念願の“勝ち気なお嬢様キャラ”に挑戦! 掛け合いの緩急と親近感を大切に――春アニメ『おにぱん!』桃園桃役・前田佳織里さんインタビュー
「これよ!このリアルさ!」 前田さんイチオシのおにっ子チャームポイント
前田:収録を通して再確認できたのですが、やっぱり絵がめちゃめちゃ可愛いんです! シーンにちなんで動きもはっきり描かれているので、そういうところも楽しんでいただけるポイントのひとつだと思います。
――それこそ桃の登場シーンは動きがより大きく描かれているので、観ていて楽しいですよね。
前田:良いですよね!(クマ役の井上)喜久子さんにも、最初のテストで演じたときに「桃ちゃん面白いね〜! すごく可愛くて好きだよ〜!」とおっしゃっていただいて、嬉しかったです!
――収録は井上さんと一緒に行ったのですか?
前田:一緒に収録させていただきました。以前、『プラチナエンド』でご一緒させていただいた際、私は途中からの参加ということもあって緊張していましたが、井上さんがお話して緊張をほぐしてくださいました。だから今回、香盤表を見たときに、再びご一緒できるご縁を感じて、とても嬉しかったです!
本作では、隣でお芝居を見て勉強させていただいています。少人数での収録をしている中、大先輩のお芝居を肌で感じられる経験を本当にありがたいなと思いました。井上さん演じるクマさんも本当に可愛くて、癖になる顔つきをしています(笑)。
それと法子ちゃんも可愛いので視聴者のみなさんには注目してほしいですね〜。別ベクトルでかなり濃いです(笑)。第一声のセリフが衝撃的だったので、まずはそこに注目していただけるといいかもしれません。また美憂ちゃんのお芝居がとても良くて、こういう中二病チックかつノリノリな感じは、観ていて楽しいですね。
――メインの、つつじ・ひまわり・つゆくさのビジュアルは前田さんからご覧になっていかがですか?
前田:かなり個人的な話をすると、こういうカラーがはっきりしているキャラクターが大好きなんです! 先ほど挙げた『魔法騎士レイアース』もそうなんですけど、3人組で色が分かれている組み合わせが大好きで!! 子供心というか、乙女心?のようなものをくすぐられるんですよね。
つつじちゃんはふわっとおっとりした可愛い雰囲気を出しつつ、ひまわりちゃんは見た目こそクールだったりヤンチャな一面がありますが、実はママっぽさがあって、みんなのまとめ役を担っていて。つゆくさちゃんは食べているシーンがすごく可愛くて! またまた個人的な話になりますが、眠そうな目をしている子が好きなんですよ……(笑)。そんな魅力がそれぞれにあって、めちゃめちゃ可愛いです!
あと、マニアックかもしれませんが……この制服の丈感がとても好きで……!
――丈感ですか?
前田:ちょっと長めのスカートと言いますか……深夜帯アニメの学生モノって、全部がそうではないのですが、もう少し短いイメージがあるんです。でも『おにぱん!』のキャラクターはちょっと長め、膝上よりほんの少し上なくらいなんですよ!
――まさにリアルな中学生女子のスカート丈……みたいな?
前田:そう! そうなんです!! 「これよ!このリアルさ!」みたいな(笑)。あと靴下の丈感との兼ね合いもあるかもしれません。着こなし方に個性が出ていて、つゆくさちゃんはちょっと長めに制服を着ていますし、ひまわりちゃんも首元を少し緩めにしながらブレザーは羽織っていなかったりと、最初にキャラデザを見たときにそれはもうドツボを突かれてしまって! ……オタクなのでこういうところをずっと見てしまいます(笑)。
――好きも相まっているためか、とてもよく観察していらっしゃるんですね。
前田:キャラデザも一つひとつに意味があると思っているんですよね。ひとつのキャラデザでひとつの情報ではなく、5つくらい読み取れるときがありますが、本作ではそれが強く伝わってきたので素敵だと思いましたし、今後もどういったキャラクターが登場していくのか楽しみです。
――いま発表されているメンツを見る限り、もしキャラクターが追加されても絶対に個性的なキャラクターになりますよね(笑)。
前田:本当にそうですよね(笑)。だから第1話だけじゃなくて、最後まで見届けてほしいです! どの回も新鮮で面白いですし、もし途中のエピソードから観たとしてもパッと入っていける作品なので、ぜひフットワーク軽く観ていただけたらなと思います。