夏アニメ『メイドインアビス 烈日の黄金郷』先行上映レポート|「みなさんの素直な感想を楽しみにしています」
2022年7月7日(木)より放送開始となったTVアニメ『メイドインアビス 烈日の黄金郷』(第2期)。本作の放送に先駆け、2022年7月3日(日)、EJアニメシアター新宿にて先行上映イベント、およびキャストトークイベントが開催されました。
トークイベントは先行上映会の直後に実施され、メインキャストの富田美憂さん(リコ 役)、井澤詩織さん(ナナチ 役)が登壇。第1話、第2話の内容にも触れつつ、アフレコ時のエピソードや注目のシーンなど、この先の展開が気になるようなトークを繰り広げました。
本稿では、イベントの模様をレポートと写真にてお届けします。
第2期もOPから一瞬も見逃せない!!
イベントは第1話と第2話の先行上映からスタート。第1話は、思わず「おぉ」と唸らされる場面から幕を開けます。原作を知っている方にとっては、ちょっとしたサプライズになっているので、ぜひ放送開始をお楽しみに。
なお、第2話まで上映されたのは、スタッフ曰く、特殊な構成となっている第1話だけでは映像付きのOPを見てもらえないから、という理由からだそう。
OPは、安月名莉子さんが担当した楽曲「かたち」の壮大な歌声にあわせて、現在のリコたち3人と、過去の時間軸でのメインキャラクターである「ガンジャ隊」の冒険が混じり合うように交互に差し込まれる内容。先の展開を暗示するカットも多く、特に寺崎裕香さん演じる新キャラのヴエコ(ヴエロエルコ)はリコたちと同格に扱われていたのが印象的。第2期でどのように原作の物語が描かれるのかのヒントが散りばめられているので、一瞬たりとも見逃せません。
第1話と第2話の上映後、会場に駆けつけた大勢のファンに拍手で迎えられ、富田さんと井澤さんが登壇。笑顔で手を振りかえす富田さんの手に握られていたのは、なんと「烈日の黄金郷」の(ある意味で)マスコットキャラクター的な存在である「マアアさん」のぬいぐるみ。
こちら商品化が決まったそうで、腕の一部などは変色している“精算済み”仕様。チャームポイントである“汚いケツ”まで可愛らしく再現されているとのことなので、ファンの方は見逃せません。
登壇後の挨拶を終え、トークパートがスタート。TVシリーズとしては2017年の第1期から5年ぶり、2020年の劇場アニメ「深き魂の黎明」からは2年ぶりとなる第2期「烈日の黄金郷」。第1期について、当時まだ10代だった富田さんはその頃を懐かしみつつ、月日が経っても作品を愛してくれているファンに感謝の気持ちを述べていきます。
第2期について語られたのは、アフレコ時のエピソードや作品の注目ポイントなど。曰く、『メイドインアビス』は業界内でもファンが多く、声優仲間からの反響も多かったのだとか。第1期から比べてレギュラーキャストも増えており、現場も賑やかになり気持ちよく収録に挑めていると語ります。
注目のポイントについて、第1話の冒頭での音楽がとても印象的だと井澤さん。第2期でも音楽面の並々ならぬこだわりは健在。冒頭にて、ケビン・ペンキン(Kevin Penkin)さんが作り出した壮大な音楽でアビスの大穴が映し出される場面は圧巻で、世界観に文字通り飲み込まれるような衝撃を受けること間違いなし。
ちなみに、SE(効果音)も妥協せずリアルな音にこだわっているらしく、その言葉どおり深層6層に降りる場面でのリコの“とあるシーン”の表現もばっちりでした。