『プリパラ』DressingPafé(ドレッシング)初単独ライブ詳細レポート|「世界中を旅して進化したDressingPaféのスペシャルなショーをお見逃しなく!」
謎めいた存在・プリパラジム
昼の部は福田裕子さんの脚本による朗読劇で、DressingPafeが謎に包まれた“プリパラジム”で猛特訓を繰り広げる物語。
ここ、プロードウェイでショーを成功させるため、特訓を繰り返していたというDressingPafe。しかし「僕たちは特訓という特訓、全部やりきっちゃったよねぇ」とドロシー。「うむ、でもプロードウェイのステージには生半可な気持ちで立つわけにはいかない。油断大敵、完璧主義であるべきだ」とまだまだ練習を求めるシオン。意見が対立する2人に「歩いていたらこんなチラシが風で舞ってきて……」とチラシを見せたレオナ。そのチラシは「プリパラジム」の案内で「エキストラスペシャルコミットコース。特訓慣れしたあなたにおすすめのコース。天才アイドルにオススメ」というキャッチコピーにつられ、3人はプリパラジムに行くことに。
気合いを入れてプリパラジムに行ったものの、なぜか3人は鉄格子に閉じ込められてしまいます。落ちてきたミッションの紙には「プリパラの人気フード、ベスト1000を当てるまで帰れま1000」という文字があり……。
シオンとレオナは「1000位以内に入っている」であろう、アイスクリームや生食パンを食べるものの、残念ながらランキングに入っておらず。
一方のドロシーは「ヤギの餌」が入っていると睨み、大量のヤギの餌(野菜くず)を食べることに。シオンとレオナも手伝います。するとなぜか3人はヤギの鳴き声しか出せなくなってしまい、しばらく「メエェェェ……」という鳴き声でやりとりすることに(笑)。そのシュールな姿に、客席からマスク越しに笑い声が漏れていました(ちなみにヤギの餌は「3位」で“ドボン”となってしまう)。
その後、ランキングの正解が発覚し、3位以外は肉まん系がビッシリ(笑)。「そうか、みかんが食べた総量なら納得だ! みかんは全プリパラアイドルの500日分の食料を10分で食べるらしいからな!」とシオン。ドタバタとやりとりしているうちに、周りににんじんジュースがたくさんあることや、獅子舞が飾ってあることに気づき……「ひょっとしてここのジムのオーナーは……」。
獅子舞を見て、チーム名を決めたときのことを思い出す3人。マネージャーのウサギさんの計らいで初心を思い出した3人は「もっともっとがむしゃらに、直球で行こう! 目指せ神アイドル!」と気持ちをひとつにしました(その後ジムは爆発・笑)。
「ガムシャランホイ」初披露!
無事にジムから脱出し、気持ちを新たにした3人。その「初心」を思い出すかのように、『プリチャン』初期に制作された筐体曲「ガムシャランホイ」(!)を初披露しました。曲を披露した後、和気あいあいと「ガムシャランホイ」の話をしていたところ、突然のスペシャル・ミッションが発生!プロードウェイシアター館長から「プロードウェイ作品を撮影せよ!」という司令がモニターに映し出されます。「誰もが知る童話をテーマに」新作を作成することに。「ちなみにすぐに撮影いただきたいため、あらすじ以外はほぼ即興で、出演者からカメラマンまで全てを3人で協力しながら作品を完成させること。なお、上映できるかはこの場のお客様の拍手で決まります」という。
3人は「プリずきん」というテーマで、山北さんが語りとおばあちゃんを、澁谷さんがプリずきんを、若井さんが狼を演じることに。
「プリずきん」とは?
赤ずきん風の物語をDressingPafé風にリメイクした「プリずきん」。山北さんの演じるおばあちゃんの演技に(しかも、狼に「一緒に囲碁でもやらんかね?」と話しかけ)、クスクスと小さな笑いが漏れました。
3人らしいフリーダムな演技に客席から何度も拍手が起き、見事プロードウェイ作品に認定。「認定御礼、ありがとう!」と感謝の気持ちを伝えました。「本当にどうなることかと思ったけど、私たちの連携プレイで乗り越えられてよかったね!」とホッとした表情で若井さん。「僕たちに掛かれば無理なこともなんだってこえていけますとも!」と澁谷さん。「ああ、これまでも数え切れないほどの壁にぶつかってきたが、3人で協力すれば乗り越えられない壁などないんだ!」と山北さんが感情を込めて話しました。
「我々の絆は決してほどけることはない。これまでも、そしてこれから先も、ずっと」──そのセリフを導入にして新曲の「Stay Tuned」へ。「Stay Tuned」は絆をテーマにした、ドラマティックなバラード曲。モニターにはTVアニメの名シーンが流れ、客席からは温かな拍手が送られました。