連続コント動画作品のPR番組『其れ、則ちラジオ。』、声優の植田ひかるさんと春木めぐみさんに前代未聞の公開インタビューしてきた【前編】
2022年4月からTOKYO MXで放送された連続コント動画作品『其れ、則ちスケッチ。』(略称、それすけ)。この番組は、お笑い芸人「フォークダンスDE成子坂」のコントが原作の異色の3DCG作品で、ふたりの少女「ハジメ」と「チヅル」の交流が描かれている。放送された連続コント動画作品とほぼ同等の映像は、公式YouTubeチャンネルにて配信中。
本作の監督の石ダテコー太郎さんは、かつてお笑い芸人として活動していた人物で、『それすけ』は先輩芸人のコントを後世に残すために立ち上げたプロジェクト。石ダテ監督がどのような想いで制作をスタートさせたのかは、こちらのインタビュー記事(前・後編)を読んでいただくとして……。
本稿は『それすけ』のPRラジオ番組『其れ、則ちラジオ。』(略称、それらじ)のお話です!
目次
- 自由すぎるふたりの声優が大暴走中!! 『其れ、則ちラジオ。』はこんな番組
- 予定通りに進むはずのない『其れ、則ちラジオ』公開インタビュー
- インタビューの途中ですが……!
- 仕切り直しまして……植田ひかるさんと春木めぐみさんにインタビュー
- キャストがモーションアクターも兼任する3DCG作品! 動きも音声も同時収録する過酷な現場
- 一般的なアニメ収録と大きく異なる『それすけ』の過酷な収録現場
- 『其れ、則ちスケッチ。』地上波放送打ち上げイベント 開催!
- 『其れ、則ちスケッチ。』作品情報
自由すぎるふたりの声優が大暴走中!! 『其れ、則ちラジオ。』はこんな番組
『其れ、則ちラジオ。』は、インターネットラジオステーション<音泉>で配信中のラジオ番組。出演は『それすけ』に出演するハジメ役の植田ひかるさんと、チヅル役の春木めぐみさん。番組構成・進行は石ダテコー太郎監督自身が務めている。配信は毎週水曜日の19時だ。
【『其れ、則ちラジオ。』】
https://www.onsen.ag/program/soreradi
番組の内容は、毎回フリーダムなトークが展開されるため予測不能。常人の思考が及ばないユニークな発言を連発する植田ひかるさんと、どんなボケもバッサバッサと斬り捨てる春木めぐみさんのカオスな掛け合いが最大の魅力。
アニメイトタイムズでは石ダテ監督のご厚意で、このふたりのキャストに突撃インタビューを行う予定だったのだが……。ことの成り行きで公開インタビューを行うことになった。
ことの成り行き
ラジオ内インタビューですが、僕としてはただ効率的だと思っただけなんです…どうせ長くなるしどうせ面白くなると思って!
— 石ダテコー太郎の裏垢 (@ishidate_uraaka) May 2, 2022
実際に編集するタイミングで、あの内容とボリュームを何度も聞くことになって激しく後悔しました😵#にししのらじじ#それらじ
というわけで、本稿では『それらじ』(第245回:2022年3月30日配信)の番組内で公開されているインタビューの様子をお届けします。
予定通りに進むはずのない『其れ、則ちラジオ』公開インタビュー
――まずは簡単に自己紹介をお願いします。
植田ひかるさん(以下、植田):ハジメ役の声優の植田ひかるです。いまはだいたい……。あのぉ……。あ、違った。すいません!
春木めぐみさん(以下、春木):「だいたい」って何?(笑) すごい気になる!
植田:えっとね。だいたい何歳かを答えようとしまして。
――年齢非公開の声優さんもいらっしゃいますので、無理をしないでください。
植田:私、デビューが音泉さんの高校生ラジオだったんです。だからWikipediaに年齢が書かれちゃってるんです。だから……25歳です! はるちゃん(春木めぐみさん)も年齢を言えるっけ?
春木:私の心配はしなくていいから!
一同:(笑)
植田:なので、植田ひかる、25歳です! 『其れ、則ちスケッチ。』では「ハジメ」を演じさせていただいています。ラジオ『其れ、則ちラジオ。』は、はるちゃんと一緒にみなさんに楽しい放送を聞いていただけるように努めております。よろしくお願いします!
春木:チヅル役の春木めぐみと申します。2000年10月23日生まれの21歳。好きな食べ物はカニです。
石ダテコー太郎監督(以下、石ダテ):あれ? 前にラジオ内で練習したときは、ふたりとも「イラストが得意です」ってPRしていたんですけどね。
植田・春木:ああああああっ!(笑)
――おふたりはイラストが得意ですか?
春木:好きです!
植田:私は封印しています!
――封印とは?
植田:はい。元々絵を描くのが好きだったのですが、演技の道に進んで声優になったので、絵の道を諦めて描かなくなりました。
春木:えーっ!? 言ってることが違うんだけど(笑)。
一同:(笑)
――これはメディア向けの答えなのですか?
植田:冒頭からこれだと、ちょっと重いですよね?
石ダテ:「重い」とは?(笑)
植田:初めから「絵の道を挫折して……」なんて話はしないほうがいいのかなって。
――お気にせずに(笑)。いまでもプライベートでは描きますか?
植田:あ、はい! 事務所のグッズとかは、描かされています。
――「描かされている」だと義務的に聞こえてしまうのですが……。
植田:そうですね! じゃあ、「描かせていただいています」です!
春木:いまのは誘導尋問だーっ!
石ダテ:アハハハハ!
植田:そういうお仕事の絵を描くのは好きなんですけど! う~ん、なんだろ……。もったいぶって描いてます!!
――えっと……。ちょっとよくわからないので詳しくお聞かせ願いますか? 「もったいぶって」ですか?
石ダテ:いつもは僕が困らされているんですけど、他の人が困っているのを見るとめちゃくちゃおもしろいですね(笑)。
一同:(笑)
――「もったいぶって描いている」のですね。なんとなくわかりました(笑)。では春木さんに伺います。「イラストを描くのは好き」なのですね。
春木:3歳くらいのころに親からクレヨンを買ってもらって、『美少女戦士セーラームーン』の絵をずっと描いていました。ですが、大きくなると周りに絵の上手い人がたくさん出てくるので、「得意」ではなくて「好き」と言うようにしています。