声優・前田佳織里さんの1st写真集「おとなのかおり」発売記念イベントレポート|発売を迎えた今の心境やお気に入りのカット、撮影秘話は必見!
2022年3月11日(金)に発売された声優・前田佳織里さんの初写真集「おとなのかおり」。先日、その発売記念イベントが都内にて開催されました。本稿では、このイベントに際して行われた、前田さんへの囲み取材の模様をお届けします。
前田さん自身が気に入っているカットや見どころ、撮影秘話に加え、他の声優からのアドバイスや家族の反応なども語られました。ぜひ、お手持ちの写真集と照らし合わせつつお楽しみください!
砂浜で寝転ぶカットはお気に入りの一枚
――写真集のオファーを受けた際の心境をお聞かせください。
前田佳織里さん(以下、前田):普段から声優のお仕事で表に出る機会がたくさんあるのですが、写真集では役を演じるのではなく自分を出すことが求められます。だから、どうしたら自分の良さをお伝えできるのだろう、そもそも自分の良さって何なんだろうといったことを凄く考えました。
そういった苦労はありましたが、写真集を出してほしいというみなさんの声が凄く多かったので、その夢が叶うという意味では素直に嬉しかったです。
――そんな写真集が遂に発売を迎えましたが、今の心境は?
前田:発売日にはまだ実感がなかったのですが、サイン会でファンのみなさんの喜ぶ姿を直接見られ、その際におめでとうと本当に嬉しそうな顔で言ってくださったので、ようやく発売したんだなと感じました。嬉しさと同時に新鮮な気持ちを自覚しています。
――撮影前に努力したことはありますか?
前田:普段からライブなどに出演する機会が多いため、ダンスレッスンで体型を作るようなことはしていません。
ただ、髪の色を整えたりはしました。このご時世ですし暇も中々なかったので、美容院ではなく自宅で染めたのですが、家染めは簡単にできるのでカットごとに変えたりもしていて、撮影期間中は髪の毛の色まで細かくこだわりました。
――今回の写真集の見どころは?
前田:私は身長が146cmと低いところがあります。それもあって普段から外で大好きなお酒を購入しようとすると、必ず年齢確認をされてしまうんです。
そうやって実年齢より子供っぽく見られてしまいがちなので、今回は新しい私を前向きな意味で見て欲しいと思いました。子供っぽく見られがちな普段の私と新しい一面である大人の私、その両方が見どころです。
また、色々なロケ地での楽しい表情や素の表情、近しい距離感で色々な私を見せられたとも思っています。そういう距離感も大切にしていただけるんじゃないかなと。
――ちなみに一番好きなお酒は?
前田:日本酒です。「真澄」みたいな爽やか系で飲みやすいものが好きです。最近飲んだ中だと「No.6(ナンバーシックス)」が美味しかったですね。後は非常に恐縮な立場なのですが、頂き物で「十四代 龍の落とし子」とかですね。家でひとりで晩酌している時に、こんな贅沢をしていいんだろうかと思うくらいでした。
私は基本どんなお酒も大好きなので、知らない方にはぜひ飲んでいただきたいですね。
――今回の写真集でご自身が一番好きなカットを教えてください。
前田:お気に入りは砂浜で寝転んでいるカットです。実は夕日が沈む10分前くらいに駆け込みで撮影に行きまして、関わったみなさんのアイディアから寝転んだカットになりました。
腕とかに砂をつけるような発想もあって、この表情ができたかなと思っています。ちょうど後ろから夕日がさして髪の毛が赤く照らされていたりとか、そういう意味でもこの一枚は凄く好きです。
この写真の撮影時なのですが、最初は波が激しくなかったので安心していたら、急に高波が来て気づいたら腰まで浸かっていたなんてことがありました。
メイクさんやスタッフさんも波から逃げていたのですが、後にホテルで撮影した写真を見ていたら、写真集に掲載できないような表情で逃げている私の姿もあって、これを逆にNG集みたいな形で出したいなと思ったくらいでした。
もうひとつがキャンプでのカット。ちょっとアメリカンカジュアル風な服装といいますか、パッションな感じの明るい色のものも欲しいとお伝えしまして、そういう意図から髪型もポニーテールになっています。
実際にキャンプもやらせていただいてラーメンを食べたりしているのですが、すごく楽しい表情になっていると思います。実際に食べているカットも収録も収められていますし、これ以外にも色々なカットを収録しています。そこも含めてたくさん見ていただけたら嬉しいです。
――撮影の際に印象に残ったエピソードもお願いします。
前田:昨年(2021年)の7月~8月頃に打ち合わせなどで動き出して、それから半年くらいの時間をかけて色々な季節で撮影しました。実際の撮影ではどうしてもスケジュールが朝から夜までかかったり、日中でないと撮影ができなかいカットもあったので、そのタイトな部分は大変でしたね。
島ロケでは大島と江の島に行きました。先ほどお気に入りだとお伝えした砂浜のカットが大島での撮影になっていて、ロケーションも絶景でした。この時は泊りがけの撮影だったので早朝にスタッフさんがおにぎりを作ってくださり、みんなでテーブルを囲みながら温かいコーヒーと一緒に食べたりもしました。
朝の5時起きだったのですが、その時の表情が実は今回の写真集の表紙なんです。ちょっと目が眠そうな感じといいますか。お化粧もほぼしていないすっぴん風ということで、まさにリアルな日常生活を送る私を見せられた一枚になったのではないかと思います。