1年間感動と笑顔をありがとう! おつかれサマーストライク! 『トロピカル~ジュ!プリキュア 感謝祭』最終日プレミアム公演レポート 番組プロデューサー・村瀬亜季さんからのサプライズや『デパプリ』主題歌初披露も
タイトルは「みんなでクラップ! ムテキのやる気パワー!」
卒業生を送るイベント“トロピカ卒業フェスティバル”でお芝居をする予定のトロピカる部。開催が間近に迫る中、セリフがうまく読めないまなつたちと、台本を完成できないみのり。
そこで“人を巻き込むパワー”を持った「この間会ったお姉さん」たちに、「ステージでみんなを感動させる秘訣を教えてもらおう!」という話に。
「でももう一回会うにはどうすれば良いんだろう?」
そこでまなつたちは歌を歌って「お姉さんたちをおびき出す作戦」を決行することに。作戦当日、まずは全員で『映画トロピカル~ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!』主題歌「シャンティア〜しあわせのくに〜」を届けます。
「もっと歌いたくなっちゃった!」と5人はソロ曲を歌唱。まなつ(ファイルーズあいさん)は「OH! TEMPT SUMMER DAY」、さんご(花守ゆみりさん)は「チャーミング*∞*ハピネス」、みのり(石川由依さん)は「My Story」、あすか(瀬戸麻沙美さん)は「BREAK POINT」、ローラ(日高里菜さん)が「アクアプリズム」をプリキュアと共にパフォーム。客席がそれぞれのカラーに染まります。
「お姉さんたちをおびき出す作戦」は大成功! 「こっちのほうから素敵な歌声が聴こえてきたよね……?」とやってきたのはMachicoさんと吉武さん。「歌なら私たちだって負けてないよ!」と「ここはしあわせの〜くに〜♪」(「シャンティア〜しあわせのくに〜」)とユニゾンで歌ってみせました(会場から拍手が)。
ここで改めてお互いに自己紹介(くるるんはお腹を押すと声の出るぬいぐるみとして説明)。みんながくるるんの声のモノマネをする中で、「ホンモノのクルルンの声を当てる」という、観客を巻き込んだクイズショーも行われました。
「次は私たちのライブの練習に参加してくれないかな!」という吉武さんの提案で、まなつたちと観客でクラップを練習。ウンパンパン、ウンパパパン……クラップも大成功。Machicoさんと吉武さんが「もうすぐライブがはじまるから、みんなは客席で見ててね!」と告げ、その場を去ろうとすると……「ライブのパワーの秘訣を教えて欲しい」と懇願するトロピカる部。5人の行動力に感心した2人は快く教えてくれることに。
「私たちのパワーは私たちだけから生まれるものじゃない! ここにいるみんながいてくれるから出せるんだよ!」(Machicoさん)
「お客さんからいっぱいパワーをもらって、そのパワーを倍にして返すんだ!」(吉武さん)
見てくれているひとたちのパワーがあるからこそ、元気いっぱいのライブができる。その言葉から活路を見出そうとするまなつたちだったが……「だったらそのパワー、あたしたちにも分けてもらおうかしら」。ヌメリーの不穏な声が響き渡る。
まなつたちはMachicoさんたちを逃したあと、プリキュアに変身。チョンギーレ、ヌメリーに加え、ヤラネーダたち(ボーカルマイクヤラネーダ、コンデンサーマイクヤラネーダ、カーディオイドマイクヤラネーダ)と激しい肉弾戦(殺陣)を繰り広げます。しかし3つのマイクが放つ不協和音で舞台を壊されそうになり、プリキュアの変身が解けてしまいました。
ピンチを迎えたまなつたちの前に登場したのは、マイクを持ったMachicoさんと吉武さん。ふたりは「私たちにできること」として歌うことを決心。「みんな応援の拍手で力をくれないかな!」「さっき練習したあのリズムだよ!」と観客にお願いして「CLAP!〜勇気を鳴らせ〜」を熱唱。
歌のパワー、観客のパワーが届いたようで……「感じる、歌のパワー!」「これがMachicoさんと吉武さんが言ってた、みんなのパワー!」「なんだか力が溢れてくる」「トロピカって来たー!」と元気を取り戻したまなつたち。なんとヤラネーダたちもメロディーに乗せて踊りだしてしまう(「もとがマイクだから仕方ないわねぇ」とヌメリー)。プリキュアにふたたび変身!
「みんなの応援でやる気パワーも100倍!」。「ピカっとひらめいた! これでみんなの拍手を集めれば……」とキュアパパイア。キュアコーラルと一緒に、マイク(ヤラネーダ)に拍手を集めて「プリキュア・もこもこコーラルディフュージョン」を放ちます。そこにキュアフラミンゴが助太刀に加わり、キュアパパイアが「ぱんぱかパパイアショット!!」を決めました。
キュアフラミンゴが「仲間に悲しい思いをさせるやつは絶対にゆるさない!」「仲間がいるから強くなれる!」と「ぶっとびフラミンゴスマッシュ!」を打つと、「何自分だけカッコつけてるの。私のことも忘れないでほしいわ」「次は私が活躍する番よ!」とキュアラメールが参戦。「くるくる ラメールストリーム」を使って華麗に戦い、敵の上に優雅に座ってみせます(くるるんも応援!)。
キュアサマーの掛け声で「いくよ、みんな! 最後にトロピカった一発!」と、「プリキュアマリンビートダイナミック」で見事「ビクトリー!」。チョンギーレたちは「ウンパンパン……」と「CLAP!〜勇気を鳴らせ〜」のリズムを刻みながら撤退していきました。
「ありがとう、Machicoさん吉武さん!」とお礼を伝えると、ここでくるるんが喋りだしてしまいます。5人がプリキュアだったこと、くるるんが妖精であることもすんなり受け入れて「ぬいぐるみじゃなかったんだ!」「くるるんもライブ、楽しんでいってね!」と2人。
そして「次は私たちの番ね」とローラ。「私たちだけでやろうと思うからダメだったんだ。みんなが見てくれてる」とあすか。みのりも台本のアイデアが生まれた様子です。
パワーを循環させていけば、ムテキのやる気になる。気づきを得た5人は手を重ね、気合いを入れたのでした。
物語を結ぶのは、吉武さんによる前期エンディングテーマ「トロピカ I・N・G」。前半はまなつたち、後半はプリキュアたちと共に届けました。
曲が終わるとMachicoさんがステージへ。「私たちも参加させていただいたショー、皆さんいかがでしたか!?」と問いかけると、客席から大きな拍手が送られます。
「ふたりでプリキュアと一緒にショーをやるよ!って聞いたとき、本当にびっくりしました! みんなに拍手をいただけて本当にうれしかったです!」(Machicoさん)
「歌のパワーを感じていただける作品になっていたらなと思っています」(吉武さん)