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アニメ『着せ恋』海夢役・直田姫奈×新菜役・石毛翔弥が第6話までの物語を振り返る!/インタビュー

TVアニメ『その着せ替え人形は恋をする』喜多川海夢役・直田姫奈さん×五条新菜役・石毛翔弥さんが第6話までの物語を振り返る|衣装を作り始めて気づく、コスプレの魅力とは?

現在放送中のTVアニメ『その着せ替え人形は恋をする』(着せ恋)。コスプレをテーマにしたアニメで、ストーリー展開も面白く、作画のレベルもとても高い!というところで、すでに人気ですが、急遽物語の前半を振り返るインタビューを実施! 

喜多川海夢(まりん)役の直田姫奈さんと、五条新菜(わかな)役の石毛翔弥さんに、タイトル(その着せ替え人形は恋をする)が回収されたとも言える第6話までを振り返ってもらいました。

コスプレイベントを経て「ごじょー君」の呼び方にも変化が?

――ラジオ『その着せ替え人形はラジオをする』で各話の感想もたっぷり話されていますが、改めて反響の大きさを感じていますか?

石毛翔弥さん(以下、石毛):こんなに反響をいただけるとは正直、思っていなかったです。

直田姫奈さん(以下、直田):予想をかなり上回る反響でした。

石毛:ラジオでも話したんですけど、不安を抱えての第1話の放送だったので、受け入れていただけて良かったし、楽しんでいただけていると思うと、純粋にすごく嬉しいです。

直田:PVの時点で皆さんが期待して待っていてくれたのが嬉しかったんですけど、アニメが始まるときに「どう思われるのか」というのがめちゃめちゃプレッシャーだったんです。でも、これだけ皆さんに楽しんでいただけて、「知らなかったけど原作を買った」と言ってくださる方もいたので、本当に良かったなぁという安堵が大きいです。

 

――原作ものだと、声がどうなのかとか、絵はどうなのかっていうプレッシャーがどうしてもありますよね。

石毛:原作のファンの方々それぞれ思い入れもあるでしょうし、楽しみな半面、大丈夫なのかなっていう不安もきっとあったと思うんですよね。

直田:完成した映像を見たときは純粋に驚いたというか。ここまで原作再現ができちゃうんだと感動しました。そこはイチ原作ファンとして、楽しめたところです。

――ここまで、原作の展開がとても丁寧に描かれています。

石毛:ところどころ見やすいように短縮している部分はあるんですけど、短縮した分、ほかのところの描写をアニメオリジナルで足しているんです。

直田:その描写がまたいいんです! 第5話で、ごじょー君が「喜多川さん…とても奇麗でした……」って言ってからの海夢ちゃんが気づくまでの電車の描写がすごい!と思って感動しました! 

石毛:短いトンネルに入って出て、ハッと気づくんですよね。

直田:そう! あの、恋が始まるぞ!!みたいな感じ。あれはアニメならではの演出であり見せ方だなと思いました。

石毛:追加されたカットで言うと、第3話で逃げる五条くんを海夢ちゃんが探すところが僕は好きで、アニメでは結構いろいろなところに行っていて、最後体育館でめちゃめちゃ雄叫びを上げているんですよ。ああいうちょっとしたところでも性格が出るのでいいなって思いました。

直田:あれは面白かった!

――わかりやすいところだと、第1話で海夢が思い切り吹っ飛んだりするところはアニメならではの見せ方や演出ですし、そういうところは多い気がしました。

石毛:あのシーンはラジオでも感想をたくさんいただきました(笑)。

――アニメになって改めて感じた、この作品の魅力はありますか?

石毛:この作品は、五条くんや海夢ちゃんだけではなく、ほかの登場人物がみんなそれぞれ“好き”にまっすぐで思いやりやお互いを気遣える素敵な人達ばかりで、僕はその丁寧なやりとりや心理描写が『奇麗』だなぁと思っているのですが、アニメで表情や動作、音や声、様々な演出がついて、改めてその『奇麗』な世界観が魅力の一つなんじゃないかなと感じました。

――ちょうど第6話で紗寿叶(乾紗寿叶/CV.種﨑敦美)が出てきて、コスプレだけじゃない人間関係といったところも、この作品の魅力ですよね。

直田:第5話までずっと2人でしたからね。どういう刺激があるのか期待してほしいです。

――そして、2人の恋模様もやっぱり作品の魅力なのかなと思うのですが。

直田:先程の第5話のシーンから、第6話では乙女になりますからね! 

石毛:「しゅき」のところが放送されましたから。

直田:「しゅきしゅき」モード(笑)。好きが溢れていますからね! 海夢ちゃんの恋の「好き」っていうのは今まで出てきていなかったんですけど、そこの部分が爆発してて。でもかわいいのが、心の中で舞い上がっているだけで、ごじょー君には言わないんですよ。ごじょー君もそうですけど、海夢も変なところで恥じらったりするんですよね。ここは平気なのにっていう。

監督も「2人ともちょっと小学生くらいの精神年齢だよね」って話していたんですけど、だからこそ、今までの話が成り立っているんですよね。好きと思っているのが楽しい!みたいなのが全面に出ていて、海夢ちゃんの恋も、まだまだ小学生レベルでかわいいな~って思いながら見ています(笑)。

――アニメを見ていると、新菜が衣装を間に合わせてくれた第4話あたりで、好きになる土台ができていたのかなと思ったのですが、その変化は演じる上では意識されたのでしょうか?

直田:第1話ではただのクラスメイトでしたけど、雫たんの衣装を作ってくれたあたりは自然と距離も近くなっているので、そこでの気の許し方は考えました。第5話ラスト以降はそこにプラスして恋愛感情も入ってくるので、「ごじょー君」と一言声をかけるだけでも全然違うものになるなぁっていうのは感じていました。距離感や声のトーンを変えようと思ったというよりは、そういう気持ちが乗ればいいなと思いながら「ごじょー君」と呼ばせていただいておりました(照)。

石毛:距離感という意味では、僕は第1話の収録の時に初めて直田さんとお会いしたので、初対面ならではの空気感は演技的な距離感にもちょうど良かったのかなって思います。最初は五条くんも教室に一人でポツンとしていたので。

直田:縮まり方が一緒でしたよね(笑)。私たちも第3話くらいでようやくちょっとずつしゃべれるようになって、第5~6話だと普通におしゃべりをしていたから、流れは似ていたのかも。

石毛:意識しようと思ってやっていたわけではないんですけど、作品の流れと自然にリンクして温度感みたいなものは出ていたんじゃないかなと思います。

 

(C)福田晋一/SQUARE ENIX·「着せ恋」製作委員会
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