音楽
halca『Engage Kiss』『邪神ちゃん』8thシングルロングインタビュー

halca『Engage Kiss』『邪神ちゃん』の主題歌をタイトルにした初の両A面シングル『誰彼スクランブル / あれこれドラスティック feat. 鈴木愛奈』インタビュー|「いろいろな人の愛と優しさが詰まった、激しく、とんでもないシングルです!」

デビュー4周年を迎えたシンガー・halcaさんが、初の両A面シングルとなる『誰彼スクランブル / あれこれドラスティック feat. 鈴木愛奈』をリリースします。

本作には現在放送中のTVアニメ『Engage Kiss』オープニングテーマ「誰彼スクランブル」と、TVアニメ『邪神ちゃんドロップキックX』オープニングテーマ「あれこれドラスティック feat. 鈴木愛奈」のほか、halcaさん自身が作詞を手掛けた爽やかな「reprise」、新進気鋭のサウンドプロデューサーSnail's House氏による「誰彼スクランブル」のリミックスや、キノシタ氏による「時としてバイオレンス」のリミックスがパッケージされています。

表題曲を手掛けた田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)さんをはじめ、さまざまな人が本作に携わったことにより「にぎやかなシングルになりました!」とhalcaさん。シングルに込めた思いや、これまで、これからのことについても教えていただきました。歌のことについて話すhalcaさんはとにかく楽しそう。インタビュー中のとびきりチャーミングな笑顔、そして力強い言葉が印象的でした。

関連記事
Engage Kiss
「ベイロンシティ」――どこの国にも属さない、太平洋に浮かぶメガフロート型の都市。新エネルギー資源「オルゴニウム」を採掘し、世界でもっとも注目されるこの都市では、「D災害」と呼ばれる、「悪魔」の引き起こす特殊な事件が多発していた。一部の人間にのみその存在を知られるD災害。対処を行うのは、「PMC(民間軍事会社)」。ベイロンシティで暮らす青年・シュウはそのひとつを運営しているが、会社の規模は零細。おまけに仕事も選ぶので、資金繰りは常に苦しい。そんな彼の生活を公私に渡り献身的に支えているのは、ベイロンシティの学校に通う美少女高校生・キサラ。そしてもうひとり、シュウがかつて所属していた大手PMCの社員で、元恋人であるアヤノも、何かと彼を気にかける。キサラにとってはおもしろくない。キサラのシュウに対する、強い執着。その根幹にあるのは二人の「契約」。彼女の正体は悪魔なのだ。キサラはシュウの生活を支え、契約に基づき悪魔退治にも協力する。その代償は甘く危険な「キス」。愛と契約、二人の危うい絆。その運命は、どこへ向かう――。『冴えない彼女の育てかた』の丸戸史明×『デート・ア・ライブ』のつなこ×『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋...
関連記事
邪神ちゃんドロップキックX
魔界の悪魔、通称「邪神ちゃん」は、ある日突然人間界に召喚されてしまう。彼女を召喚したのは、神保町のボロアパートで暮らすちょっとブラックな心を持つ女子大生「花園ゆりね」。「邪神ちゃん」を召還したものの彼女?を魔界に帰す方法がわからない。仕方なく一緒に暮らし始めた邪神ちゃんと「ゆりね」だが、「邪神ちゃん」曰く、「召喚者が死ねば魔界に帰れる」。そこで邪神ちゃんがとった行動とは……!? 作品名邪神ちゃんドロップキックX放送形態TVアニメシリーズ邪神ちゃんドロップキックスケジュール2022年7月5日(火)〜2022年9月20日(火)テレビ東京ほか話数全12話キャスト邪神ちゃん:鈴木愛奈花園ゆりね:大森日雅メデューサ:久保田未夢ミノス:小見川千明ぺこら:小坂井祐莉絵ぽぽろん:佐々木李子ペルセポネ2世:飯田里穂橘芽依:原奈津子遊佐:荒浪和沙氷ちゃん:寺田御子ぴの:山田麻莉奈キョンキョン:山下七海ランラン:田中美海エキュート:朝ノ瑠璃アトレ:長谷川玲奈ベート:M・A・O悪魔A:遊佐浩二スタッフ原作:ユキヲ(「COMICメテオ」連載/フレックスコミックス刊)製作総指揮:夏目公一朗監督:佐藤光、山田卓シリーズ構成:筆安一幸脚本:筆安一幸、村上桃子キャラクタ...

ごっこ遊びをするように、楽しく

――5月30日にデビュー4周年を迎えたhalcaさん。まずはその心境をおうかがいできればと思います。

halca: 昨年、3周年を迎えたときも信じられなくて。今、5年目を走っているのが不思議な感覚です。デビューするまでに4、5年くらい掛かっていたので、もう少しお仕事を続けたら、オーディションを受けた後の育成期間を越えるんだなぁと思うと、なんだか感慨深いですね。毎日がはじめてのことばかりで、当時と比べるとすごく速いスピードで過ぎています。次は5周年。それを目指せることが嬉しいです。

――それだけ充実した日々を過ごされてきたということですね。アニメイトタイムズではインタビューさせていただくことが初めてなので、ほかにもいろいろとおうかがいできればと思うのですが……。

halca:はい、ぜひ!

