声優アーティスト・花澤香菜さん NEWシングル「駆け引きはポーカーフェイス」リリース記念インタビュー|『それでも歩は寄せてくる』イベント時に後輩キャスト陣より衝撃の事実が告げられる!?
『それでも歩は寄せてくる』の魅力 キャストとの面白エピソードとは?
――先程原作が良いとおっしゃっていましたが、どこにキュンと来ましたか?
花澤:イチャイチャしたものは、いくらでも摂取できますよね! 「お肌がつやつやしてくるわ!」って思いました。
歩くんって、私の好きなタイプの男の子なんですよ。真顔でストレートに好きを表現してくる感じで。「好き」とは言わずに、あらゆる言葉を使って言ってくるじゃないですか。ああいう真顔で攻めてくる感じが、とても良い!と思いましたし、「かわいい」とか普通に言うんだ!って驚きました(笑)。
――下心がないわけではないけれど、ただただ思ったことが言葉に出てしまっている感じがいいんですよね。
花澤:そうそう! どこか現代っぽくないし、武士みたいな感じ(笑)。将棋で勝つまで告白しないって自分で決めて、そこにがんじがらめになっているところとかも。早く告白しちゃえばいいのに!って思います。いつまで歩くんは弱いんだろう……。
――たぶん、うるしが強過ぎるんでしょう。
花澤:うるしちゃんって絶対にちょろいから、歩くんは、ほかの男子を近づけたくないんでしょうね。
――将棋部に人が増えるのも嫌がっていましたしね(第1話)。
花澤:なのでマキちゃん的には、あの2人がうまくいってほしいと思いながら、ちょっかいを出しています。
――他にも、御影桜子(CV.羊宮妃那)と角竜タケル(CV.郷田 翼)の組み合わせもキュンキュンしますよね。
花澤:そう! いろんな角度からキュンキュンが来るんですよ。
――花澤さんが演じるマキはどんな子で、どのようなことを大事にして演じていますか?
花澤:とにかくうるしちゃんのことが大好きだっていうのは意識しながら演じています。絶対に出てくるときに、「う~るし」って言いながら出てくるんですよ(笑)。この教室に来た目的はうるしちゃんである!という感じなので、幸せになってほしい相手なんですよね。
ただ、あまりわかりやすく誘導はしないというか。ニヤニヤしながらもそっと背中を押している感じがします。ちょっとお姉さん的なところがあるのかなと思っています。
――今回のキャストを見ると、若手が多いので、花澤さんは実際にお姉さんというか先輩というか。
花澤:そうなんですよ! 阿座上洋平くんと歳が近いくらいで、あとはみんな20代前半とかなので、これまでなかなかお会いしてこなかった共演者の皆さんなんです。
今は分散収録になっているので、アフレコスタジオに待合室みたいなところがあるんですが、私が最初に着いて、机で待っていたんです。その後、続々と後輩の子たちが来るんですが、私の机を避けて座っていくから「こういう時代になったのか」と思いました(笑)。
――確かに、なかなか同じ机には座れないかもしれません。
花澤:だから遠くから話しかける、みたいなことをしていました(笑)。それで徐々に仲良くなったなぁと思います。
この間、第1話の上映会があったんですが、コロナ禍によって、人前に出てお話する経験が少なくなったこともあり、みんな緊張していたんです。初めて出る子もいましたし。
だから場を和ませようと思って、「みんなでアフレコが終わったあとに会う機会とかあったの?」ってふわ~っと聞いたら、みんなモゴモゴし始めたんです。何だ?何だ?と思ったら、「実は花澤さんの入っていないLINEグループがあって」と言われて(笑)。
――あはははは。
花澤:「おまえらー!! 入れろ! 私を!!!」って(笑)。もう、すっごく気を使われていたんだなぁって思いました(笑)。
町田市で将棋とこの作品の展示イベントがあったらしく、私以外のメンバー全員で行っていたみたいなんですよ。そんなことがあったんです~、モゴモゴみたいな(笑)。私、思わず席を立ち上がりましたからね。
――めちゃめちゃ面白いエピソードですね。でも花澤さんは、若手の憧れの存在なわけですから、LINEグループに誘えない気持ちは分からないでもないです(笑)。
花澤:後でちゃんと入れてもらいましたけどね。でも確かに、私も先輩にLINEを聞くとき、ためらいました。
あの先行上映会のおかげで、みんなとの仲も深まったと思います(笑)。羊宮ちゃんも、私と目を合わせると泣き始めちゃうんですよ。私と同じ舞台に立って喋っていることが嬉しかったかららしいんですが、私はヴォルデモートみたいに、見ちゃいけない人になっちゃったのかな?って思いました(笑)。でも、本当に面白かったなぁ。
