『映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』二階堂ルイ役 三森すずこさんインタビュー|『オッドタクシー』ファンはスッキリできるはず!この映画で更にルイの深堀りも!
『オッドタクシー』ファンはスッキリできるはず。この映画で更にルイの深堀りを!
――今作の見どころや注目ポイントのご紹介をお願いします。
三森:TVシリーズのその後は皆さんも気になっていたと思いますが、今回そこも描かれています。エンドロールまで見終わった後、きっとスッキリしていただけると思います。あと一人ひとりのキャラクターたちが「あの時どう思っていたのか」ということやTVシリーズで語られなかったところもたっぷり描かれているので、注目していただきたいです。
――ルイはTVシリーズの中でもミステリアスで、立ち位置や印象も変わっていったので、今作でも注目キャラの一人ですよね。
三森:放送中は「この子、怪しいかも?」と思われた方も多かったでしょうね。でもかわいそうだったり、同情したくなることもあったりして。話が進むごとに少しずつ印象が変わっていくルイは演じがいがあったし、どんどん考察してもらえたのは幸せです。この映画で更にルイを深堀りしていただけたら。
――今後、木下 麦監督にもお話をうかがう予定です。監督にお聞きしたいことやメッセージなどお願いします。
三森:まず監督と此元先生の頭の中を一度のぞいてみたいなと(笑)。それくらいキャラの一人ひとりが個性豊かで。一見そのへんにいそうな人たちだけど、例えば柿花さんは、人が良いアラフォーのおじさんで人生うまくいっていないのがかわいそうだけど、そういう人も周りを見渡せばいそうだし、あまりにもリアルなので監督の周りにキャラのモデルになった人がいるのか、知りたいです。
あとミステリーキッスのメンバーの中で推しメンは誰なのか、ですね。それが難しかったらミステリーキッスの一人と付き合わなくちゃいけないとしたら誰を選ぶのかをぜひ教えてください。
『オッドタクシー』ファンは再び楽しめる喜びを。初見の方はこの映画で『オッドタクシー』沼へ!
――改めて、『オッドタクシー』がたくさんの人をひきつける魅力とは?
三森:一度や二度じゃなく、何度もストーリーに裏切られていく、意外性でしょうか? 可愛らしい動物キャラなのに本格的なミステリーになっていたり、些細な会話や背景や小物に至るまで様々な伏線が転がっていて、「最後までに伏線が回収できるのかな?」と心配したくらい(笑)。でも物語が進んでいくうちに少しずつ謎が解けて、真実に近づいていくカタルシスがあるし、目撃者の一人として見られるところに皆さんが魅力を感じて、毎週見ていただけたんじゃないかなと思います。
――では最後に読者の皆さんへメッセージをお願いします。
三森:TVシリーズをご覧になってくださった方は『オッドタクシー』のおもしろさはわかってくださっていると思うし、きっとお友達に「見て! 見て!」と紹介して『オッドタクシー』仲間を増やしてくださった方もいらっしゃると思います。
たくさんの方が応援してくださったおかげで、映画化することができました。一度は終わったと思った『オッドタクシー』を再び、しかも大画面で見られて、深堀りしたり、違う視点から楽しんでいただけると思うので、公開を楽しみに待っていてください。
まだご覧になったことがない方も、今回はTVシリーズのエピソードを振り返るシーンも多く、わかりやすくなっていると思うので、初見でも楽しんでいただけます。そして映画を見た後は、TVシリーズやオーディオドラマを視聴したくなることは間違いありません。『オッドタクシー』沼へようこそ(笑)。映画館で『オッドタクシー』へのご乗車をお待ちしています。
『映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』作品情報
公開情報
2022年4月1日(金)TOHOシネマズ新宿ほかにて全国公開!
★TVアニメ『オッドタクシー』はAmazon Prime Videoにて全13話見放題独占配信中!
■STORY
偏屈で無口な変わり者<小戸川おどかわ>。
個人タクシーの運転手として街を流しながら、なるべく他人と関わらないように、平凡な日々を過ごしていた。
ところが、ある日思い掛けず『練馬区女子高生失踪事件』に巻き込まれてしまう。事件には、億を超える巨額の金、目的不明の半グレ集団、売り出し中のアイドル、カリスマ化されていく大学生など、様々な事物が絡み、混沌としていく。
それでも、ある計画の実行をきっかけに、事態は一気に収束。一連の出来事は、多くの悲しみや不条理をはらみながら、いったんの結末を見た。
――かに思われた。
関わっていた人々は、口々に証言する。“あの時一体何が起きていた”のかを。
それらを繋ぎ合わせることで浮かび上がってくる、事件の新たな輪郭。
一人のタクシードライバーの “人生を一変させるような出来事”がカタチを変え、運命の歯車は再び揺さぶられていく。
スタッフ
企画・原作:P.I.C.S.
脚本:此元和津也
監督:木下麦
副監督:新田典生
キャラクターデザイン:木下麦・中山裕美
美術監督:加藤賢司
色彩設計:大関たつ枝
撮影監督:天田 雅
編集:後田良樹
音響監督:吉田光平
音響制作:ポニーキャニオンエンタープライズ
音楽:PUNPEE VaVa OMSB
音楽制作:ポニーキャニオン
音楽制作協力:SUMMIT, Inc.
アニメーション制作:P.I.C.S. × OLM
配給:アスミック・エース
製作:映画小戸川交通パートナーズ
キャスト
花江夏樹
飯田里穂
木村良平
山口勝平
三森すずこ
小泉萌香
村上まなつ
昴生 亜生(ミキ)
ユースケ 津田篤宏(ダイアン)
たかし(トレンディエンジェル)
村上知子(森三中)
浜田賢二
酒井広大
斉藤壮馬
古川 慎
堀井茶渡
汐宮あまね
神楽千歌
虎島貴明
METEOR