春アニメ『盾の勇者の成り上がりSeason 2』:主人公・尚文を演じる石川界人さんが作品の魅力と見どころをご紹介!/インタビュー
2019年に放送され、大ヒットし、海外での人気も高いTVアニメ『盾の勇者の成り上がり』の「Season 2」が2022年4月6日より放送開始!
『盾の勇者の成り上がり』は、普通の大学生の尚文が「盾の勇者」として異世界に召喚され、裏切りや旅重なる謀略、困難を乗り越えながら、ラフタリア(CV:瀬戸麻沙美)やフィーロ(CV:日高里菜)などの仲間と共に成長し、タイトル通り、「成り上が」っていく冒険ストーリーです。
「Season 1」で領主になり、人類をおびやかす「波」へ対処していた尚文は、今回の「Season 2」では魔物の霊亀(れいき)が復活したため、その討伐をすることに。巨大で強力な霊亀との戦い、霊亀を復活させた人物とは? など壮大なバトルとドラマが展開していきます。
『盾の勇者の成り上がり Season 2』のスタートを控えて、主人公の尚文役を演じる石川界人さんに「Season 1」を振り返っていただきつつ、「Season 2」の見どころをご紹介していただきました。
召喚先でどん底からはい上がる成り上がりストーリーがおもしろさであり、魅力
――アニメの「Season 1」で演じたり、ご覧になった印象と、改めて魅力を感じた点をお聞かせください。
岩谷尚文役 石川界人さん(以下、石川):前シリーズが放送された時には目新しい作品だったのではないかと思います。当時流行っていた異世界作品でありながら、主人公が召喚された先で最強になるわけではなく、どん底まで落ちて、そこから成り上がっていくストーリーは斬新かつおもしろみがあったのではないでしょうか。
「Season 1」では主人公の尚文が成り上がるまでを描きつつ、成り上がってからの話も少し描かれていたので、この作品の主軸が丁寧に描かれていたと思います。
またオンエアを見て、映像もきれいで驚きました。
――海外でも人気の作品ですが、石川さんご自身への海外からの反響はありましたか?
石川:海外の方からもお手紙をいただきました。全部英語だったので訳すのが大変でした (笑)。放送が始まる前に実施した生放送でも、チャット欄が英語で埋め尽くされているのを見て、改めて海外での人気や期待の高さを感じました。
普通の大学生だった尚文も徐々に磨かれ、重みを増して。「アバズレ」と「クズ」にリベンジした瞬間は印象的&爽快
――演じる尚文の最初の印象と、演じていく中で変化や成長を感じた点をお聞かせください。
石川:「Season 1」の第1話では彼自身はただのオタクと言っていましたが、普通の大学生という印象だったのが、召喚後、裏切りによって地の底まで叩き落されて。元来持っていた知略に長けた立ち回りをしながら、冒険や生死をかけた戦いの中で磨かれていきました。元の性格に近づきつつもいろいろな経験をしていく中で、重みみたいなものが増してきた気がします。
――尚文を演じる際に意識した点と、ディレクションなどもあれば教えてください。
石川:基本的には「怒り」の感情を軸に構築していきました。その感情がなかったのは第1話の前半くらいで、それ以降はずっと何においても「怒り」の感情で、ラフタリアやフィーロとしゃべっている時でさえもそうでした。でも「怒り」があるから仲間に優しくできるし、世界をおびやかす「波」にも立ち向かえると思っていたので、すべてにおいて「怒り」を持つようにしていました。
――「Season 1」の中で印象深かったシーンを教えてください。
石川:この作品を好きで見てくださった方はみんなそうじゃないかなと思いますが、尚文に悪逆を尽くしてきたマルティとオルトクレイが改名された瞬間は僕自身、演じていても気持ちよかったです。それと同時にそんな自分に不快感を覚えるという、尚文に近い感情もあったし、視聴者の皆さんにとっても印象深かったシーンではないかなと思います。
あとラフタリアが地下牢でかつての村の仲間との思わぬ姿での再会シーンは、「結構エグいところまで描くな。この作品は」と思って、印象深かったです。
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