『きんいろモザイク』クラウドファンディング企画[連載第2回] 支援者からの質問をキャストに直撃インタビュー! ~西明日香さん、田中真奈美さん、東山奈央さん~【後編】
数々のイベントを開催してきた『きんいろモザイク』。特に印象に残っているステージは!?
――舞台挨拶やライブなど、ファンの前でイベントを行ってきました。思い出深いステージは?
田中:としまえんで行われたイベントです。とにかくたくさんステージをやったということと、お客さんが両手で数え切れるくらいの少人数のときもあったから、とても思い出深いです。
(※体感型ゲームイベント「きんいろモザイク」~としまえん迷子事件!?~:2013年8月10日~8月18日)
――夏休み期間中のイベントでしたね。
田中:貴重な体験をさせていただきました。1日に6回も公演があって、回によってお客さんの数はばらばらでした。でも、どれだけお客さんが少なくても、いつも和気あいあいとして楽しかったです。
西:楽しかった!(笑)
田中:最近の『きんいろモザイク』のイベントは大きな会場でやらせていただいていますが、思い返すと「としまえん」のイベントこそが『きんいろモザイク』の真髄、といった感じがします。お客さんひとりひとりと向き合って、まるでお茶会のような雰囲気で楽しめました。
東山:私が出演したステージは、お客さんが4人のときもあったよ!
西:あははははは!
――えええ!? たった4人ですか?
東山:そうなんです。としまえんのイベントはメンバーが2人ずつローテーションで登場していたのですが、ちょうど私の出番だった回のお客さんが4人でした。4人しかいないので私たちも客席からパイプ椅子を借りて、6人で輪になって座りました。
一同:(爆笑)
東山:そのときのお客さんはもう全通を目指されているような方たちだったので、イベント台本の中身もすでに分かってくれていて。だから台本をワキにおいて「何の話しよっか~?」みたいな(笑)。自由で楽しいイベントでした。
――それは貴重なイベントです! アットホームすぎます(笑)。
田中:イベントの回数が多かったので、きっと大変ではあったけど、「お客さんが少なくて気まずい」とか「しんどい」とか、そういう感情は一切なくて、毎回楽しかったなぁ。
西:楽屋で「次は何をして楽しませよっか?」とか作戦を練ったりね(笑)。
田中:そんなイベントでもワクワクできたのは、このメンバーだからこそだったからだと思うよ。
――西さんが思い出に残っているイベントは?
西:私は2016年1月1日、ニューイヤーコンサート「FIRST*MODE」が思い出深いです! 私は実家が大好きなので、毎年のお正月は実家で過ごしていたのに……。まさかこの私が実家に帰らず東京に残るなんて、上京した当時は思ってもいませんでした!
――いままでの人生で、初めて帰省しない正月を過ごしたのですか?
西:そうなんです! しかも、そんな大切なお正月に、私と同じように会場に来てくれたお客さんがこんなにたくさんいるんだと驚きました。1月1日という特別な日に行われる大きなライブということで、私たちの気合も十分。曲数もたっぷりありました! そんなライブだったので、みんなの想いが溢れすぎて、最後の挨拶がめっちゃ長い!!
一同:(笑)
田中:挨拶は長かったねぇ~。
西:いまさらですが、あのライブに来てくれたお客さん全員に「ごめんね」って言いたいくらいです。とにかく「FIRST*MODE」はたくさんしゃべってたくさん歌った、思い出深いステージでした。さらにこのライブでは、諏訪ちゃん(諏訪彩花さん)がシークレットゲストで来てくれて、6人で歌って踊った初めてのイベントだったから思い出も大きいです。
――来場者も驚いたと思います。
西:あの日をきっかけに、諏訪ちゃんがRhodanthe*に加入してくれたのかなって思います。そう考えると、実に思い出深いですね。
東山:よくよく考えてみたらさ、途中で新メンバーが加わる声優ユニットって珍しいよねぇ?
田中:ほんとだ!
――東山さんの印象深いイベントは?
東山:私は「KIN-IRO MOSAIC Festa」です。このイベントは、とにかく全部盛りのイベントだったから思い出深いです。
――全部盛りですか?
東山:そうなんです。声優さんってお芝居をする仕事だと思ってたのに、みんな芸人さん級に面白くて……(笑)。よくある「名場面を観ながらエピソードトーク」のようなコーナーでも、Rhodanthe*のメンバーはひと笑いずつかっさらっていくんですよ!
一同:(笑)
東山:だから私も必死で挑みました(笑)。特に忘れられないのは、生アフレコのコーナーです。ちゃんとした台本が用意されているアフレコなのに、みんなでアドリブを入れまくるやつ! あんなの『きんいろモザイク』でしかやったことない……。
田中:あはははは! 「まんがタイムきららフェスタ」でも、アドリブを入れまくってたねぇ(笑)。
東山:そうそう! しかもね、中の人ネタを放り込んできたり、みんなめちゃくちゃ頭の回転がいいの! さらにすごいのが、あれだけアドリブを入れてるのに、みんな声優だから映像の口パクの尺に収めつつ、アドリブの内容と映像の表情が絶妙にあっていたり、あのときは「本当にこのメンバーはすごいな!」と思って、私は必死に食らいついていた記憶があります。頭は常にフル回転でした。
――あれこそプロの職人技だと、誰もが思ったはずです(笑)。
東山:しかも、バラエティーコーナーが終わった後はしっかりライブもあるし。とにかく全部盛りのイベントでした。生アフレコ、エピソードトーク、ゲーム、ライブ……。昨今、こんなに全部やるイベントなんて、なかなかないと思うよ?(笑)
西・田中:あはははは!
東山:イベント時間もめっちゃ長いの(笑)。みんなやりたい放題で押しまくってたから、確か2時間半くらいあったんじゃないかな?
田中:そうね! しかもサプライズもあったじゃない? 奈央ちゃんが「初めて泣いちゃった」と言ってたのを覚えてるよ。笑いあり涙あり、本当に全部盛りのイベントだったね。
東山:一回目の「KIN-IRO MOSAIC Festa」(※2013年12月29日)のサプライズのときは、緊張の糸が張りすぎていて私だけ泣いてなかったの。だって「この後もライブが続くし……」とか考えちゃって。
西:さすが東山プロだ!(笑)
東山:出演者という使命感から抜けられなかったんだと思う。でも、二回目の「KIN-IRO MOSAIC Festa 2」(※2015年9月20日)のときは私もポロポロ泣いちゃった。心が裸の状態でステージに立たせていただけたのは、Rhodanthe*のメンバーのおかげだよ~。
西:(無言でドヤ顔)
田中:西ちゃん、その顔!(笑)
――すみませんが、これはインタビューなので顔芸をされても伝わりません(笑)。
西:「ドヤ顔をする西」と書いておいてください(笑)。
一同:(笑)