『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』野沢雅子さん&古川登志夫さんインタビュー|孫悟飯とピッコロが大活躍!!『ドラゴンボール』という作品が多くの人から愛される理由
映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』が間もなく公開!『DRAGONBALL』は週刊少年ジャンプ(集英社)にて、1984年より連載を開始した国民的少年マンガ。国内だけでなく、世界各国からの評価も高く、単行本・完全版は全世界累計2億6000万部の発行部数を記録する人気作品です。
TVアニメも1986年から始まり(途中、放送休止期間あり)、『ドラゴンボール』、『ドラゴンボールZ』、『ドラゴンボールGT』、『ドラゴンボール改』、『ドラゴンボール超』と、30年以上愛され続けているシリーズです。
前作『ドラゴンボール超 ブロリー』は全世界興行収入135億円のメガヒットを記録。原作者・鳥山明渾身の一作となる本作で、特にフォーカスされるのは孫悟飯とピッコロ。師弟コンビが生み出す新たな力が世界最悪の軍隊「レッドリボン軍」、そして新たな人造人間と大激突します。
本稿では、映画の公開を記念して、孫悟空、孫悟飯、孫悟天役の野沢雅子さん、ピッコロ役の古川登志夫さんにインタビュー! 作品の見どころやキャラクターについてはもちろん、『ドラゴンボール』の魅力やおふたりにとってのヒーロー像など、たくさんお話を語っていただきました。
これまでとは違う、新しい孫悟飯とピッコロ!
ーー今作『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』の脚本を読んだ印象は、いかがでしたか。
野沢雅子さん(孫悟空、孫悟飯、孫悟天役/以下、野沢):私は脚本を読んだ時にパッと思いついたのは、今回の作品は悟飯くんが活躍するんですよ。今までの作品では、だいたい悟空が活躍していたので、悟飯も成長した、大人になったなと感じました(笑)。
古川登志夫さん(ピッコロ役/以下、古川):悟飯がかっこいいですよね。いつもの学者然とした一面じゃなくてね。
野沢:そうなんですよ、ビックリしました。
ーー古川さんはいかがでしたか。
古川:最初に脚本を読んだ時に、ドラマパートとバトルパートのバランスがいいなと思いました。それから、今作は鳥山先生ご自身の手がけた脚本なので、余すところなく、『ドラゴンボール』の面白さが描かれているなという印象でした。
ーー野沢さんもお話されていましたが、今作では悟飯とピッコロが活躍します。今回はどのようなお気持ちで収録に臨まれましたか。また、悟飯の師匠であるピッコロと弟子である悟飯の関係についてお聞かせください。
野沢:今回の作品では、悟飯くんが本当にたくましいんですよね。これまではお勉強ばかりというイメージがありましたけど、「悟飯くんに、こんなたくましい部分があったんだ」と知ってすごく嬉しいです。収録の時は、悟飯を演じていて「え? ここで戦っているのは本当に悟飯?」と思ったことが何度もありました(笑)。
私はピッコロさんが大好きなんですけど、悟飯くんはピッコロさんを大尊敬していますよね。また、ピッコロさんも悟飯をかわいがるんですよ。私はこの関係がすごく大好きなの。ふたりは素晴らしい関係ですよね。
これからもずっと悟飯くんとピッコロさんの関係は、このままでいけると思っています。何が起きても大丈夫という関係は、悟飯もピッコロさんが常に自分のそばについていてくれるという自信を持っているからだと思うんですよ。
お父さん(悟空)もあれですけど……(笑)。私の中では、ある種お父さん以上に、ピッコロさんを慕っているところがあると思っています。
ーー古川さんはいかがでしたか。
古川:ここ数年、立ち位置的にも出番的にも、やや控えめだったピッコロと悟飯でしたが、初期の頃はピッコロもかなり出番が多かったんです。そんな遠慮がちな感じの出番だったふたりにフィーチャーした映画ができるというお話を聞いた時は、非常に嬉しかったですね。
ーー今まで以上に力が入りましたか。
古川:そうですね。ピッコロの存在たらしめている非常に大きなファクターとして、悟飯の存在があると思うんです。悟飯がいて、ピッコロがいるという感じがするんですね。ですから、エピソード的にもそういうお話が好きですし、今回はそういうお話だと聞いて、脚本を読んだ時も本当に嬉しかったです。