――ちなみに今回のCDジャケットは、花澤さんが将棋の駒に囲まれていますね。
花澤:これ、糸で吊るしているんですよ。すごくうまくできていますよね。ただ、駒が大きすぎて、本当の将棋の持ち方はできなかったんです。これは、あれですね……寿司の出し方ですね(笑)。
いろいろな扉を開けている感じが、今の自分に重なる
――カップリングの「運命の扉」は、わりとタイトル曲とタイプが似ている曲なのかなと思いました。
花澤:この曲は中国のアニメの主題歌になっているので、アニメのOPテーマ感があるんですよね。これも中国語で歌ったバージョンがあります。
歌詞は恋愛的な要素もありつつ、ポニーキャニオンに移籍して、ライブをひとつ終えて、いろんな扉が開けている感じがしている私の今の気持ちに、めちゃめちゃぴったりなものになっています。
自分のやりたいことがちゃんとあるし、今、たくさん曲を作っていて、これから何をやろうかって考えるのが、すごく楽しいタイミングなので、今歌ったら、またさらにハマる曲になるんだろうなと思います。
――今の自分に重なる歌詞だったんですね。
花澤:そうなんです。〈また恋に落ちたみたい?!〉という歌詞のように、嬉しい出会いがいっぱいあって、いろんなところでいろんな面白い人に出会えて、面白い仕事がたくさんできているんです。それを楽しめている私もいるし、音楽活動における幅も広がっていると思っているので、めっちゃポジティブなんです。
――その気持ちが歌に乗せられているわけですね。この曲の聴きどころは?
花澤:やっぱり北川さん節ですね! これを欲している人はいると思うので、乙女な気持ちになれると思います。「駆け引きはポーカーフェイス」は相手の気持ちを伺いつつ、ドキドキしながら一歩踏み出すみたいな感じですが、この曲は走り回りながら、いろんな扉を開けてみるような、突っ走っているイメージがあるので、一緒に突っ走ってほしいなと思います。
――ここまでキャリアもしっかり重ねてきた上で、まだまだ新しい扉があって、それを楽しめているのは、すごく素晴らしいことです。最後に、この夏はどんな夏にしたいですか?
花澤:まず7月30日(土)に『HANAZAWA KANA Live 2022 “blossom”』の神戸公演があるので楽しみです。きっと新たなパン屋も開拓できるでしょう。
あとは、「花澤香菜のひとりでできるかな」というラジオで、毎年水着回という、水着でラジオをやる回があるんですよ(笑)。映像には残さずに、ただリスナーが私が水着だということを想像して聞くっていう。
今年の4月から明治さんがスポンサーに付いてくださり、ラジオが地上波になったので、今年はやっていいものかと思ったんですが、明治さんからはOKと言われたので、そろそろカラダを絞っていかないとなって思っています(笑)。
[文&写真・塚越淳一]
「駆け引きはポーカーフェイス」CD情報
品番:PCCG-2162
発売日:2022年7月20日(水)
初回限定版:2,200円(税込)
通常盤:1,400円(税込)
収録内容
【CD】
01.駆け引きはポーカーフェイス
作詞:宮川弾 作曲・編曲:KOH
02.運命の扉
作詞:北川勝利・藤村鼓乃美 作曲・編曲:北川勝利
03.駆け引きはポーカーフェイス(TV size ver.)
04.駆け引きはポーカーフェイス(Instrumental)
05.運命の扉(Instrumental)
Blu-ray
・「駆け引きはポーカーフェイス」MV
・「駆け引きはポーカーフェイス」MVメイキング
アニメイト特典
■L判ブロマイド
共通特典(初回製造分のみ)
■『HANAZAWA KANA Live 2022 “Pokerface”』チケット優先販売申込券
『HANAZAWA KANA Live 2022 “Pokerface”』公演概要
日時:2022年9月10日(土)開場17:00/開演18:00
会場:なかのZERO 大ホール(東京都中野区中野2-9-7)
チケット:
①全席指定(グッズ付)¥9,200(税込)
②全席指定(通常)¥7,700(税込)
*未就学児童入場不可
*営利目的の転売禁止
*開場・開演時間は変更となる場合がございます。
参加方法
2022年7月20日発売の花澤香菜「駆け引きはポーカーフェイス」初回製造分に、チケット優先販売申込券が封入されます。申込券記載の注意事項等をご確認・ご了承の上、記載のシリアルナンバーを使い、受付期間内に専用の受付URLにてお申込みください。