アニメ
『おにぱん!』前田佳織里(桃園桃役)インタビュー

念願の“勝ち気なお嬢様キャラ”に挑戦! 掛け合いの緩急と親近感を大切に――春アニメ『おにぱん!』桃園桃役・前田佳織里さんインタビュー

アニメ新番組『おにぱん!』が2022年4月11日(月)より、テレビ東京系列「おはスタ」内で放送スタート!

『おにぱん!』は人間と鬼が共存する世界で、鬼のイメージアップという使命を受けて、鬼ヶ島から都会にやってきたおにっ子(鬼の子供)3人が奮闘する作品です。またタイトルになっている「おにぱん」も重要なアイテムに!?

主人公である3人のおにっ子は、つつじ役を野崎結愛さん、ひまわり役を根岸実花さん、つゆくさ役を野中ここなさんが演じます。野中さんと野崎さんは、アイドルグループのさくら学院出身、根岸さんは『ちゃおガール2019』グランプリ受賞者で、3人共、声優初挑戦です。

また共演する事務所の先輩声優の前田佳織里さんと富田美憂さん、そして井上喜久子さんというキャスティングにも注目です。

そんな本作より、桃園桃役の前田佳織里さんにインタビューを実施! 念願のお嬢様キャラに挑戦した手応えから、おにっ子たちのチャームポイントなど、お話いただきました。

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「鬼は悪者」そんなイメージはもう古い。今では人間ともすっかり仲良し。—…昔々のヤンチャのせいで、誤解されたりいじられたりすることもあるけれど。これは、人間と鬼が共に生きる世界で、3人のおにっ子が鬼のイメージアップのために奮闘する物語。鬼ヶ島から東京の中学校に転入、そして…時に人助け、時に町おこし、時に学校行事へ飛び込み、時には…アイドル活動!?キーアイテムは、鬼族に伝わるぱんつ―…その名も「おにぱん!」どんな能力が秘められているのか、それともいないのか!?さらには桃太郎や一寸法師の子孫も登場して…!?大忙しのおにっ子たち、たまに失敗して落ち込むこともあるけれど、今日もめげずにひたむきに頑張ります!作品名おにぱん!放送形態TVアニメスケジュール2022年4月11日(月)~2022年7月1日(金)テレビ東京系列「おはスタ」内にて話数全12話キャストつつじ:野崎結愛ひまわり:根岸実花つゆくさ:野中ここな桃園桃:前田佳織里のりりん/一寸法子:富田美憂クマ:井上喜久子スタッフ原作:おにぱん!プロジェクト原案・原作監修:長沼範裕おにっ子デザイン原案:トマリ監督:太田雅彦助監督:橋口淳一郎シリーズ構成:あおしまたかしキャラクターデザイン・総作画監督:...

念願の“勝ち気なお嬢様キャラ”に挑戦! ポイントは、掛け合いの緩急と親近感

――本作は、3人のおにっ子が鬼のイメージアップを図るために奮闘する作品ですが、作品に対してどのような第一印象を持っていたのでしょうか?

桃園桃役・前田佳織里さん(以下、前田):お話をいただいたときは「一体どういう話になるんだろう?」と率直に思いました。おにっ子3人が振り回されながらも一生懸命に頑張る姿に萌えるアニメなのかなと思い収録に臨んだら、キャラクターの尖り方が思いのほかすごくて(笑)。個性豊かなキャラクターばかりかつテンポも速くて衝撃的でした。

最初はキャラクターの概要をいただきましたが、てっきり(一寸法子役の富田)美憂ちゃんが演じる法子ちゃんの方を担当すると思っていて。今までの私は、大きな括りで言えば、法子ちゃんのようなおとなしめな役を演じる機会が多かったので、桃ちゃん役と聞いたときは、自分の新しい扉が開かれたような気がして嬉しかったです。

――ご自身にとっても珍しい役柄だと実感されているんですね。

前田:これまでの役柄を踏まえると、かなり珍しいと思います。それこそ最近、桃ちゃんのような立ち位置の子を演じる機会が多くなってきたような気がしていて。例えば、別作品の 『怪人開発部の黒井津さん』では、わりと演技の中に遊びを交えたり、ツッコミを入れるようなギャグシーンの振れ幅が大きい役を演じさせていただきました。そういった役の中でも、桃ちゃんはずっと演じたかったタイプの役でした。

――と言いますと?