――ありがとうございます! これまでに、テレビアニメ『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』や、テレビアニメ『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』など、数々の作品の主題歌を手がけられています。halcaさんがアニメタイアップ曲を作る際に特に大切にされているポイントはなんでしょうか?

halca:まずは自分がその曲に入り込むところを意識しています。自分が曲の登場人物のひとりになりながらも、作品の主人公やメインヒロインになりきって歌っているところも。私、小さいころからごっこ遊びが好きだったんです。セーラームーンごっことか(笑)。

――うんうん(笑)。やりますよね!

halca:その延長線のような感じといいますか。大人になると、一緒にアスレチックで遊んでくれる子はなかなかいないですけど(笑)、小さいころに思い切り心の底から楽しんでいたことを今もやり続けている感じですね。楽しくごっこ遊びするためには、原作をチェックしたり、その前のシーズンのアニメを見たりしないといけないと思うので、それを絶対にやると決めています。

――確かに、ごっこ遊びって実はめちゃくちゃチェックしてないとできないものですよね。子どもってあらゆる技の名前やポーズなどを覚えていますし。

halca:そうなんです! あと、歌に関してもう少し話すと、せっかくなら曲の中でアニメのタイトルとかも言いたいなと思う時もあるんです。昔のアニソン風にというか。でもあまり限定しないほうがいいのかなとも思っていて。今はアニメファンの方に曲を聴いてもらえることが多いんですけど、将来の目標としては、自分の曲をきっかけにそのアニメを見てもらえるようになりたいです。アニメにたくさんお世話になっている分、自分が恩返しできたらいいなと思っています。

だから、まだアニメを見ていない人にも「この曲いいな」って思ってもらえるような曲づくりができたらなって。

――間口を広げて曲を作ることで、アニメに誘うというか。

halca:そうですね。最近の作品はよりリアリティのある内容が多いような気がしています。だからキャラクターたちも現実の私たちと同じようなことを考えているように感じていて。キャラクターに寄り添う曲にしていったら、私たちも自然と共感できる曲が生まれる時代なんじゃないかなって思っています。

――そういう意味では、今回幕開けを飾った2つの作品はどう捉えていました?

halca:『Engage Kiss』はラブコメ、『邪神ちゃんドロップキックX』は複雑な友情、それにプラスしてどちらにも悪魔の要素が加わっていて。私たちが目で見たことのないフィクションも入っているんですけど、どっちも楽しめて、私的にはすごくお得感がありました(笑)。自分たちの普段の生活にも置き換えられるようなことがいっぱい起きているのでリアルでも共感できるポイントがあるし、自分の中の妄想も捗るし。

――どちらの作品も楽しめる要素が多いですよね!

halca:そうなんです! だからどちらの曲のタイトルもわちゃわちゃした感じというか。曲を歌わせていただくときも楽しかったです。

立ち向かっていくことが好き!

――今作はhalcaさんにとってはじめての初の両A面シングルですね。

halca:本当にチャレンジでした。アーティスト活動の中で一度できるか、できないかと言われているようなことなので。せっかくなら面白いことしちゃおう!と思っていました。

――田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)さんが作られた「誰彼スクランブル」を聴いたときはどのような印象がありました?

halca:とにかくびっくりしました(笑)。田淵さんが自分の歌声で仮歌を作ってくださったんです。しかも原キーで歌ってらっしゃって。最初は「難しいよ〜」って弱音を吐きながら、何度もリピートして身体に叩き込んでいたんですけど、田淵さんが私用に作ってくださったキーで歌っているということは「私が歌えないわけがない!」と思って。立ち向かうような気持ちで歌いました。田淵さんはきっと今までの私の曲も聴いてくださったと思うんです。だから、それを聴いてのこのハードルなんだなと思うと……「絶対にかっこよく歌い上げて、田淵さんをびっくりさせたい!」って。他の曲にも言えることなのですが、作家さんたちに「halcaに歌ってもらってよかったな」って感じてもらえるようにいつも頑張っているので、田淵さんにも絶対にそう思ってもらおう!って思っていました。

――halcaさんのシンガーとしての使命感も感じますね。

halca:いつも思うんですが、私のところにきてくれた曲を大事にしたいんです。お客さんに素敵だなって思ってもらえることも大事なことだけど、でもお客さんにしっかり届けるためには、産みの親に認めてもらうことも大切だと思っているので。

――さきほどからhalcaさんから出てくる言葉が勇ましいことが印象的で。でもこうやってお話されているときのhalcaさんはすっごくチャーミングで、そのギャップが素敵だなって思いました。きっと、立ち向かうことすら楽しんでいるんだろうなって。

halca:ありがとうございます! このお仕事をされている方はみんなそうだと思うんですけど……私、歌うことが楽しくて楽しくて仕方ないんです。

それと、まさに今おっしゃられていた“立ち向かう”ことが好きで。レコーディングも大好きなんです。ディレクターさんから意見をいただくことが嬉しいんですよね。自分の中にないアイデアを吸収できると思ったら、すごくいいチャンスだなって。逆に「いいですね!」って言われ過ぎると不安になってしまって(笑)。ディレクターさん、スタッフさんたちにはどしどし意見を言ってもらいたいです!

おすすめタグ
あわせて読みたい

halcaの関連画像集

関連商品

おすすめ特集

今期アニメ曜日別一覧
2025年冬アニメ一覧 1月放送開始
2024年秋アニメ一覧 10月放送開始
2025年春アニメ一覧 4月放送開始
2024年夏アニメ一覧 7月放送開始
2024秋アニメ何観る
2024秋アニメ最速放送日
2024秋アニメも声優で観る!
アニメ化決定一覧
声優さんお誕生日記念みんなの考える代表作を紹介!
平成アニメランキング