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夏アニメ『ブッチギレ!』佐藤元&土岐隼一インタビュー

夏アニメ『ブッチギレ!』一番星役・佐藤元さん&サクヤ役・土岐隼一さんインタビュー|史実とオリジナルが織りなす新しい“新選組”

夏の暑さを“さらに熱く”すること間違いなしの新作アニメがこの夏始まるーー。

『どろろ』『からくりサーカス』でおなじみのアニメ企画会社「ツインエンジン」初となるオリジナルTVアニメ『ブッチギレ!』だ。侍が日本を支配していた時代を舞台に、新選組幹部の替え玉として選ばれた罪人たちが、京都の治安を守るために奮闘するストーリー。

2022年7月8日(金)放送開始に先駆け、本作のキャストにインタビューを決行。近藤勇の替え玉である主人公・一番星を演じる佐藤元と土方歳三の替え玉であるサクヤを演じる土岐隼一から、本作への“熱い”思いを“熱く”語ってもらった。さらに、新選組にちなみ“熱い”歴史トークも繰り広げられた本インタビュー。キャスト陣の熱量で、ぜひ『ブッチギレ!』への視聴熱を高めてほしい。

“史実と異なる新選組”だからこその面白さ

ーー「新選組」をテーマにした作品はこれまでにも数多くありましたが、そんな中でお二人が感じる『ブッチギレ!』ならではの面白さを教えてください。

佐藤 元(以下、佐藤):登場するキャラクターは“史実の新選組たちではない”ところが一つの肝です。隠し球として新選組の幹部たちと入れ替わっているからこそ、史実に基づいた新選組とはまた違うキャラクターが見られるのは楽しいと思います。

土岐隼一(以下、土岐):元くんの言う通り、替え玉だからこそ“近藤勇だけど今までにない近藤勇がいい”ということができるんですよ。それはオリジナルアニメならではの自由さだと思います。とはいえ、「新選組」をテーマにしたお話ではあるので、新選組に絡んでくる歴史上の人物や新選組が起こした事件・騒動も物語に絡んできます。史実とオリジナルが絶妙に入り混じっているのは『ブッチギレ!』の素敵なところだと思います。

ーー佐藤さんは一番星、土岐さんはサクヤ、ご自身の演じるキャラクターの印象についてはいかがでしょうか?

佐藤:真っすぐで信念を持っていて、とにかく熱いところが一番星の良さだと思います。この熱さがあるからこそ近藤勇さんの替え玉になれるのではないかなと。そして、この熱さがあるから周りにも認められている。彼の持つ“熱さ”はこの物語を動かす火種になっていると感じます。

土岐:サクヤは一番星と対になるクールなキャラクターです。でも、クールの在り方にもパターンがあると思っていて。サクヤのクールさは、ただ「冷たい」というわけではなく、自分の生き方にとてつもなく熱く忠実に生きているがゆえの冷酷さなのではないかと。自分の中の無駄を削ぎ落していった結果のクールさだというのが、サクヤに抱いた印象ですね。

ーー「一番星とサクヤは対になるキャラクター」とのことですが、お互いのキャラクターに対する印象もお聞きしたいです。

佐藤:サクヤは本当に静かで何を考えているか分からない不気味な人だな……という印象が強かったのですが、会話を重ねていくうちに彼は彼なりの信念を持っていると分かりました。一番星の役づくりを通して、どんどんサクヤに対する好奇心が芽生えて、この人を知りたいなと思うようになりました。

また、史実の近藤勇さんと土方歳三さんは上司と部下のような関係性だったと思うのですが、本作の一番星とサクヤは対等であると感じています。この違いは面白いなと思いますね。

土岐:一番星くんはやっぱり“熱さ”が魅力的なキャラクターなのですが、それがすごく元くんと噛み合っていたんですよ。元くん自身がすごく志を高く持っている、熱い魂を持っている人柄なので、キャラクターの在り方と元くんの在り方がリンクする部分はたくさんあったんじゃないかなと。それは元くんだけでなく、本作に出演するキャストのみなさんもそうであったと思いますね。

それぞれ異なるキャラクターへのアプローチ

ーーオリジナルキャラクターでありながら歴史上の人物の替え玉でもあるという設定ですが、どのように役づくりをしたのでしょう。

佐藤:史実に基づく出来事を調べたり、実際に近藤勇さんのお墓参りをしたりしました。これだけ歴史に名前を残した大偉人のお墓が街角にポツンとあるのを見て衝撃を受けました。でも「人に歴史あり」という言葉があるように、必死になって戦い抜いた事実は変わりません。自分の信念を貫き通したとにかく熱く馬力のある近藤勇像をみなさんにお見せしたいと考え、役づくりをしました。

土岐:僕が演じるサクヤは土方歳三の替え玉ですが、オリジナルの要素が入っていることで、若々しさや未熟さなど、今までにない土方歳三像を表現できるのではないかと思いました。ただ史実に基づいた土方歳三ではないからこそ、役を落とし込むことが感覚的にできたなと感じています。

ーー「原作あり」や「完全オリジナル」の作品と異なり、「史実×オリジナル」という作品はあまり類を見ないように感じます。役づくりをする上で、これまでとの違いは何かありましたか?

佐藤:いつも通りに役づくりをしていました。僕は役づくりをする上で、キャラクターの行動と自分をリンクさせるようにしているんですよ。例えばキャラクターが食べているものを実際に作って食べたり、スポーツをしているキャラクターなら同じスポーツを体験してみたり。

一番星に関しては、近藤勇さんのお墓に行ったのもそうですが、小さい片手用の木刀を買って毎日素振りをしていました。ちゃんと近藤勇になりきれるように、キャラクターと同じ行動をしてみて「佐藤元はこう感じるけど、演じるキャラクターはどう感じているのだろうか」と差分を考えます。そのやり方は今回も変わっていません。

土岐:みんな元くんと同じなんじゃないかな。もちろんオリジナルストーリーである以上、先が見えないので、都度感情をどう作っていくかは考えて演じていたと思うんですけど……でもそれ以外は今までと大きな違いはないと感じています。

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