夏アニメ『リコリス・リコイル』第5話放送後インタビュー:河瀬茉希さん(春川フキ役)|第3話での千束との言い合いでは、私もオラオラせねば!と思いました。【連載 第5回】
監督・足立慎吾さん(代表作『ソードアート・オンライン』)×ストーリー原案・アサウラさん(代表作『ベン・トー』)×キャラクターデザイン・いみぎむるさん(代表作『この美術部には問題がある!』)×制作・A-1 Pictures(代表作『かぐや様は告らせたい』)という魅力あふれる布陣が贈るオリジナルTVアニメーション『リコリス・リコイル』。
東京の下町にある和カフェ「リコリコ」で働く……だけではなく、秘密組織「DA(ディーエー)」のエージェントでもある少女たちの活躍を描いた作品となっています。
アニメイトタイムズでは、本作の毎話放送後に声優陣のメールインタビュー連載を掲載中! 第5回目に登場するのは、春川フキ役・河瀬茉希さん。千束とのやり取りを見ていると、かなり仲が良いことが感じ取れるのですが……。どんなことを思ってフキを演じていたのでしょう。
『リコリコ』でフキを演じた日になってしまった、フキならではの癖とは?
――台本を読んだときの印象を教えてください。
河瀬茉希さん(以下、河瀬):オーディションでは別の役を受けていたので「フキはどんなキャラクターかなぁ」と台本を開いたら、安全な国!のナレーションから、仲間を人質に取られ、他の仲間は命令無視をするし、フキはパンチをするしで「な、何が始まったんだ…!?」と圧倒されました。
オリジナルアニメということで、どんな作品になっていくのか、毎週楽しみでした。
――実際にアニメを見ての感想をお願いします。どんなところに一番惹かれましたか?
河瀬:どこが一番かは決められないのですが、登場人物たちのデザインや性格の濃さ。戦闘シーンの映像へのこだわり。そして千束(安済知佳さん)のナチュラルで常に楽しんでるお芝居、たきな(若山詩音さん)のキリッと真っすぐ前に響く声に惹かれました。
DAのメンバーひとりひとりも、かわいらしく魅力的です!
――フキの魅力は、どんなところだと思いますか?
河瀬:苦労人なところ…ですかね…。歴代の同室みんな濃いので…(笑)。
彼女は上からの命令に従いながら仲間たちをリードしているので、ファーストリコリスとして現場での責任も重いのかなと。
第3話だけでも、フキが千束、たきな、サクラの3人の性格や能力を把握しているのがわかるので、共に戦うリコリスのことを常に理解しようとしてきたのではないかなと思っています。
だから尊敬できるところばかりです。
そして、口が悪いシーンはめちゃくちゃ楽しいです。
――役作りで印象的なことを教えてください。何か監督から言われたことはありますか?
河瀬:初回の収録の際、始まる前に監督から「スタッフの中で、フキめちゃくちゃ人気です」と教えていただいたのもあって、テストからとんでもなく緊張したのを覚えています。
オリジナル作品ということもあり、フキの魅力をどうやったら声に乗せられるかなと考えましたし、とりあえずMAXでやってみたいことを出してみる!と、私自身も楽しみながらキリッとしたり、オラオラしたり演じていました。
あと、リコリコの収録をした日は巻き舌になる癖がありました。