合格者は8名! 審査を勝ち進んできた12名が声優&アーティストデビューをかけて挑む! 声優ガールズユニットオーディション企画「SUN AUDITION」最終審査をレポート
合格者は「81プロデュース」への所属と「ユニバーサル ミュージック」からのアーティストデビューが約束される、声優ガールズユニット発掘プロジェクト「SUN AUDITION」。
その最終審査が、6月某日、都内某所にて実施されました。2022年1月から書類・実技審査を重ね、応募総数3,347名の中から最終審査に進んだのは12名。
声優&アーティストデビューをつかみ取るために最終審査へ挑む12名の姿は、見ている側も熱い想いが込み上げくるほどの熱量でした。
本稿では、そんな「SUN AUDITION」最終審査の模様をレポートとしてお届けします! これからの声優業界を盛り上げていくスター誕生の瞬間をぜひお見逃しなく!
声優&アーティストデビューをかけた最終審査!
書類と映像による1次審査、実技の2次審査を踏まえ、2022年4月10日には池袋のサンシャインシティ噴水広場にてファイナリスト20名のお披露目イベントが行われました。そこから3次審査で12名に絞られ、今回の最終審査となります。
合格者は「81プロデュース」への所属と「ユニバーサル ミュージック」からのアーティストデビューが約束されるというビッグオーディション。
最終審査には、審査委員長の南沢道義さん(株式会社81プロデュース代表取締役社長)、特別審査員の高野之夫さん(豊島区長)、ダンスの審査員を務めるkojiさんとsaecan.さん、そして演技の審査員を務める声優の中尾隆聖さんと水島裕さんがいらっしゃいました。
緊張感に包まれる中、「SUN AUDITION」のスペシャルサポーターを務める神尾晋一郎さん、本泉莉奈さん、稗田寧々さんによる司会進行で最終審査がスタートします。
声優&アーティストデビューをかけた最終審査に挑むのは、池田百々香さん、大橋海咲さん、小川華果さん、川口結衣さん、工藤磨綾さん、鈴木日菜さん、園田れいさん、田中陽乃さん、西尾桃子さん、浜崎七海さん、日向渚さん、三波春香さんの12名です。この中から8月にデビューするメンバーが決まります。
素敵な衣装に身を包み、ステージに立った12名は、眩しい笑顔を見せながらも少し緊張している様子。最初の審査は、ダンス・歌唱審査です。番組テーマソング「Catch the SUN」を12名全員で披露します。
表情に変化をつけたり、抑揚のある振り付けに自分なりの表現を見せたりとそれぞれがまっすぐにアピールしていたのが印象的でした。この楽曲は4月10日のお披露目イベントでも披露されましたが、その日よりも一段とレベルアップしていたように感じます。
続いては、課題曲「We Don’t Stop!」を2グループに分けて披露するダンス審査です。1番目は大橋さん、小川さん、鈴木さん、西尾さん、浜崎さん、日向さんによるグループがダンスを披露します。先ほどよりも少し緊張が解けたのか、リズムに乗りながら楽しそうに踊っていました。
次は池田さん、川口さん、工藤さん、園田さん、田中さん、三波さんによるグループの番です。ダンスのレッスンで指導をしてきたkojiさんとsaecan.さんが目を光らす中、メンバー同士でアイコンタクトをしながら笑顔で楽しく踊ります。
12名の中にはダンス初心者の方もいますが、まるで初心者がいるとは思えないほど抜群のフォーメーションで振り付けを自分のものにしていました。
各々が想いをぶつける演技審査
4月からダンスや演技レッスンを重ねてきた彼女たち。演技に関しては81プロデュース所属の声優、中尾さんと水島さんから指導を受けています。81プロデュース養成所「81ACTOR'S STUDIO」出身の本泉さんと稗田さんも、声優の中尾さんと水島さんから指導を受けています。
81ACTOR'S STUDIO出身の本泉さんと稗田さんも発表会に向けて朗読の練習をしたり、外部アニメの吹き替えの指導を受けたりしたと当時の思い出を振り返ります。
そして最終審査は、個人と掛け合いの演技審査へ。最初に、30秒のフリートークとセリフ&ナレーションを1人ずつ舞台上で披露していきます。フリートークのテーマは“SUN AUDITIONで掴んだもの”です。
「喋るとギャップがあると言われる“もも”です」と自己紹介をした池田百々香さん。このオーディションを通して、演技や歌、ダンスのことを考えるのがすごく楽しくなった、前よりも柔軟に考えられるようになったとフリートークで語り、その想いをセリフに込めます。
「私が掴んだものは自分と向き合う力です」と話すのは大橋海咲さん。何度もくじけそうになったけれども、“絶対に諦められない気持ち”を持ってここまで来たと話します。自分の弱い部分と向き合える人は強くなると言いますが、まさにその通りで堂々とした演技を披露しました。
「自分を好きになるきっかけを掴みました」と、このオーディションでいろいろな経験ができて楽しいと話す小川華果さん。優しくも芯のある声質がとても特徴的で、演技が楽しくて仕方がない様子がセリフからも読み取れます。
「臆せず挑戦する気持ちを掴みました」と笑顔で話す川口結衣さんは、今の最高の姿を見せられるように努力してきたとのこと。前へと進み続けたい気持ちを強く持ちながら、ナチュラルな演技で魅せました。
「自信のつけ方を掴みました」と少し緊張しながら話し始める工藤磨綾さんは、“今の私”を見ていてくださいとアピールし、セリフとナレーションを披露。レッスンで積み重ねてきたものを全てぶつけるように表現します。
「私が掴んだのは、自分らしさです」と語る鈴木日菜さんは、このオーディションで自分を知ることができたそうです。とても明るい笑顔が印象的な彼女は、その明るさを演技でも生かしてセリフを披露します。
「オーディションを受けている間、ずっと苦しかったです」とやるせない思いを抱きながらも、すごく楽しかったと話す園田れいさん。「ありがとうございました!」と大声で感謝の気持ちを伝えた彼女のエネルギーが、演技からも感じられるようでした。
「伝えることの大切さ、人と協力をして何かをやり遂げる素晴らしさを学びました」と話す田中陽乃さん。“私にしかない唯一無二の声”とアピールしたように、高めのキュートな声がとても特徴的です。
「表現することの大切さや難しさを学び、成長できました!」と身振り手振りで自分の気持ちを表現するのは西尾桃子さん。演技の経験がないとは思えないほどのセリフ読み、ナレーションにびっくりさせられます。
「笑顔で楽しむ表現の仕方を掴みました」と話す浜崎七海さんは、もともと人前で表現することに苦手意識を持っていたとのこと。けれども、セリフ&ナレーションでは、その苦手意識を感じさせないほどの表現力でした。
「頼り合えるようになって大きい壁も乗り越えていけました」と感謝を忘れずに進んでいきたいと話すのは日向渚さん。“世界中の人の心を照らす“日向(ひなた)”になってみせます”とアピールしたように、明るさ全開でセリフ&ナレーションを披露します。
「未来への自分への自信」をこのオーディションで掴んだと話す三波春香さん。これまでたくさん練習し努力してきたことを全てぶつけるように、堂々とした演技を披露しました。
個人の演技審査が終わった後、3人1組で掛け合いをするグループ審査へと移ります。掛け合いによる演技では、先ほどの個人演技とはまた違った雰囲気で、それぞれの声質や表現の仕方がより濃く伝わってくるようでした。