーとオリバーのエージェント養成講座」も見どころ！

――今回発売される『テスラノート』Blu-ray BOXには、映像特典として、公式ツイッター等で配信されていたショートアニメ「ミッキーとオリバーのエージェント養成講座」が収録されます。

小原：本編は牡丹の視点で描かれることが多いので、ミッキーとオリバーの掛け合いが見られて、しかもかわいらしい等身ということで、CIAコンビファンの方にはたまらない内容になっていると思います。

牡丹も第12話と第13話に出演させていただいて、初めて掛け合いをしました。あの独特な空気感に巻き込まれないようにと思っていましたが、見事に巻き込まれてしまいました（笑）。

――ミッキーとオリバーの掛け合いは海外ドラマのようなウィットとおしゃれ感がありますよね。

小原：そうですね。あのショートアニメの収録は、本編の時よりもふわふわした感じで、気づいたら体が揺れていました（笑）。

エルモ役の黒田（崇矢）さんと別の現場でお会いした時、「何かの役で出たかったな。俺まだいろいろできるよ」と仰っていましたね。

BDBOXには、配信済のものに加えて、新たに収録された話も入っているので私も見たいです。

――『テスラノート』Blu-ray BOXの見どころや注目してほしいポイント、オススメの楽しみ方のご紹介をお願いします。

小原：初見の方も放送をご覧になって下さった方も、本編をまとめて見ていただけることが嬉しいです。

CGアニメでキャラ一人ひとりに動きだけでなく、表情を付けることはとても大変だと思いますが、この作品は表情の変化などを繊細に描写されているので、ぜひ注目していただけたらと思います。特に牡丹とクルマは顔芸みたいに大きく表情が変わります（笑）。

私はこの作品の色合いも好きですね。作品のストーリーやジャンル的にダークトーンになるのかな、と思っていましたが、スパイものでありながらもコミカルさもあるアニメなので、視聴者の方に見やすい明るさやポップさがある絵になっていると思います。

音楽も舞台になっている場所ごとに変わっていて、日本にいる時は和っぽい音楽だったり、外国にいる時もその国のテイストに合った雰囲気になっていますし、シリアスシーンもただ悲しい音だけではなく、弾むような音も使われていて、先の展開を想像させるような独特な音楽になっているのも魅力のひとつです。

そしてやっぱりストーリーですね。映像化される前から私を含め、キャストの皆さんが「これはおもしろいね」と口を揃えていました。

特にオリバー役の神谷（浩史）さんが、この作品の魅力について、アニメでは見どころを重視するあまり、主人公の成長過程がはしょられることが多い中、牡丹の些細な変化まで寄り添っていることや、新しいキャラが登場しても、個性がぶつかり合ったり、消し合うことなく、1つの話の中に納まっていることが他にはない魅力だとお話ししていて、「なるほど！」と納得できましたし、それ以降、より作品を理解したうえで収録できたと思います。

またモーションキャプチャーで、アクターさんたちが時間をかけて1シーンごとに動きを付けて下さったので、アクションシーンも見応えのあるものになりました。キャストとアクターさんの二人三脚でキャラを作っていった感覚なので、そんな裏側を想像しながら見ていただけたら、違う楽しみ方もしていただけるのかなと思います。

それぞれ気になったら、私のように一時停止や巻き戻しをしながらじっくり見て下さい。

――最後に皆さんへメッセージをお願いします。

小原：まず放送で全話見てくださった皆さん、ありがとうございました。牡丹はまだまだ未熟ですが、このシリーズを通して彼女なりに成長できたかなという喜びがありましたし、最終回まで見守っていただけたことも嬉しいです。

まだご覧になったことがない方は、「スパイアクションもの」と聞くと入りにくそうに思われるかもしれませんが、主人公が女子高生で、未知の世界に飛び込んでいくお話なので、先入観や前情報なしでも見ていただけますし、シリアスさとコミカルさがいいバランスになっていて、普通の「スパイアクションもの」とは違う娯楽作品として楽しんでいただけると思います。

キャストの皆さんのお芝居や声も素晴らしいので、各キャストさんのファンの方にも見ていただけたら嬉しいです。

ぜひこのBOXで、物語冒頭の牡丹と同じような新鮮な感覚で『テスラノート』の世界に飛び込んでみて下さい。一度見たらきっとハマると思いますし、何度でも繰り返し楽しんで下さい。

特製ブックレットにも、私やスタッフの方々のインタビューが掲載されており、収録の裏側などについてもお話ししていますので、ブックレットを読んでから本編を見るとまた新たな発見があると思います。

アニメは終わりましたが、牡丹たちの物語は続いていきますので、ぜひ引き続き応援して下さい。私自身、先が気になるので、続編や2期を期待しています！