2022年9月上旬の総括(ある日)|青山吉能『みずいろPlace』#55
皆さんこんにちは、元気ですか?
わたしは元気です。
青山吉能です。
ここ数年、わたしの寝起きは毎日最悪です。日々のできごとを少しずつ無限の棚に仕舞い込んでいるわたしですが、寝起きが良かった日がなかったことだけは、自信を持って思い出せます。
とにかく眠たい。どれだけ早く寝ても、寝具を変えても、ブルーライトカットメガネをかけても、起きてすぐ太陽の光を浴びても、眠い。眠さに勝る感情がまるで湧き出てこない。
本来なら木漏れ日の差す窓辺で、小鳥さんのさえずりを聞きながら目を覚ましたい。しかし現実はどこか忙しない曇り空の東京なのです。
せめて早く眠りについた時くらいは、たくさん寝た満足感くらい欲しいものです。cry.
しかしそんな生活の中でひとつ気がついたことがあります。空腹のまま寝ると何故か平素よりすっと起きられる気が、気がするということです。きっと生命の危機を感じて本能のまま目が覚めているのだと思うけれど、これは朝ご飯へのモチベも上がってとても良いですね。
問題は夜の空腹に耐えられるか否かですが・・・。脱ウーバーイーツを掲げて出前館ばかり使っているそこの君〜!本末転倒って知ってる〜〜!?
そんな寝起きを過ごした後...
そんな朝を過ごしたら、おおよそ仕事にゆきます。まあ毎日毎朝仕事があるわけではないので(正直者発言)、仕事がない日は16時くらいまで百度寝をします。
わたしにとって、寝ぼけた頭を切り替えられるスイッチというものは、案外メイクにあったりします。
鏡前に行くまでは、毎日眠すぎて「今日こそすっぴんでいってやる」という謎の気合いと安堵で二度寝してしまいがちですが、「まあ眉毛くらい描いてやるか…」というウエメセよぴぴさえ生まれてくれれば、あとはこっちのものです。眉毛を描いたらなんだかまつ毛もあげたくなるし、まつ毛だけあげたら目元全体が物足りなく感じて結局フルでアイメイクをすることになるからです。
そうして徐々に青山吉能(せいゆうのすがた)を作り上げてゆくことで、自然と眠気は吹き飛んでゆきます。
最近はもっぱらマスクなので小鼻にぺろぺろっとコンシーラー塗って赤みを消したら顔作り作業はおしまいです。
そしたら、母と姉とお揃いで買ったGUERLAIN(難読英語)の香水をふわっとつけて出発します。なんとなく、遠方の母と同じ気持ちになれる朝のこの行為がわたしはたまらなく好きです。
ゲランの香水はビジュアルもとってもかわいいのでおすすめですよ!お値段はなかなかしますが、家族とお揃いというアドバンテージの前ではもはや無料。それに価値をつけるなんて野暮ですわ。
そういえば、幼い頃私の指がまだ届かない位置に、ひときわ輝く宝石みたいものがあったなあと思い出します。幼いながらに、「うえのほうにおいてあるやつはきっとおとなのやつなんだ!」という意識はあり、漠然とした大人への憧れから、どうにかして触れられないか、わたしの背からはとても見えやしないところにあるそれに向かって、よじのぼっては怒られてしまうところに足を踏み入れ、お行儀が悪いと自覚がありながらもこっそり、ぎゅっと爪先を硬らせ・・・、一瞬だけ、触れることができた。
それがGUERLAINだったことを知るのは、もっとずっと後になってから。
そのときの感覚は、時々ぶわっとわたしに駆け抜けます。記憶という風がわたしを追い抜いていくような、そんな感じ。