夏アニメ『ダンまちⅣ 新章 迷宮篇』ヴェルフ役:細谷佳正さんインタビュー|細谷さんから見た、ヴェルフというキャラクターとは?【連載 第7回】
シリーズ累計発行部数が1200万部を突破した、大人気小説『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』(原作:大森藤ノ イラスト:ヤスダスズヒト GA文庫/SBクリエイティブ刊/通称ダンまち)。
最新TVアニメ『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅣ 新章 迷宮篇』が、2022年7月21日(木)より放送・配信スタートとなりました。
第4期の放送に合わせ、アニメイトタイムズでは、出演声優陣にメールインタビューを実施! キャラクターを演じるうえで大切にしていることや、印象的なシーン、物語の見どころなどを伺いました。
第7回目はヴェルフ役:細谷佳正さんが登場。脚本を読んだ際の作品への印象や、ヴェルフというキャラクターに対して感じたことなどを語っていただきました。
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主人公・ベルの印象や、変化を感じる部分とは?
――長く愛されている『ダンまち』シリーズ。第4期に出演されてみて、改めて本作のどのようなところに魅力を感じましたか? また、何が視聴者の心を掴むのだと思いますか?
ヴェルフ役:細谷佳正さん(以下、細谷):作り手側の人間なので視聴者が『ダンまち』シリーズに感じている魅力については僕には計りかねてしまいますが、物語の中での登場人物達の仲がいいと感じましたし、脚本を読んでいて『この物語を描いた人間は優しい人間なんだろうな』と思わせるものを感じました。
――改めて、ご自身の担当するキャラクターをどのような人物として捉えていますか? 長く演じている中で、キャラクターを表現する上でぶらさないようにしている「芯」のようなものがあればお聞かせください。
細谷:ヴェルフのキャラクターは、『苦労』や『我慢』に耐え忍ぶことで何かが報われたり、『一番欲しいものは手に入らなかったけれど、それでもよかった』というような、根性論的な要素を視聴者に対して伝える目的があるのだろうなと感じます。『頑張る』というイメージを象徴する様に描かれているキャラクターだと感じました。
――第7話では、ベルにゴライアスのマフラーを渡し、「意地と仲間を秤にかける」のをやめた、彼の決意が再び描かれました。第4期のこれまでの物語を振り返り、個人的に印象に残っているシーンやお気に入りのシーンはありますか?
細谷:『ベルが無茶をしそうっていうのは俺も同意見だ』とヴェルフが言うシーン。
――細谷さんから見て、本作の主人公・ベルは、第1期から第3期までの物語を通してどのような部分が一番成長していると感じますか?
細谷:松岡禎丞さんが毎回、『全力』でアフレコをされている印象があります。松岡禎丞さんが重ねるキャリアは年を追うごとに増えていき、初回とは全く違う『何か』がベルには漂っていると思うし、それを感じられる人もいると思います。そういう部分が変化していっているのではないかと思います。