コナン映画最新作『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』を声優・高木渉さんが語る! 「新しい『名探偵コナン』が始まったという印象があります」
『名探偵コナン』がこれほど長く愛される理由
――これほど長く愛される『名探偵コナン』という作品の魅力やその理由について、お聞きします。高木さんご自身から見て、どんなところだと思いますか。
高木:真実はいつもひとつ。そして、どんな情状酌量の余地があろうとも、人を殺めたらその罪は償わなければならない。そんな一貫したテーマの中で、様々な人間模様が描かれているところが魅力的だなと僕は感じています。老若男女、年齢も問わずみんなで楽しめるのもいいですよね。黒の組織も気になります。
――お仕事をする上で、ご自身が心がけていることは何ですか。収録前に行うルーティンワークなどがありましたら、お聞かせください。
高木:特にルーティンワークというものはないのですが、本番収録中にお腹が鳴ってNGになってしまわないように、収録前におにぎり1個でも食べるようにしています。お腹の音って困ったもので、何故か自分ではなく他の人が喋っている時によく鳴ってしまったりするんですよ。
――今作の舞台は渋谷です。作品にはスクランブル交差点、渋谷ヒカリエ、宮下パークといった様々なスポットが登場しますが、高木さんがお気に入りの場所や思い出のある場所をお聞かせください。
高木:現在の収録スタジオになってもう20年になりますが、それまでスタジオはずっと渋谷にあったんです。毎週よく足を運んでいたのを思い出します。名探偵コナンもそうですが、『ガンダムX』(※1)など、今の僕を作ってくれた大きな作品が幾つもここから生まれました。渋谷は僕の好きな場所のひとつですね。
※1『機動戦士ガンダムX』:1996年に放映された日本サンライズ制作のロボットアニメ。高木さんは主人公ガロード・ラン役を演じた。
――最後に、作品を楽しみにしているみなさんへメッセージをお願いします。
高木:いつも名探偵コナンを応援してくださって、本当にありがとうございます。今年も劇場版をみなさんにお届けできるのが本当に嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。特に今年は僕と佐藤さんのお当番回でもありますから、相当気合も入っております!ぜひみなさん、劇場でお待ちしております。
――ありがとうございました!
[文・宋 莉淑(ソン・リスク)]
劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』作品情報
2022年4月15日(金)ROADSHOW!
ストーリー
ハロウィンシーズンで賑わう東京渋谷。
渋谷ヒカリエでとある結婚式が執り行われていた。そこには、ウェディングドレスに身を包んだ警視庁・佐藤刑事の花嫁姿が。コナン達招待客が見守る中、突然乱入してきた暴漢が襲い掛かり、守ろうとした高木刑事がケガを負ってしまう。高木は一命を取りとめ事態は収束したが、佐藤の瞳には、3年前の連続爆破事件で、想いを寄せていた松田刑事が殉職してしまった際に見えた死神のイメージが、高木に重なって見えていた。
時を同じくして、その連続爆破事件の犯人が脱獄。果たしてこれは偶然なのか? 公安警察の降谷零(安室透)が、同期である松田刑事を葬った因縁の相手を追い詰めるが、そこに現れた謎の仮装の人物に、首輪爆弾をつけられてしまう。
首輪爆弾解除のために安室が潜伏している地下シェルターを訪れたコナンは、3年前に今は亡き警察学校時代の同期メンバー達と正体不明の仮装爆弾犯「プラーミャ」と渋谷で遭遇した事件の話を聞く。やがて、捜査を進めるコナン達を狙う不穏な影が―。
火が灯された運命のスクランブル。いま、祝祭のハロウィンが狂乱の夜行へと変貌する―!
スタッフ&キャスト
原作:青山剛昌「名探偵コナン」(小学館「週刊少年サンデー」連載中)
監督:満仲 勧
脚本:大倉崇裕 (劇場版名探偵コナン参加作品:「から紅の恋歌」、「紺青の拳」)
音楽: 菅野祐悟
高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、古谷徹、高木渉、湯屋敦子 白石麻衣(スぺシャルゲスト)ほか
配給:東宝
製作:小学館/読売テレビ/日本テレビ/ShoPro/東宝/トムス・エンタテインメント