前田:勝ち気なお嬢様キャラに憧れていたんです(笑)。桃ちゃんは、「もーっもっもっもっも!」と言いながら登場しますが、そういう高笑いをやってみたくて! 小さい頃から「おーっほっほっほ!」ってお嬢様キャラの真似をしていて(笑)。だから、演じるのがとても楽しみなキャラクターでした。

――なるほど。たしかに桃のようなお嬢様然としたキャラクターをピンポイントで演じる機会は、そこまで多くないですものね。

前田:だから、この令和の時代に観ている子供たちにどう刺さるのかが楽しみです。私が小さい頃は、『魔法騎士レイアース』など、イメージカラーで分かれた3人が活躍する作品と出会ってきました。そういった意味では、同じように『おにぱん!』も、今の子供たちにとっての“好き”の対象になると嬉しいですね。

――収録を通して、桃の印象やイメージに変化はありましたか?

前田:先ほどのお話の通り、属性というか、系統がはっきりしている子ではあるものの、その中のナチュラルさや親近感を覚えてもらえるキャラクターにしたかったので、その部分を大切に収録に臨みました。

ちなみに、初回の収録時に桃ちゃんが生徒会長であるという新事実を知りました(笑)。初登場時におにっ子たちと掛け合うシーンがありますが、急な登場だから、で片付けずに、生徒会長としての意識を持った上で3人に絡みに行ったのかなと行動を掘り下げて認識できたことは、印象が変化した部分ですね

作品の世界観に地に足をつけていて、その上で遊び心のあるキャラクターになっているといいなと思います。

――桃のキャラクター性で親近感を覚えてもらうのは、塩梅が難しそうな気もします。

前田:不器用なところ……例えば、おにっ子たちと仲良くなりたいけど素直になれないところが分かりやすいかもしれません。そのシーンは、照れている雰囲気のリアルさを意識するように演じています。キャッチーなキャラクター性にそのまま乗っかるというより、自分の中で出てきた感情を大切にしつつ演じました。

私自身、仲良くなりたいけど最初は上手く行かないことはあるなぁと観ていて親近感を覚えたので、そういったところが視聴者のみなさんに伝わったら嬉しいです。

――キャラクター性こそ尖っているものの、誰しもが持っているような感情を大切に、寄り添うように演じていったわけですね。

前田:そうですね。その切り替えは意識しています。登場シーンやみんなと遊ぶシーンはギャグに振り切りつつ、真面目なシーンではしっとりと、そして再びギャグに振り切る!……といった緩急は大事にしました。

それこそ、コメディ色が強いアニメに出演させていただくようになってから、セリフを立たせることでエピソードのオチを活かす難しさを実感しました。視聴者を意識しつつ、オチで活きると思うセリフの伏線をどこに張るのか、どうやってセリフを立てればいいのかなど、自分なりに勉強したり意識するようにしています。

――その他、演じる上で意識している点はありますか?

前田:最初は「もーっもっもっも」の第一声が衝撃的でしたが、私の中で桃ちゃんの人物像はわりと固まっていました。実際の収録でも大きな軌道修正はなかったので、良かったなと思いつつ、もっとやっていいかもしれないと初回の収録を終えて感じました。

そこでも実践していたつもりでしたが、絵も踏まえた上で収録を終えてみると、もっと遊び心たっぷりにやってみてもいいのかなと。なので、その回のストーリーに合わせてアプローチを変えながらお芝居をしています。

――では、回を重ねるにつれて色々な桃の一面が垣間見えそうですね。

前田:今後、桃ちゃんのお当番回が放送されると思いますが、色々と常識を覆される展開が待っています。私が収録したエピソードまでで言えば、おにっ子ちゃんたちとの関係性が絶妙に近くなっていく回があるんです。

最初は、桃ちゃんの中に戸惑いがあったり、あまり相手にされない片思い状態ではありましたが、おにっ子ちゃんたちも桃ちゃんを友達として想ってくれるようになります。3人との関係性が素敵だと感じているので、そんなシーンにも期待していただけると嬉しいです!

(C)2022 おにぱん!製作委員会
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